英 文 名 | : | Seminar on School Nursing roles and responsibilities |
---|---|---|
科 目 概 要 | : | 4年後期 [集中]、選択(自由)、演習、2単位 |
担 当 者 | : | (◎は科目責任者) 田中 俊穂、 岡 澄子、 ◎落合 賀津子※、 小柴 梨恵、 辻 朋子、 古屋 悦世 |
講 義 室 | : | L2-301、L2-203、L2-206 |
そ の 他 | : | 教職課程必修科目:教育の基礎的理解に関する科目等[養教一種免] 科目ナンバリングコード:N302-Sc08、NN602-TC43 ※は実務経験有 |
科目 | 教育実践に関する科目 |
---|---|
各科目に含めることが必要な事項 |
|
養護教諭としての必要な資質や能力・技能の修得をするために、看護学及び教職科目の履修及び養護実習により修得した専門的な知識・技能を基に①今日的な教育課題や健康課題の理解を深める、②養護教諭の職務と保健室経営のあり方について考察する、③保健管理・保健教育における養護教諭のあり方について考察する。
教職科目の総まとめとして、養護教諭として必要な資質及び実践的な指導力の形成についての最終的な確認を内容とする。特に、学生が保健管理能力及び保健教育能力を発揮する場面を設定する内容を中心とする。
【教育方法】看護学部教職課程部会、教職課程センターの協力を得て、講義、事例研究、グループ討議、さらに学校・総合教育センターの見学・調査等を取り入れて、学生自身が主体的に実践する方法で行う。
【フィードバック方法】個人の発表やグループ発表に関しては演習内でコメントをする。課題やミニッツペーパーについては個別にコメントを返す。
回 | 項目 | 内容 | 担当者 |
---|---|---|---|
1 | ガイダンス 教職実践演習の目的と概要 実習の振り返り | 教職実践演習の目的と概要を理解する。実習日誌やポートフォリオを見ながら自らの学びを振り返る。 | 落合 賀津子 田中 俊穂 |
2 | 総合教育センターの見学・調査(1) 総合教育センターの役割および研修について | 総合教育センターの所員による講義を通して、総合教育センターの役割および教職員の研修等について理解する。 | 落合 賀津子 田中 俊穂 |
3 | 総合教育センターの見学・調査(2) 今日的な教育課題および健康課題への取り組み | 総合教育センターの所員による講義を通して、今日的な教育課題および健康課題への取り組みについて理解する。 | 落合 賀津子 田中 俊穂 |
4 | 学校現場の見学・調査(1) 学校の見学・調査 | 県内の中学校又は高等学校を訪問し、学校現場の見学・調査を行う。 | 落合 賀津子 田中 俊穂 |
5 | 学校現場の見学・調査(2) 保健室の見学・調査 | 県内の中学校又は高等学校を訪問し、保健室の見学・調査を行う。 | 落合 賀津子 田中 俊穂 |
6 | 特別支援学校において求められる養護教諭の資質・能力(1) 特別支援学校養護教諭の資質・能力に関する検討 | 特別支援学校見学実習の振り返りを行い、養護教諭の資質・能力についての検討を行う。 | 落合 賀津子 |
7 | 特別支援学校において求められる養護教諭の資質・能力(2) 特別支援学校養護教諭の資質・能力に関するグループ討議 | 特別支援学校において求められる養護教諭の資質・能力についてのグループ討議を行う。 | 落合 賀津子 |
8 | 特別支援学校において求められる養護教諭の資質・能力(3) 特別支援学校養護教諭の資質・能力に関する発表・全体討議 | 特別支援学校において求められる養護教諭の資質・能力についての発表・全体討議を行う。 | 落合 賀津子 田中 俊穂 岡 澄子 小柴 梨恵 古屋 悦世 辻 朋子 |
9 | 小・中・高等学校において求められる養護教諭の資質・能力(1) 小・中・高等学校の養護教諭の資質・能力に関する検討 | 小・中・高等学校の養護実習の振り返りを行い、養護教諭の資質・能力についての検討を行う。 | 落合 賀津子 |
10 | 小・中・高等学校において求められる養護教諭の資質・能力(2) 小・中・高等学校の養護教諭の資質・能力に関するグループ討議 | 小・中・高等学校の養護実習の振り返りを行い、養護教諭の資質・能力についてのグループ討議を行う。 | 落合 賀津子 |
