英 文 名 | : | Home Care Nursing |
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科 目 概 要 | : | 看護学3群科目、3年前期 [水曜日2時限]、必修科目、講義、2単位 |
担 当 者 | : | (◎は科目責任者) 岡 澄子※、 ◎眞茅 みゆき※、 小玉 淑巨※、 岡田 明子※、 青栁 秀昭※、 阿部 隼人※、 古屋 悦世※、 髙見 紀子※(兼任)、 渋谷 隆幸※(非常勤)、 三枝 克磨※(非常勤) |
講 義 室 | : | 対面授業、N号館 講義室1、N号館 講義室2 |
そ の 他 | : | 科目ナンバリングコード:N301-Hn04 ※は実務経験有 |
在宅療養者とその家族の生活を理解し、健康と生活の質の維持・向上を目指した看護を実践するために必要な考え方と基礎的な知識を修得する。
疾病や障がいをもちながら地域で生活する人々とその家族に対する在宅看護を実践するための基本的な考え方や生活の場における援助方法とリスクマネジメントについて講義する。
在宅療養生活を支援するための社会制度や社会資源の活用方法について講義する。
在宅療養者に代表される疾患別の看護援助について講義する。
PowerPointと講義資料を用いた講義形式で進める。また、必要時視聴覚メディア(DVD)を活用していく。
レポート・課題へのフィードバックは、各学生の在宅看護学実習初日の学内実習時に学生全体への講評とともにレポート・課題用紙を返却する。
回 | 項目 | 内容 | 担当者 | 日時 | 講義室 |
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1 | 在宅看護とは | 社会的背景に伴う在宅看護ニーズ、在宅看護の目的、活動の場や対象者の特徴について学び、在宅看護の活動の1つである訪問看護の実際について映像資料より学ぶ。 | 眞茅 みゆき | 4/4(金)② | 対面授業・N号館 講義室2 |
2 | 在宅看護・訪問看護のしくみ | 訪問看護の制度と訪問看護ステーションの役割と機能について学ぶ。 | 岡田 明子 | 4/11(金)② | 対面授業・N号館 講義室2 |
3 | 在宅看護で必要な医療・社会福祉制度 | 在宅療養生活を支えるための地域包括ケアシステムの概要およびケアマネジメントと地域多職種連携について学ぶ。 | 三枝 克磨 | 4/15(火)④ | 対面授業・N号館 講義室1 |
4 | 入退院支援と継続看護 | 入退院支援の必要性や入退院支援の実際を知り、医療機関と地域の関係機関が連携する意義について学ぶ。 | 髙見 紀子 | 4/16(水)② | 対面授業・N号館 講義室1 |
5 | 在宅療養者の生活を支える看護技術とリスクマネジメント | 在宅療養者の生活を支える看護技術の特徴とリスクマネジメントについて学ぶ。 | 岡田 明子 | 5/7(水)② | 対面授業・N号館 講義室1 |
6 | 療養者・家族の支援と協働の技術 | 療養者、家族のアセスメントの考え方と実際について概説し、看護介入方法について学ぶ。 | 髙見 紀子 | 5/14(水)② | 対面授業・N号館 講義室1 |
7 | 在宅における対象別看護(1)慢性心不全高齢者 | 慢性心不全高齢者と家族における在宅看護援助について学ぶ。 | 眞茅 みゆき | 5/21(水)② | 対面授業・N号館 講義室1 |
8 | 在宅における対象別看護(2)精神疾患・認知症の療養者 | 精神疾患・認知症の療養者と家族における在宅看護援助について学ぶ。 | 渋谷 隆幸 | 5/28(水)② | 対面授業・N号館 講義室1 |
9 | 在宅における対象別看護(3)小児 | 様々な疾患の療養児と家族における在宅看護援助について学ぶ。 | 古屋 悦世 | 6/4(水)② | 対面授業・N号館 講義室1 |
10 | 在宅における対象別看護(4)脳梗塞後遺症の要介護高齢者 | 脳梗塞後遺症の要介護高齢者と家族における在宅看護援助について学ぶ。 | 岡田 明子 | 6/11(水)② | 対面授業・N号館 講義室1 |
11 | 在宅における対象別看護(5)がんの療養者 | がんの療養者と家族における在宅看護援助について学ぶ。 | 青栁 秀昭 | 6/18(水)② | 対面授業・N号館 講義室1 |
