Web Syllabus(講義概要)
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災害看護学
英 文 名:Disaster Nursing
科 目 概 要:看護学3群科目、4年前期 [水曜日3・4時限]、必修科目、講義、1単位
担 当 者:(◎は科目責任者) ◎田辺 幸子※海老澤 睦※葛城 建史※椿 美智博※梶山 和美※(兼任)
講 義 室:対面授業、N号館 講義室2、L1-63
そ の 他:科目ナンバリングコード:N301-Ip08
※は実務経験有

授業の目的

災害発生に備えた心構えと看護の方法を学び、平常時から地域全体で備える必要性を理解し、被災時に被災地域や被災者支援に必要な知識・看護を修得する。

教育内容

災害発生から身を守る防災・減災対策を考えるとともに、災害発生直後から復興期・準備期におけるの救護・復興・防災/減災活動に関する災害看護の役割を説明する。
さらに地域における被災直後の避難所運営から復興支援、防災・減災活動における看護職の活動を説明する。
これらの知識を踏まえ、将来、災害救護活動において役割を担うための看護者としての役割を議論する。

教育方法

パワーポイント、視覚教材、配布資料を活用した講義を実施する。
災害時および災害に備えるための看護活動について、事例検討のグループワークを行う。
課題はGoogle classroomまたは授業の中でフィードバックする。

授業内容

項目内容担当者日時講義室
1オリエンテーション
災害の現状と危機管理体制
世界の災害の状況、災害の定義、災害の種類と健康、災害医療の特徴、災害と法整備について学ぶ。梶山 和美
田辺 幸子
4/9(水)③対面授業・N号館 講義室2
2災害時の医療・支援体制災害保健医療、災害時における医薬品供給体制について学ぶ。
災害時の医療支援体制に関しては災害拠点病院、EMIS、広域搬送計画、DMAT、DPATについて学ぶ。
梶山 和美
4/9(水)④対面授業・N号館 講義室2
3災害サイクルに応じた活動現場別の看護:超急性期・急性期の看護活動の原則災害保健医療対応の原則、平時の救急医療と災害医療の違い、CSCATTTの原則について学ぶ。
超急性期・急性期における医療ニーズ、看護師の役割について考察する。
椿 美智博
4/16(水)③対面授業・N号館 講義室2
4災害サイクルに応じた活動現場別の看護活動:超急性期・急性期の看護活動の実際(講義・演習)トリアージについて解説する。
事例を用いてトリアージを行う。
椿 美智博
4/16(水)④対面授業・N号館 講義室2
5災害時の看護活動地域における被災直後の避難所運営から復興支援までの体制・看護職の活動を感染制御を例に検討する。葛城 建史
4/21(月)②対面授業・L1-63
6災害とこころのケア危機発生時及び事後に人々に生じる心理的反応、災害時のメンタルヘルスケアについて学ぶ。海老澤 睦
4/23(水)③対面授業・N号館 講義室2
7被災者の特性に応じたケア子ども・妊産婦、高齢者、障害者、慢性疾患患者、在日外国人に対する災害看護について学ぶ。田辺 幸子
4/23(水)④対面授業・N号館 講義室2
8災害への準備体制静穏期における災害保健医療の特徴、活動フールド(医療機関、市町村・保健所、訪問看護、社会福祉施設)における災害保健医療の実践、災害発生時に備えたマニュアル作成と訓練における看護職の役割について考察する。田辺 幸子
4/28(月)②対面授業・L1-63
No. 1
項目
オリエンテーション
災害の現状と危機管理体制
内容
世界の災害の状況、災害の定義、災害の種類と健康、災害医療の特徴、災害と法整備について学ぶ。
担当者
梶山 和美
田辺 幸子
日時
4/9(水)③
講義室
対面授業・N号館 講義室2
No. 2
項目
災害時の医療・支援体制
内容
災害保健医療、災害時における医薬品供給体制について学ぶ。
災害時の医療支援体制に関しては災害拠点病院、EMIS、広域搬送計画、DMAT、DPATについて学ぶ。
担当者
梶山 和美
日時
4/9(水)④
講義室
対面授業・N号館 講義室2
No. 3
項目
災害サイクルに応じた活動現場別の看護:超急性期・急性期の看護活動の原則
内容
災害保健医療対応の原則、平時の救急医療と災害医療の違い、CSCATTTの原則について学ぶ。
超急性期・急性期における医療ニーズ、看護師の役割について考察する。
担当者
椿 美智博
日時
4/16(水)③
講義室
対面授業・N号館 講義室2
No. 4
項目
災害サイクルに応じた活動現場別の看護活動:超急性期・急性期の看護活動の実際(講義・演習)
内容
トリアージについて解説する。
事例を用いてトリアージを行う。
担当者
椿 美智博
日時
4/16(水)④
講義室
対面授業・N号館 講義室2
No. 5
項目
災害時の看護活動
内容
地域における被災直後の避難所運営から復興支援までの体制・看護職の活動を感染制御を例に検討する。
担当者
葛城 建史
日時
4/21(月)②
講義室
対面授業・L1-63
No. 6
項目
災害とこころのケア
内容
危機発生時及び事後に人々に生じる心理的反応、災害時のメンタルヘルスケアについて学ぶ。
担当者
海老澤 睦
日時
4/23(水)③
講義室
対面授業・N号館 講義室2
No. 7
項目
被災者の特性に応じたケア
内容
子ども・妊産婦、高齢者、障害者、慢性疾患患者、在日外国人に対する災害看護について学ぶ。
担当者
田辺 幸子
日時
4/23(水)④
講義室
対面授業・N号館 講義室2
No. 8
項目
災害への準備体制
内容
静穏期における災害保健医療の特徴、活動フールド(医療機関、市町村・保健所、訪問看護、社会福祉施設)における災害保健医療の実践、災害発生時に備えたマニュアル作成と訓練における看護職の役割について考察する。
担当者
田辺 幸子
日時
4/28(月)②
講義室
対面授業・L1-63

