Web Syllabus(講義概要)
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公衆衛生看護学Ⅰ
英 文 名:Public Health Nursing Ⅰ
科 目 概 要:看護学3群科目、3年前期 [水曜日3・4時限]、選択科目、講義、2単位
担 当 者:(◎は科目責任者) ◎田中 美加※落合 賀津子※田辺 幸子※吉田 直子※石井 忍※松岡 昌子※
講 義 室:対面授業、N号館 講義室1
そ の 他:保健師国家試験受験資格取得に必要な科目 
教職課程必修科目: 養護に関する科目[養教一種免] 
施行規則に定める科目区分:学校保健 
科目ナンバリングコード:N301-Ip08
※は実務経験有

授業の目的

保健師として公衆衛生看護活動を実践するために、公衆衛生看護の理念を学び、保健師の活動の基本と具体的方法を理解する必要がある。また、保健師課程を履修しない学生にとっても、地域包括ケアの推進のためには地域における看護の視点と保健医療の連携のために、公衆衛生看護の活動の理解が必要である。そのため、本科目は、公衆衛生看護概論および母子・高齢者への保健活動分野について、講義および事例を通して以下の事項を学ぶことを目的とする。
1. 公衆衛生看護の理念、目的、対象、活動の原則について理解する
2. 社会の動向を捉え、社会の変化と人々の健康の関連を理解する
3. 個人・家族・地域(集団/組織)全体に働きかける保健師活動の方法を理解する
4. 多様な場における、高齢者および母子、学童への保健指導や支援を理解する
5. 事例を用いて、アセスメントと支援計画の立案を行い、対象に応じた支援方法を理解する

教育内容

公衆衛生看護の理念および活動の基本を講義する。
公衆衛生看護活動の方法を講義する。

教育方法

パワーポイントおよび配布資料、視聴覚メディアを用いて講義形式で進める。一部、事例を用いて学修する。課題およびミニテストは講義時間中にフィードバックする。

授業内容

項目内容担当者日時講義室
1【公衆衛生看護概論】
公衆衛生看護の理念
公衆衛生看護の定義と歴史、公衆衛生看護の理念について学ぶ。
公衆衛生看護の対象と活動の場について学ぶ。
田中 美加
5/29(木)③対面授業・N号館 講義室1
2【公衆衛生看護概論】
公衆衛生看護活動の基本
個人・家族・地域(集団/組織)を対象とする公衆衛生看護活動の方法について学ぶ。
公衆衛生看護活動の基本的な考え方(PDCAサイクルと地域アセスメント、1次予防・2次予防・3次予防、ポピュレーションアプローチ・ハイリスクアプローチ、アウトリーチ)について学ぶ。
田中 美加
吉田 直子
5/29(木)④対面授業・N号館 講義室1
3【公衆衛生看護概論】
人々の健康とその関連要因
健康に影響する環境や社会的要因について学ぶ。
健康を守るための社会資源(公助・共助・互助・自助、ソーシャルキャピタル、ソーシャルネットワークとソーシャルサポート、地区組織活動、地域ケアシステムなど)について学ぶ。
田中 美加
6/5(木)③対面授業・N号館 講義室1
4【高齢者保健活動】
リスクを抱える高齢者への支援
在宅介護の動向と支援体制について学ぶ。
要介護高齢者と家族への保健指導について学ぶ。
地域包括ケアと地域支援について学ぶ。
田辺 幸子
6/5(木)④対面授業・N号館 講義室1
5【高齢者保健活動】
高齢期の健康づくりと介護予防への支援
高齢者保健福祉の動向と保健活動体制について学ぶ。
高齢期の特徴と健康課題、保健指導について学ぶ。
松岡 昌子
6/12(木)③対面授業・N号館 講義室1
6【高齢者保健活動】
事例①
高齢者の事例を通して、高齢者の健康増進および介護予防を目的とした個人/家族への支援方法を考える。