12 | 在宅における対象別看護(6)難病療養者 | 難病療養者と家族における在宅看護援助について学ぶ。 | 阿部 隼人 | 6/25(水)② | 対面授業・N号館 講義室1 |
13 | 在宅における終末期ケア | 退院支援計画のプロセス・策定について学び、在宅療養移行期の援助方法について学ぶ。 | 阿部 隼人 | 7/2(水)② | 対面授業・N号館 講義室1 |
14 | 訪問リハビリテーション | 在宅療養者の事例を通して在宅看護過程の実際を学ぶ。 | 岡田 明子 | 7/9(水)② | 対面授業・N号館 講義室1 |
15 | 在宅看護における看護過程 | 在宅看護における看護過程の基礎を学ぶ。 | 小玉 淑巨 | 7/16(水)② | 対面授業・N号館 講義室1 |
1.在宅看護の動向と社会的背景に基づくニーズを知り、在宅看護の目的と特徴について説明できる。
2.在宅療養者および家族の特徴について説明できる。
3.家族支援の意義とアプローチ方法について説明できる。
4.在宅看護の対象者を支える社会資源について説明できる。
5.在宅看護におけるリスクマネジメントについて説明できる。
6.在宅看護における看護展開の特徴について説明でき、対象別の在宅療養者とその家族に対する事例展開できる。
7.継続看護および退院支援における具体的な役割について説明できる。
8.地域包括ケアシステムの概要およびケアマネジメントの基本について説明できる。
9.訪問看護のしくみと訪問看護活動について説明できる。
定期試験(80%)、課題(20%)および授業への取り組み状況を参考にし、総合的に判断する。
課題においては、事例の退院にかかわる課題について医療管理上の課題、生活・介護上の課題等からアセスメントし退院にむけた課題、目標と支援計画について具体的に述べられているかを評価する。
1 | 事前に提示する課題に真摯に取り組む。 |
2 | 予習:講義内容と関連する看護福祉政策論、保健医療福祉行政論、家族看護論、慢性期看護学、老年生涯発達看護学、症候・病態疾病論Ⅰ~Ⅲ、臨床看護技術演習Ⅰの講義内容の復習をしておく(毎回30分程度)。 |
3 | 復習:講義で使用した資料の復習と教科書の該当ページの復習をする(毎回30分程度)。 |
4 | 在宅看護学の対象者は小児から高齢者まで幅広く、疾患も多様である。また、対象者の家族や取り巻く環境や地域も看護の対象である。既習した看護の基本や看護援助の方法を踏まえて、在宅特有の看護について理解を深めること。 体調管理をしっかり行い、開講期間は真剣に取り組むこと。教科書は必須であるので購入すること。 |
5 | 新聞やマスコミで取り上げられている在宅療養や在宅看護・医療に関する記事・ニュース・話題に関心を持ち、現在、社会で起きている出来事を知り、在宅療養における課題への理解を深める。 |
6 | 〔実務経験のある教員〕 眞茅みゆき、岡田明子、髙見紀子:在宅移行支援や大学病院、地域看護の実務経験を活用した退院指導や在宅療養支援の臨床経験等を活用した、在宅療養者と家族への在宅看護等についての講義。 |
7 | 〔卒業・学位授与の方針と当該授業科目の関連〕 〇(1) 人間の尊厳・権利への深い理解と高い倫理観に基づく行動力 (2) 豊かな人間性と幅広い教養を基盤として、自己理解と対象との相互理解に基づく援助的人間関係を築く力 ◎(3) 看護学とその関連分野の知識を基盤として、多様な対象に科学的根拠に基づく看護を提供できる実践力 〇(4) 多様な保健医療福祉の場において、多職種との連携の中で看護専門職としての機能を発揮できる能力 〇(5) 必要な情報や研究成果を看護実践に活用し、課題解決に導くための基礎的能力 (6) 変化する社会や医療の動向を踏まえ、生涯にわたって研鑽し続けられる姿勢 ◎は特に関連するもの、○は関連するもの |
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 地域・在宅看護学1:地域・在宅看護の基盤 | 医学書院 | |
教科書 | 地域・在宅看護学2:地域・在宅看護の実践 | 医学書院 | |
参考書 | 「ナーシング・グラフィカ 在宅看護論① 地域療養を支えるケア」 | メディカ出版 | |
参考書 | 「ナーシング・グラフィカ 在宅看護論② 在宅療養を支える技術」 | メディカ出版 | |
参考書 | 「写真でみる 訪問看護アドバンス」 | インターメディカ | |
参考書 | その他、必要に応じて紹介する。 |