Web Syllabus(講義概要)
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看護マネジメント論
英 文 名:Nursing Management
科 目 概 要:看護学3群科目、4年前期 [木曜日3・4時限]、必修科目、講義、1単位
担 当 者:(◎は科目責任者) ◎小玉 淑巨※別府 千恵※(兼任)谷口 陽子※(兼任)荒井 有美※(兼任)
講 義 室:対面授業、N号館 講義室1、N号館 講義室2
そ の 他:科目ナンバリングコード:N301-Ip05
※は実務経験有

授業の目的

質の高い看護実践を継続的に提供するために、ヘルスケア組織を取り巻く情勢と看護を提供する「しくみ」を学び、看護におけるマネジメントについての理解を深める。そして、マネジメントついての組織や個人の課題を見出し、その課題に向けた取り組みについて理解するとともに、看護専門職として自身が担うべき役割について理解する。

教育内容

・看護管理の基礎理論と看護管理の実践を説明する。
・看護ケアのマネジメント、看護サービスのマネジメント、制度の視点から看護実践を捉えることができるように理論と実例から解説する。
・看護における人的資源について実例をもとに解説する。
・看護職のリーダーシップとマネジメント、フォロワーシップを解説する。
・専門職の自律性と内省について解説する。
・リスクマネジメントとセーフティーマネジメントについて実例をもとに解説する。
・医療・看護の質評価について解説する。
・看護部の組織運営について理解する。
・診療報酬のしくみと制度・政策との関連について実例をもとに解説する。
・看護管理における倫理的課題を紹介し、解説する。

教育方法

・パワーポイントと講義資料を使用した授業を行う。
・病院で実際に行っているマネジメント事例を紹介しながら授業を行う。
・授業後の質問に対して、次回の授業時に解説を行う。
・小テストは、締め切り後解答を提示し、レポートについてのコメントはGoogle classroomから全体へフィードバックする。

授業内容

項目内容担当者日時講義室
1看護ケアのマネジメントオリエンテーション
自身のケアのマネジメント体験を想起し、看護ケアのマネジメントとは何かを理解する。
・日々のケアのマネジメント
・多職種連携のマネジメント
・多重課題への対応
小玉 淑巨
4/3(木)③対面授業・N号館 講義室1
2看護サービスのマネジメント看護サービスを円滑に提供するための構造を理解する。
・看護ケア提供システム
・情報マネジメント
小玉 淑巨
4/3(木)④対面授業・N号館 講義室1
3リスクマネジメント病院のリスクマネジメントの実際から、チーム医療に基づく医療事故防止の重要性と対策について理解する。荒井 有美
4/10(木)③対面授業・N号館 講義室2
4看護職のリーダーシップ・フォロワーシップ看護職に必要なリーダーシップ、フォロワーシップを理解する。
・リーダーシップ
・フォロワーシップ
・看護師の自律性と内省
・他者と働くとは
小玉 淑巨
4/10(木)④対面授業・N号館 講義室2
5看護における人的資源活用看護における人材育成の意義について学び、キャリア開発の視点から個人と組織の関係について理解する。谷口 陽子
4/17(木)③対面授業・N号館 講義室2
6看護の経済的側面看護部の組織運営(人材・資源)について理解する。
診療報酬のしくみと看護がコストとして評価されるものについて学び、看護の経済的側面について理解する。 
別府 千恵
4/17(木)④対面授業・N号館 講義室2
7アウトカムマネジメント看護の質の向上に向けた活動を理解する。
・質の評価指標
・看護の質に影響する要因(離職・看護職の心身の健康)
小玉 淑巨
4/24(木)③対面授業・N号館 講義室2
8看護管理における倫理看護管理における倫理的課題について考察する。
・災害時の人的配置
・公平と平等、公正について
・医療安全を倫理的視点から考える(身体抑制、speak up)
小玉 淑巨
4/24(木)④対面授業・N号館 講義室2
No. 1
項目
看護ケアのマネジメント
内容
オリエンテーション
自身のケアのマネジメント体験を想起し、看護ケアのマネジメントとは何かを理解する。
・日々のケアのマネジメント
・多職種連携のマネジメント
・多重課題への対応
担当者
小玉 淑巨
日時
4/3(木)③
講義室
対面授業・N号館 講義室1
No. 2
項目
看護サービスのマネジメント
内容
看護サービスを円滑に提供するための構造を理解する。
・看護ケア提供システム
・情報マネジメント
担当者
小玉 淑巨
日時
4/3(木)④
講義室
対面授業・N号館 講義室1
No. 3
項目
リスクマネジメント
内容
病院のリスクマネジメントの実際から、チーム医療に基づく医療事故防止の重要性と対策について理解する。
担当者
荒井 有美
日時
4/10(木)③
講義室
対面授業・N号館 講義室2
No. 4
項目
看護職のリーダーシップ・フォロワーシップ
内容
看護職に必要なリーダーシップ、フォロワーシップを理解する。
・リーダーシップ
・フォロワーシップ
・看護師の自律性と内省
・他者と働くとは
担当者
小玉 淑巨
日時
4/10(木)④
講義室
対面授業・N号館 講義室2
No. 5
項目
看護における人的資源活用
内容
看護における人材育成の意義について学び、キャリア開発の視点から個人と組織の関係について理解する。
担当者
谷口 陽子
日時
4/17(木)③
講義室
対面授業・N号館 講義室2
No. 6
項目
看護の経済的側面
内容
看護部の組織運営(人材・資源)について理解する。
診療報酬のしくみと看護がコストとして評価されるものについて学び、看護の経済的側面について理解する。 
担当者
別府 千恵
日時
4/17(木)④
講義室
対面授業・N号館 講義室2
No. 7
項目
アウトカムマネジメント
内容
看護の質の向上に向けた活動を理解する。
・質の評価指標
・看護の質に影響する要因(離職・看護職の心身の健康)
担当者
小玉 淑巨
日時
4/24(木)③
講義室
対面授業・N号館 講義室2
No. 8
項目
看護管理における倫理
内容
看護管理における倫理的課題について考察する。
・災害時の人的配置
・公平と平等、公正について
・医療安全を倫理的視点から考える(身体抑制、speak up)
担当者
小玉 淑巨
日時
4/24(木)④
講義室
対面授業・N号館 講義室2