到達目標

1.災害の種類や災害サイクル、地域防災計画、支援体制について説明できる。
2.災害時の医療救護活動のフェーズ(超急性期、急性期、亜急性期、慢性期、静穏期、復興期)と各期に応じた個人/家族/集団/地域への看護職の役割について説明できる。
3.被災状況や放射線災害が及ぼす健康影響について把握する方法を説明できる。
4.災害時の医療救護活動の基本について説明できる。
5.災害時の医療(災害拠点病院)及び支援チームにおける看護職の役割を理解し、実践の場で活用できるための看護活動について説明できる。

評価方法

筆記試験(80%)
授業への積極的な参加・課題・リアクションペーパー(20%)
評価基準:講義・課題への主体的な取り組みができる。授業内容の要点とそれらに対する自己の考えや課題が提示できる。

準備学習(予習・復習)・その他

1これまでの講義、演習や実習で扱った看護必修科目を復習する(各講義後、30分程度)。
講義資料等を用い、講義内容を復習する(各講義後、1時間程度)。
2項目順、講義形態(対面、課題学習等)は変更することがある。各回の進行は、第1回に詳細なスケジュールを配布し説明する。
Google classに登録すること。
リアクションペーパーの提出により出席とする。出席していない場合の提出は認めない。提出期限は講義当日23時まで(指定がない場合)。
3〔実務経験のある教員〕
海老澤睦、梶山和美、葛城建史、椿美智博:看護師の実務経験を活用した災害看護に関する方法論・実践論についての講義。
田辺幸子:看護師・保健師の実務経験を活用した災害看護に関する方法論・実践論についての講義。
4〔卒業・学位授与の方針と当該授業科目の関連〕
 (1) 人間の尊厳・権利への深い理解と高い倫理観に基づく行動力 
 (2) 豊かな人間性と幅広い教養を基盤として、自己理解と対象との相互理解に基づく援助的人間関係を築く力
◎(3) 看護学とその関連分野の知識を基盤として、多様な対象に科学的根拠に基づく看護を提供できる実践力
〇(4) 多様な保健医療福祉の場において、多職種との連携の中で看護専門職としての機能を発揮できる能力
 (5) 必要な情報や研究成果を看護実践に活用し、課題解決に導くための基礎的能力
 (6) 変化する社会や医療の動向を踏まえ、生涯にわたって研鑽し続けられる姿勢
◎は特に関連するもの、○は関連するもの

教材

種別書名著者・編者発行所
教科書なし
参考書看護の統合と実践②『災害看護学』メジカルフレンド社
教科書
署名
なし
著者・編者
発行所
参考書
署名
看護の統合と実践②『災害看護学』
著者・編者
発行所
メジカルフレンド社