Web Syllabus(講義概要)
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養護実習
英 文 名:School Nursing Practice
科 目 概 要:看護学3群科目、4年通年、選択(自由)、実習、5単位
担 当 者:(◎は科目責任者) 田中 俊穂岡 澄子◎落合 賀津子※小柴 梨恵辻 朋子古屋 悦世
実 習 場 所:学内、教育実習校(小学校・中学校・高等学校)、特別支援学校、L2-203
そ の 他:教職課程必修科目:教育の基礎的理解に関する科目等[養教一種免] 教職課程必修科目
科目ナンバリングコード:N304-Sc08、NN604-TC42
※は実務経験有

科目教育実践に関する科目 
各科目に含めることが必要な事項
  • 養護実習 

授業の目的

1)学校教育の実際を知り、学校保健活動および養護教諭の果たす役割を理解する。
2)児童生徒の発達や健康問題の特性を理解する。
3)児童生徒の健康問題を適切に判断し、養護活動の計画・実施(指導)・評価ができる基礎的な能力を養う。
4)特別支援教育における養護教諭として必要な役割機能を理解する。
5)養護実習全体を通して、自己の養護教諭像を描くことができる。

教育内容

事前指導では、実習の意義・目的、実習で必要な救急処置および保健管理の実際について学び、本実習の実習校を想定した保健指導資料や学習指導案の作成等を行う。本実習では小学校・中学校・高等学校のうち1校を実習校とし、児童生徒の学校生活の実態や学校教育活動全体を把握した上で、保健室における養護教諭の活動・役割を経験・理解するとともに、集団の特性に応じた保健教育の実際を経験する。また、特別支援学校での見学実習を通して、特別支援学校における養護教諭の役割等を学ぶ。事後指導では、目標到達度評価により自己課題を把握するとともに、養護教諭の専門性について考察する。

教育方法

【教育方法】事前指導:パワーポイント、資料、視聴覚教材等を活用し、グループワークやロールプレイング等を取り入れながら、講義および演習形式で進める。
実習:小学校・中学校・高等学校での実習および特別支援学校での見学実習を行う。
事後指導:実習記録および学習指導案等の実習成果物を元に、実習担当教員による個別の評価面接を行う。実習報告会の発表を討議形式で進める。
【フィードバック方法】個人およびグループ発表に関しては講義内でコメントをする。実習記録およびレポート課題に関しては個別でコメントを返す。

実習内容

項目内容担当者
事前指導
(事前講義・事前演習)
養護実習の意義・目的・内容などを理解する。
健康診断の模擬演習、応急処置・救急法などの事前演習を通して、養護実習に向け必要な技術の習得を図る。
保健教育に関する保健指導資料や学習指導案等を作成する。
落合 賀津子
田中 俊穂
岡 澄子
小柴 梨恵
古屋 悦世
辻 朋子
養護実習養護実習を通して、学校教育、保健管理、保健教育、保健組織活動の実際を理解する。
養護活動の見学及び実施を通して、養護教諭の職務と専門性、保健室の機能と保健室経営、児童生徒に生じやすい心身の健康問題の把握とその援助方法について理解する。
学校・家庭・地域及び諸機関との連携の実際について学ぶ。
保健教育を実施し、基本的な保健教育の方法と技術を理解する。
特別支援学校見学実習を通して、養護教諭の役割や保健室の機能等を理解する。
落合 賀津子
田中 俊穂
事後指導
(事後演習・実習評価)
実習終了後に個別指導を受け、到達度評価及び振り返りを行い、自己の課題を明確にする。
各々の養護実習の発表・討議を通して、自己の養護教諭像を明確化する。
落合 賀津子
田中 俊穂
岡 澄子
小柴 梨恵
古屋 悦世
辻 朋子
No. 1
項目
事前指導
(事前講義・事前演習)
内容
養護実習の意義・目的・内容などを理解する。
健康診断の模擬演習、応急処置・救急法などの事前演習を通して、養護実習に向け必要な技術の習得を図る。
保健教育に関する保健指導資料や学習指導案等を作成する。
担当者
落合 賀津子
田中 俊穂
岡 澄子
小柴 梨恵
古屋 悦世
辻 朋子
No. 2
項目
養護実習
内容
養護実習を通して、学校教育、保健管理、保健教育、保健組織活動の実際を理解する。
養護活動の見学及び実施を通して、養護教諭の職務と専門性、保健室の機能と保健室経営、児童生徒に生じやすい心身の健康問題の把握とその援助方法について理解する。
学校・家庭・地域及び諸機関との連携の実際について学ぶ。
保健教育を実施し、基本的な保健教育の方法と技術を理解する。
特別支援学校見学実習を通して、養護教諭の役割や保健室の機能等を理解する。
担当者
落合 賀津子
田中 俊穂
No. 3
項目
事後指導
(事後演習・実習評価)
内容
実習終了後に個別指導を受け、到達度評価及び振り返りを行い、自己の課題を明確にする。
各々の養護実習の発表・討議を通して、自己の養護教諭像を明確化する。
担当者
落合 賀津子
田中 俊穂
岡 澄子
小柴 梨恵
古屋 悦世
辻 朋子