11 | 小・中・高等学校において求められる養護教諭の資質・能力(3) 小・中・高等学校の養護教諭の資質・能力に関する発表・全体討議 | 小・中・高等学校の養護実習の振り返りを行い、養護教諭の資質・能力についての発表・全体討議を行う。 | 落合 賀津子 田中 俊穂 |
12 | 保健室経営に関する学習(1) 保健室経営の実際 | 保健室経営に関する講義を通して、養護教諭の職務と保健室の機能について考察する。 | 落合 賀津子 |
13 | 保健室経営に関する学習(2) 保健室経営に関する事例研究 | 保健室経営に関する事例研究、グループ討議や発表を通して、養護教諭の職務と保健室の機能について考察する。 | 落合 賀津子 |
14 | これからの養護教諭のあり方 | 養護実習における保健管理及び保健教育の振り返りを行い、これからの養護教諭のあり方や個々の養護教諭像についてのグループ討議と発表を行う。 | 落合 賀津子 田中 俊穂 |
15 | 実践的指導力の確認とまとめ | 自己の教育課題に関する研究の成果の確認と養護教諭として必要な資質や能力についての確認・まとめを行う。 | 落合 賀津子 田中 俊穂 |
1.今日的な教育課題や健康課題への対応について、根拠に基づいた自分の考えを述べることができる。
2.養護教諭の職務と保健室経営のあり方について、根拠に基づいた自分の考えを述べることができる。
3.特別支援学校において求められる養護教諭の資質・能力について、根拠に基づいた自分の考えを述べることができる。
4.小・中・高等学校において求められる養護教諭の資質・能力について、根拠に基づいた自分の考えを述べることができる。
5.保健管理及び保健教育における養護教諭のあり方について、根拠に基づいた自分の考えを述べることができる。
6.グループワークや討議において、周囲の意見に耳を傾けながらも自分の意見を主張することができる。
【評価種別と割合】1)授業ごとの課題(70%)、2)ミニッツペーパー(30%)を総合的に評価する。
【評価規準】1)については、提示された課題に関し、根拠のある考察が述べられていること、2)については、これまでの自己の学びや経験と関連付けたり、講義・演習・見学・調査の内容を踏まえた自分の考えが述べられていること。
1 | 予習(20分/回):あらかじめ配布された資料がある時は、事前に目を通して概要を把握しておく。 |
2 | 復習(20分/回):教科書や教育実習の記録類及び配布された資料と演習内容を総合し、理解を深める。 |
3 | 日頃から新聞、雑誌、報道番組等の健康・教育問題に関する記事に注意を払い、疑問点や自分の意見をメモしておき、授業の内容に活用すること。 |
4 | 教育実習の記録類や提出書類、実習校での資料等を持参すること。 |
5 | 教職を目指す者としてふさわしい姿勢と態度で授業に臨むこと。 |
6 | 〔実務経験のある教員〕 落合 賀津子:養護教諭・看護師の実務経験を活用した、教職免許取得に必要な養護教諭の資質や能力・技能の習得等を目的とした演習。 |
7 | 〔卒業・学位授与の方針と当該授業科目の関連〕 〇(1) 人間の尊厳・権利への深い理解と高い倫理観に基づく行動力 〇(2) 豊かな人間性と幅広い教養を基盤として、自己理解と対象との相互理解に基づく援助的人間関係を築く力 ◎(3) 看護学とその関連分野の知識を基盤として、多様な対象に科学的根拠に基づく看護を提供できる実践力 (4) 多様な保健医療福祉の場において、多職種との連携の中で看護専門職としての機能を発揮できる能力 ◎(5) 必要な情報や研究成果を看護実践に活用し、課題解決に導くための基礎的能力 〇(6) 変化する社会や医療の動向を踏まえ、生涯にわたって研鑽し続けられる姿勢 ◎は特に関連するもの、○は関連するもの |
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
---|---|---|---|
教科書 | 新版・養護教諭 執務のてびき 第10版 | 監修・植田誠治・河田史宝 石川県養護教育研究会 編 | 東山書房 |
参考書 | 養護実習必携シリーズNo.4 養護実習ハンドブック 2版 | 大谷尚子,中桐佐智子 編 | 東山書房 |
参考書 | 特別支援教育における養護教諭の役割 | 全国特別支援教育推進連盟・全国養護教諭連絡協議会 編 | 東洋館出版社 |