田辺 幸子
松岡 昌子
6/19(木)③対面授業・N号館 講義室1
7【高齢者保健活動】
事例②
家族からの介護相談事例を通して、要介護者を抱える家族への支援方法を考える。また、社会資源の活用と必要性について議論する。田辺 幸子
松岡 昌子
6/19(木)④対面授業・N号館 講義室1
8【母子保健活動】
母子の健康づくりと子育てへの支援
母子保健の動向と保健活動体制について学ぶ。
乳幼児期の発育・発達について学ぶ。
乳幼児健診の実際と健康問題の早期発見と対応について学ぶ。
母子の生活の特徴や健康課題、保健指導、家庭訪問について学ぶ。
田中 美加
6/26(木)③対面授業・N号館 講義室1
9【母子保健活動】
事例③
新生児訪問の事例を通して、母子の健康増進および虐待予防を目的とした個人/家族への支援方法を考える。田中 美加
石井 忍
6/26(木)④対面授業・N号館 講義室1
10【母子保健活動】
母子保健活動と子育て支援の実際
乳幼児健診とその後のフォローの実際について学ぶ。
地域での子育て支援の実際について学ぶ。
虐待予防とネットワークづくりの実際について学ぶ。
田中 美加
7/3(木)③対面授業・N号館 講義室1
11【母子保健活動】
リスクを抱える母子への支援
育児不安や虐待の動向と支援体制について学ぶ。
子育てのリスクをもつ母子への保健指導について学ぶ。
田中 美加
7/3(木)④対面授業・N号館 講義室1
12【母子保健活動】
事例④
1歳半健診後の事例を通して、母子の健康増進および虐待予防を目的とした個人/家族への支援方法を考える。また、社会資源の活用と必要性について議論する。田中 美加
石井 忍
7/10(木)③対面授業・N号館 講義室1
13【母子保健活動】
事例⑤
虐待のリスクがある事例を通して、母子の健康増進および虐待予防を目的とした個人/家族への支援方法を考える。また、社会資源や地域ネットワークの活用と必要性について議論する。田中 美加
吉田 直子
石井 忍
7/10(木)④対面授業・N号館 講義室1
14【母子を支える地域ネットワークと地域づくり】
地域づくりと保健活動
地域での子育て支援の実際
保健活動における地域づくりの意義について学ぶ。
地区組織活動支援・グループ支援の目的と方法について学ぶ。
地域ネットワークづくりの目的と方法について学ぶ。
地域での切れ目のない子育て支援の実際を題材に、地域づくりの重要性を考える。
石井 忍
7/17(木)③対面授業・N号館 講義室1
15【学校保健活動】
学校保健活動と学童への支援
学校保健の動向と保健活動体制について学ぶ。
養護教諭の職務と保健室の機能について学ぶ。
学校児童における健康課題と保健指導について学ぶ。
落合 賀津子
7/17(木)④対面授業・N号館 講義室1
No. 1
項目
【公衆衛生看護概論】
公衆衛生看護の理念
内容
公衆衛生看護の定義と歴史、公衆衛生看護の理念について学ぶ。
公衆衛生看護の対象と活動の場について学ぶ。
担当者
田中 美加
日時
5/29(木)③
講義室
対面授業・N号館 講義室1
No. 2
項目
【公衆衛生看護概論】
公衆衛生看護活動の基本
内容
個人・家族・地域(集団/組織)を対象とする公衆衛生看護活動の方法について学ぶ。
公衆衛生看護活動の基本的な考え方(PDCAサイクルと地域アセスメント、1次予防・2次予防・3次予防、ポピュレーションアプローチ・ハイリスクアプローチ、アウトリーチ)について学ぶ。
担当者
田中 美加
吉田 直子
日時
5/29(木)④
講義室
対面授業・N号館 講義室1
No. 3
項目
【公衆衛生看護概論】
人々の健康とその関連要因
内容
健康に影響する環境や社会的要因について学ぶ。
健康を守るための社会資源(公助・共助・互助・自助、ソーシャルキャピタル、ソーシャルネットワークとソーシャルサポート、地区組織活動、地域ケアシステムなど)について学ぶ。
担当者
田中 美加
日時
6/5(木)③
講義室
対面授業・N号館 講義室1
No. 4
項目
【高齢者保健活動】
リスクを抱える高齢者への支援
内容
在宅介護の動向と支援体制について学ぶ。
要介護高齢者と家族への保健指導について学ぶ。
地域包括ケアと地域支援について学ぶ。
担当者
田辺 幸子
日時
6/5(木)④
講義室
対面授業・N号館 講義室1
No. 5
項目
【高齢者保健活動】
高齢期の健康づくりと介護予防への支援
内容
高齢者保健福祉の動向と保健活動体制について学ぶ。
高齢期の特徴と健康課題、保健指導について学ぶ。
担当者
松岡 昌子
日時
6/12(木)③
講義室
対面授業・N号館 講義室1
No. 6
項目
【高齢者保健活動】
事例①
内容
高齢者の事例を通して、高齢者の健康増進および介護予防を目的とした個人/家族への支援方法を考える。

