英 文 名 | : | Health and Welfare Administration |
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科 目 概 要 | : | 看護学2群科目、3年前期 [木曜日3・4時限]、選択科目、講義、1単位 |
担 当 者 | : | (◎は科目責任者) 田中 美加※、 ◎吉田 直子※、 松岡 昌子※、 三森 倫※(非常勤)、 武内 ひかり※(非常勤) |
講 義 室 | : | 対面授業、N号館 講義室1、L2-310 |
そ の 他 | : | 保健師国家試験受験資格取得に必要な科目 ※は実務経験有 科目ナンバリングコード:N201-Hn08 |
保健医療福祉行政の理念や体制、法的基盤を理解し、人々の疾病予防や健康増進や療養生活を支えるための医療提供システムについて学ぶことは、保健医療活動全体の中での看護職者の役割や活動の目的を明確にするために重要である。そのため本科目は以下を授業目的とする。
1)保健医療福祉行政の基本及び行政・財政のしくみついて理解する。
2)保健医療福祉各分野の制度のしくみと機能、対策の実際や動向について理解する。
3)地域保健の体系と保健計画と評価について学び、保健事業の立案プロセスを修得する。
4)上記を理解し、人々の健康を護る上での倫理的課題について議論する。
保健医療福祉に関する行政の役割や体制、地域の保健医療を整備するための行政計画について講義する。
【教育方法】行政専門職による講義を取り入れながら、パワーポイントおよび配布資料を活用した講義形式(対面)で進める。
【フィードバックの方法】各単元における小テストは、GoogleClassroom上で行う。講義への質問やリアクションへのフィードバックは、翌回の講義時またはGoogleClassroom上で行う。
回 | 項目 | 内容 | 担当者 | 日時 | 講義室 |
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1 | 保健医療福祉行政の法的基盤とその目標 地域保健の体系 | 保健医療福祉行政の法的基盤とその目標について学び、現代社会における公衆衛生の意義役割を考える。 地域保健の体系・医療計画と医療提供体制、医療介護総合確保支援法等について学ぶ。 | 田中 美加 | 4/10(木)③ | 対面授業・N号館 講義室1 |
2 | 保健医療福祉行政・財政のしくみと役割 | 保健医療福祉行政と財政の理念としくみについて理解する。 | 松岡 昌子 | 4/10(木)④ | 対面授業・N号館 講義室1 |
3 | 保健医療福祉行政の歴史と変遷 健康日本21の変遷 倫理的課題 | 公衆衛生政策の変遷と歴史的視野からみた保健師活動を概観し、公衆衛生上の倫理的課題について議論する。健康日本21(第3次)に至るまでの国民健康づくり運動、こども家庭支援施策の変遷を学ぶ。 | 吉田 直子 | 4/17(木)③ | 対面授業・N号館 講義室1 |
4 | 地域保健行政と保健師の地域づくり | 専門職としての保健師活動に関わる法制度と目的・役割について学ぶ。 保健師活動の実践に関連する理論や概念に基づいて地域づくりについて理解する。 | 吉田 直子 | 4/24(木)③ | 対面授業・N号館 講義室1 |
5 | 保健師が担う政策形成のプロセスと評価 公衆衛生看護管理 | 行政組織の特徴と意志決定過程、政策形成のための過程と評価を学ぶ。 公衆衛生看護管理の目的や特徴・種類、専門職としての人材育成について理解する。 | 吉田 直子 | 4/24(木)④ | 対面授業・N号館 講義室1 |
6 | 地域保健行政と保健師活動 | 保健活動の実際から、地域保健を担う行政機関の役割、及び関係機関・職種との連携を学ぶ。 | 武内 ひかり | 5/8(木)③ | 対面授業・N号館 講義室1 |
7 | 保健事業案策定のプロセスと方法 | 事業案策定のプロセスと方法を学ぶ。予算化の方法について、事例を通して理解する。 | 吉田 直子 | 5/8(木)④ | 対面授業・N号館 講義室1 |
8 | 保健医療計画策定のプロセスと評価、公衆衛生医師の役割 | 保健医療計画策定に基づく法制度と策定のプロセスを学ぶ。 公衆衛生医師の担う役割を理解する。 | 三森 倫 | 5/19(月)④ | 対面授業・L2-310 |
1.保健医療福祉行政の目指す方向、歴史変遷、基本及び行政・財政のしくみついて説明できる。
2.保健医療福祉各分野の制度のしくみと機能、対策の実際や動向について説明できる。
3.地域保健の体系、保健計画と評価について理解し、保健師の行う事業計画・立案について説明できる。
筆記試験(80%)小テスト・課題への取り組み(20%)で総合的に評価する。
1 | 1 予習:教科書に目を通し、疑問点等を予め認識しておく。新聞やネットなどで保健医療福祉行政や社会保障について積極的に情報収集しておく(40分)。 2 復習:講義後は、教科書と資料で復習し(60分)、復習は準備された小テストを受け(20分)、不明点を明確にした上で積極的に質問すること。 |
2 | 〔実務経験のある教員〕 田中美加、吉田直子、松岡昌子:保健師の実務経験を活用した、公衆衛生看護の理念、目的、活動方法等についての講義。 |
3 | 〔卒業・学位授与の方針と当該授業科目の関連〕 (1) 人間の尊厳・権利への深い理解と高い倫理観に基づく行動力 (2) 豊かな人間性と幅広い教養を基盤として、自己理解と対象との相互理解に基づく援助的人間関係を築く力 ◎(3) 看護学とその関連分野の知識を基盤として、多様な対象に科学的根拠に基づく看護を提供できる実践力 ◎(4) 多様な保健医療福祉の場において、多職種との連携の中で看護専門職としての機能を発揮できる能力 (5) 必要な情報や研究成果を看護実践に活用し、課題解決に導くための基礎的能力 〇(6) 変化する社会や医療の動向を踏まえ、生涯にわたって研鑽し続けられる姿勢 ◎は特に関連するもの、○は関連するもの |
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | これからの保健医療福祉行政論 第3版 | 星旦二他 | 日本看護協会出版会 |
教科書 | 『公衆衛生がみえる』最新版 | メディック メディア | |
参考書 | 『国民衛生の動向』最新版 | 厚生労働統計協会 | |
参考書 | 系統看護学講座 専門基礎分野 社会保障・社会福祉 健康支援と社会保障制度3 | 医学書院 |