到達目標

1.自身の看護実践を振り返り、看護ケアのマネジメントを理解することができる。
2.看護管理の概念を理解し、看護管理における対象と目的を説明できる。
3.看護ケアのマネジメントと看護サービスのマネジメントの特徴を説明できる。
4.看護における組織構造と看護ケア提供システムを説明できる。
5.情報のマネジメントについて説明できる。
6.キャリア開発における個人と組織の関係性について説明できる。
7.看護職のリーダーシップやフォロワーシップの必要性について説明できる。
8.看護師の自律性と内省について説明することができる。
9.医療事故防止の必要性と対策について説明できる。
10.看護の質評価システムを理解することができる。
11.看護部の組織運営の実際を理解することができる。
12.看護の経済的側面と資源管理(人的・財政的)の考え方について理解できる。
13.看護管理における倫理的課題について考えることができる。

評価方法

1.講義後の小テスト(各3%×8)とレスポンスシートにて評価する(各2%×8)
2.最終レポート(60%)にて評価する レポート課題は第1回目の講義内で提示する
  レポートは設定されたテーマについて、看護マネジメントの授業内容と自身の経験を踏まえて、
  具体的で明快に記述出来ているかを評価する

準備学習(予習・復習)・その他

1予習:毎回30分程度
これまでの学校や社会活動の経験、看護実習で体験した実践場面を想起して臨む。
講義前には講義内容に関する教科書の章を読解して講義に臨む。
2復習:毎回30分程度
講義後、講義内容について講義資料を整理し、必要時、教科書や参考書を利用し、理解を深める。
3〔実務経験のある教員〕
小玉 淑巨:看護師の臨床経験を活用した、看護におけるマネジメント等についての講義を実施する。
4〔卒業・学位授与の方針と当該授業科目の関連〕
◎(1) 人間の尊厳・権利への深い理解と高い倫理観に基づく行動力 
〇(2) 豊かな人間性と幅広い教養を基盤として、自己理解と対象との相互理解に基づく援助的人間関係を築く力
 (3) 看護学とその関連分野の知識を基盤として、多様な対象に科学的根拠に基づく看護を提供できる実践力
◎(4) 多様な保健医療福祉の場において、多職種との連携の中で看護専門職としての機能を発揮できる能力
 (5) 必要な情報や研究成果を看護実践に活用し、課題解決に導くための基礎的能力
◎(6) 変化する社会や医療の動向を踏まえ、生涯にわたって研鑽し続けられる姿勢

◎は特に関連するもの、○は関連するもの

教材

種別書名著者・編者発行所
教科書『系統看護学講座 統合分野 看護の統合と実践[1] 看護管理』第11版上泉和子 他著医学書院 2024
参考書その他必要に応じて紹介する。
教科書
署名
『系統看護学講座 統合分野 看護の統合と実践[1] 看護管理』第11版
著者・編者
上泉和子 他著
発行所
医学書院 2024
参考書
署名
その他必要に応じて紹介する。
著者・編者
発行所