英 文 名 | : | Midwifery Administration |
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科 目 概 要 | : | 看護学3群科目、4年前期 [月曜日1~4時限]、選択(自由)、講義、1単位 |
担 当 者 | : | (◎は科目責任者) 大田 康江※、 ◎村井 佐知子※、 中根 直子※(非常勤) |
講 義 室 | : | 対面授業、母性看護学・助産学実習室 |
そ の 他 | : | 助産師国家試験受験資格取得に必要な科目 科目ナンバリングコード:N301-Mc08 ※は実務経験有 |
安全で質の高い助産管理を実践するために必要となる助産管理の基本的知識を学ぶ。
1.助産所や医療施設における助産管理について理解する。
2.保健医療チームにおける助産師の役割について理解する。
3.助産師の法的責任と助産評価について理解する。
4.助産師のキャリア発達と専門職倫理及びキャリア形成の為の学修計画について理解する。
1.助産所や医療施設における助産管理について説明する。
2.保健医療チームにおける助産師の役割について説明する。
3.助産師の法的責任や助産評価について説明する。
4.災害時の助産師の活動について説明する。
5.助産師のキャリア発達と専門職倫理及びキャリア形成の為の学修計画の立案方法について説明する。
講義形式:パワーポイントおよび配布資料を用いて説明する。
フィードバック方法:課題レポートは、提出されたレポートにコメントを記述し、個別に返却する。
回 | 項目 | 内容 | 担当者 | 日時 | 講義室 |
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1 | 助産管理の概念と助産師の役割 | 助産管理の基本的概念と特性を学ぶ。 ・助産管理の概念と特性、法的身分と責任 ・助産師の役割と自己課題及びストレスマネジメント | 大田 康江 | 6/9(月)① | 対面授業・母性看護学・助産学実習室 |
2 | 周産期医療の現状と課題 | 周産期医療の現状と課題について学ぶ。 ・周産期医療の現状 ・分娩難民と救急搬送の問題 ・総合周産期母子医療センターと産科救急システム | 村井 佐知子 | 6/9(月)② | 対面授業・母性看護学・助産学実習室 |
3 | 助産管理の実際Ⅰ 助産所・診療所での助産管理 | 助産所の運営と管理の実際について学ぶ。 ・助産所開設に関する法規と行政管理 ・助産所運営及び管理の特徴 ・助産所・診療所における助産業務 ・助産所認証評価 ・助産所における業務の安全性とサービス | 村井 佐知子 | 6/16(月)① | 対面授業・母性看護学・助産学実習室 |
4 | 助産管理評価 | 医療チームにおける助産管理評価について学ぶ。 ・顧客満足とケアの質、ケア提供者の満足 ・助産業務分析とリスクマネージメント ・母子保健サービスの成果責任 ・押し寄せる出産への対応と育児支援の問題 | 村井 佐知子 | 6/16(月)② | 対面授業・母性看護学・助産学実習室 |
5 | 助産管理の実際Ⅱ 医療施設での助産管理 | 医療施設での助産管理の実際を理解する。 ・医療施設での助産管理の特徴 ・産科医師との連携 ・地域開業助産師との連携 | 中根 直子 | 6/23(月)③ | 対面授業・母性看護学・助産学実習室 |
6 | 災害と助産管理 | 災害時における助産管理について学ぶ。 ・災害時における助産の原則 (トリアージ・トリートメント・トランスポート) ・助産ケアを行うための災害時の備えと対応 ・災害時の母子の特性と助産ケア | 中根 直子 | 6/23(月)④ | 対面授業・母性看護学・助産学実習室 |
7 | 産科医療事故と助産師の法的責任 | 産科医療事故の特性を学び、助産師の法的責任を理解する。 ・産科医療事故の特性 ・医療事故の防止にむけた基本姿勢(連携と責任) ・助産師の注意義務と過失判定 ・無過失保障と事故に遭遇した家族のケア | 大田 康江 | 6/30(月)① | 対面授業・母性看護学・助産学実習室 |
8 | 助産師のキャリア発達と専門職倫理 | 助産師としてのキャリア発達と専門職倫理について学ぶ。 ・助産師の職業観と専門職倫理 ・助産師のキャリア発達に基づく自己課題と学習計画の立案を理解する。 | 村井 佐知子 | 6/30(月)② | 対面授業・母性看護学・助産学実習室 |
・助産業務の概念、特性、助産師の法的身分、責任について説明できる。
・周産期医療の現状と助産師の役割について説明できる。
・助産業務と助産管理について説明できる。
・災害時の助産活動について説明できる。
・産科医療事故の防止と助産師の法的責任について説明できる。
・助産師のキャリア発達について理解し、キャリア形成のための学修計画を立案できる。
試験(70%)
課題レポート(30%)で総合的に評価する。
評価基準:主題について講義内容を基に説明し、自己の意見を述べることができる。
1 | 教科書に目を通しておき、各回の内容の概要を整理しておく(予習60分/回ほど) 予習した内容と各回の講義内容を統合し、到達目標を達成できるよう資料等を整理する(復習60分/回ほど) |
2 | 出産施設の見学を行う。(授業時間外に設定されることもある) 助産所認証評価に関する講義は、助産所実習中に行なう。 |
3 | 〔実務経験のある教員〕 大田康江、村井佐知子、中根直子:助産師の臨床経験、管理者経験を活用した助産管理、災害看護等についての講義。 |
4 | 〔卒業・学位授与の方針と当該授業科目の関連〕 〇(1) 人間の尊厳・権利への深い理解と高い倫理観に基づく行動力 〇(2) 豊かな人間性と幅広い教養を基盤として、自己理解と対象との相互理解に基づく援助的人間関係を築く力 ◎(3) 看護学とその関連分野の知識を基盤として、多様な対象に科学的根拠に基づく看護を提供できる実践力 ◎(4) 多様な保健医療福祉の場において、多職種との連携の中で看護専門職としての機能を発揮できる能力 ◎(5) 必要な情報や研究成果を看護実践に活用し、課題解決に導くための基礎的能力 ◎(6) 変化する社会や医療の動向を踏まえ、生涯にわたって研鑽し続けられる姿勢 ◎は特に関連するもの、○は関連するもの |
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 助産学講座10『助産管理』 | 編集:我部山キヨ子,毛利多恵子 | 医学書院 |
参考書 | 『助産所開業マニュアル2021-開設・管理・運営‐』 | 日本助産師会 | |
参考書 | 『助産業務ガイドライン2024』 | 日本助産師会 |