担当者
田辺 幸子
松岡 昌子
日時
6/19(木)③
講義室
対面授業・N号館 講義室1
No. 7
項目
【高齢者保健活動】
事例②
内容
家族からの介護相談事例を通して、要介護者を抱える家族への支援方法を考える。また、社会資源の活用と必要性について議論する。
担当者
田辺 幸子
松岡 昌子
日時
6/19(木)④
講義室
対面授業・N号館 講義室1
No. 8
項目
【母子保健活動】
母子の健康づくりと子育てへの支援
内容
母子保健の動向と保健活動体制について学ぶ。
乳幼児期の発育・発達について学ぶ。
乳幼児健診の実際と健康問題の早期発見と対応について学ぶ。
母子の生活の特徴や健康課題、保健指導、家庭訪問について学ぶ。
担当者
田中 美加
日時
6/26(木)③
講義室
対面授業・N号館 講義室1
No. 9
項目
【母子保健活動】
事例③
内容
新生児訪問の事例を通して、母子の健康増進および虐待予防を目的とした個人/家族への支援方法を考える。
担当者
田中 美加
石井 忍
日時
6/26(木)④
講義室
対面授業・N号館 講義室1
No. 10
項目
【母子保健活動】
母子保健活動と子育て支援の実際
内容
乳幼児健診とその後のフォローの実際について学ぶ。
地域での子育て支援の実際について学ぶ。
虐待予防とネットワークづくりの実際について学ぶ。
担当者
田中 美加
日時
7/3(木)③
講義室
対面授業・N号館 講義室1
No. 11
項目
【母子保健活動】
リスクを抱える母子への支援
内容
育児不安や虐待の動向と支援体制について学ぶ。
子育てのリスクをもつ母子への保健指導について学ぶ。
担当者
田中 美加
日時
7/3(木)④
講義室
対面授業・N号館 講義室1
No. 12
項目
【母子保健活動】
事例④
内容
1歳半健診後の事例を通して、母子の健康増進および虐待予防を目的とした個人/家族への支援方法を考える。また、社会資源の活用と必要性について議論する。
担当者
田中 美加
石井 忍
日時
7/10(木)③
講義室
対面授業・N号館 講義室1
No. 13
項目
【母子保健活動】
事例⑤
内容
虐待のリスクがある事例を通して、母子の健康増進および虐待予防を目的とした個人/家族への支援方法を考える。また、社会資源や地域ネットワークの活用と必要性について議論する。
担当者
田中 美加
吉田 直子
石井 忍
日時
7/10(木)④
講義室
対面授業・N号館 講義室1
No. 14
項目
【母子を支える地域ネットワークと地域づくり】
地域づくりと保健活動
地域での子育て支援の実際
内容
保健活動における地域づくりの意義について学ぶ。
地区組織活動支援・グループ支援の目的と方法について学ぶ。
地域ネットワークづくりの目的と方法について学ぶ。
地域での切れ目のない子育て支援の実際を題材に、地域づくりの重要性を考える。
担当者
石井 忍
日時
7/17(木)③
講義室
対面授業・N号館 講義室1
No. 15
項目
【学校保健活動】
学校保健活動と学童への支援
内容
学校保健の動向と保健活動体制について学ぶ。
養護教諭の職務と保健室の機能について学ぶ。
学校児童における健康課題と保健指導について学ぶ。
担当者
落合 賀津子
日時
7/17(木)④
講義室
対面授業・N号館 講義室1

到達目標

1. 公衆衛生看護の理念、目的、対象、活動の原則について説明することができる。
2. 社会の動向を捉え、その健康影響を考察することができる。
3. PDCAサイクルと地域アセスメントの目的と方法について説明することができる。
4. 健康課題を解決するための社会資源や仕組みと、それらを作る保健師活動を説明することができる。
5. 個人、家族、集団および地域全体に働きかける保健師活動の方法を説明することができる。
6. 高齢者、母子および学童への保健指導や支援について説明することができる。
7. 行政における保健師活動について説明することができる。
8. 企業や学校における保健師活動や養護教諭活動について説明することができる。

評価方法

定期試験(80%)、課題レポート/ミニテスト(20%)より総合的に評価する。

準備学習(予習・復習)・その他

1授業前には教科書の該当部分を読み、概要を把握して講義に臨むこと(予習:1時間/各回)。
2ミニテストや講義資料を復習すること(復習:1時間/各回)。
3講義の順序や内容は一部変更することがある。
4〔実務経験のある教員〕
田中 美加:保健師の実務経験を活用した、公衆衛生看護の理念、目的、活動方法等についての講義。
5〔卒業・学位授与の方針と当該授業科目の関連〕
〇(1) 人間の尊厳・権利への深い理解と高い倫理観に基づく行動力 
 (2) 豊かな人間性と幅広い教養を基盤として、自己理解と対象との相互理解に基づく援助的人間関係を築く力
◎(3) 看護学とその関連分野の知識を基盤として、多様な対象に科学的根拠に基づく看護を提供できる実践力
〇(4) 多様な保健医療福祉の場において、多職種との連携の中で看護専門職としての機能を発揮できる能力
〇(5) 必要な情報や研究成果を看護実践に活用し、課題解決に導くための基礎的能力
〇(6) 変化する社会や医療の動向を踏まえ、生涯にわたって研鑽し続けられる姿勢

◎は特に関連するもの、○は関連するもの

教材

種別書名著者・編者発行所
教科書『標準保健師講座3 対象別公衆衛生看護活動』中谷芳美ら医学書院
教科書公衆衛生がみえる 医療情報科学研究所メディックメディア
参考書『厚生の指標増刊 国民衛生の動向』最新版厚生労働統計協会厚生労働統計協会
教科書
署名
『標準保健師講座3 対象別公衆衛生看護活動』
著者・編者
中谷芳美ら
発行所
医学書院
教科書
署名
公衆衛生がみえる 
著者・編者
医療情報科学研究所
発行所
メディックメディア
参考書
署名
『厚生の指標増刊 国民衛生の動向』最新版
著者・編者
厚生労働統計協会
発行所
厚生労働統計協会