到達目標

1.養護実習の意義・目的・内容を説明できる。
2.健康診断・管理・指導に必要な技術(発育測定、観察、相談・指導方法)・救急法などを指導の下で実施できる。
3.養護実習を通じて、学校保健計画・保健教育活動の実際について説明できる。
4.養護実習を通じて、児童生徒の心身の健康問題の把握と支援の実際について説明できる。
5.養護実習を通じて、養護教諭の職務や専門性及び保健室経営の実際について説明できる。
6.養護実習施設における、学校組織・家庭・地域関係機関との連携の実際について説明できる。
7.養護実習施設において保健教育を実施し、その準備・実践・振り返りの過程を通して、養護教諭としての必要な教育力について説明ができる。
8.事後学習を通じて、自己の課題を述べることができる。
9.事後学習を通じて、自己の養護教諭像を述べることができる。

評価方法

【評価種別と割合】1)事前指導:課題レポート(10%)、2)本実習:実習記録・課題レポート(60%)、3)特別支援学校見学実習:実習記録・課題レポート(20%)、4)事後指導:実習報告会資料(10%)
【評価規準】1)については、提示する課題について根拠に基づいた考察ができていること、2)3)4)については、具体的な実習体験について根拠に基づいた振り返り・考察ができていること。

準備学習(予習・復習)・その他

1・養護概説、教育方法論、学校保健学などの関連科目を十分に復習して臨むこと。
・実習校に関する情報をホームページ等から調べて臨むこと。
・近年の学校保健の動向、教育・健康課題、養護教諭に期待されることなどに関する情報を十分に収集して臨むこと。
24年前期までの看護学部必修科目及び教職課程科目の単位を修得していることを履修の前提条件とする。
3〔実務経験のある教員〕
落合 賀津子:養護教諭・看護師の実務経験を活用した、教職免許取得に必要な養護実習の指導。
4〔卒業・学位授与の方針と当該授業科目の関連〕
〇(1) 人間の尊厳・権利への深い理解と高い倫理観に基づく行動力 
〇(2) 豊かな人間性と幅広い教養を基盤として、自己理解と対象との相互理解に基づく援助的人間関係を築く力
◎(3) 看護学とその関連分野の知識を基盤として、多様な対象に科学的根拠に基づく看護を提供できる実践力
 (4) 多様な保健医療福祉の場において、多職種との連携の中で看護専門職としての機能を発揮できる能力
〇(5) 必要な情報や研究成果を看護実践に活用し、課題解決に導くための基礎的能力
〇(6) 変化する社会や医療の動向を踏まえ、生涯にわたって研鑽し続けられる姿勢

◎は特に関連するもの、○は関連するもの

教材

種別書名著者・編者発行所
教科書新版・養護教諭 執務のてびき 第10版監修・植田誠治・河田史宝 
石川県養護教育研究会 編
東山書房
参考書養護教諭必携シリーズ№4 改訂養護実習ハンドブック 2版大谷尚子,中桐佐智子 編東山書房
参考書新訂版 学校保健実務必携<第5次改訂版>学校保健・安全実務研究会 編第一法規
参考書特別支援教育における養護教諭の役割全国特別支援教育推進連盟・全国養護教諭連絡協議会 編東洋館出版社
教科書
署名
新版・養護教諭 執務のてびき 第10版
著者・編者
監修・植田誠治・河田史宝 
石川県養護教育研究会 編
発行所
東山書房
参考書
署名
養護教諭必携シリーズ№4 改訂養護実習ハンドブック 2版
著者・編者
大谷尚子,中桐佐智子 編
発行所
東山書房
参考書
署名
新訂版 学校保健実務必携<第5次改訂版>
著者・編者
学校保健・安全実務研究会 編
発行所
第一法規
参考書
署名
特別支援教育における養護教諭の役割
著者・編者
全国特別支援教育推進連盟・全国養護教諭連絡協議会 編
発行所
東洋館出版社