英 文 名 | : | Nursing Career Development |
---|---|---|
科 目 概 要 | : | 看護学3群科目、3年前期 [水曜日4時限]、選択科目、講義、1単位 |
担 当 者 | : | (◎は科目責任者) ◎小玉 淑巨※、 田辺 幸子※、 村井 佐知子※、 青栁 秀昭※、 清宮 美詠※(兼任)、 内藤 茂幸※(兼任)、 ゲスト講師 |
講 義 室 | : | 対面授業、N号館 講義室1 |
そ の 他 | : | 科目ナンバリングコード:N301-Ip05 ※は実務経験有 |
多様なキャリアを有する講師のキャリアプロセスを聞くことで、看護専門職者のキャリア開発と多様なキャリア形成の過程を学び、キャリア開発の促進、障壁となる要因について考察する。さらに、キャリア開発に必要な社会人に求められる基礎的能力および看護専門職者となる準備状況を強化し、自己のキャリアデザインを創造する。
1.以下に示すキャリア開発論で重要な概念を理解できる様に具体例を用いて解説する。
・ライフコース
・社会人基礎力
・キャリア開発理論
・プロフェッションとスペシャリスト
・キャリア開発とキャリアの障壁
2.様々なキャリア、キャリアパスについて実例を紹介し、上記の理論や概念を解説しながらキャリアデザインを助言すると共に、自らキャリアデザインを形成について助言する。
・双方向型講義:ディスカッション
・演習:個人の発表
・講義についての質問や意見は全体にフィードバックする。
・レポートはコメントをフィードバックする。
回 | 項目 | 内容 | 担当者 | 日時 | 講義室 |
---|---|---|---|---|---|
1 | キャリア形成に必要な社会人基礎力と専門職化 | オリエンテーション キャリア形成に必要な社会人に求められる能力や態度を学び、医療の専門職の責務と自律性について考える。 ・自らのライフコースと医療職選択の関係 ・自身の強みと職業選択 ・社会人となるとは ・プロフェッショナリゼーションとは ・職業人のキャリアの障壁と課題 | 小玉 淑巨 | 4/9(水)④ | 対面授業・N号館 講義室1 |
2 | キャリア開発論と組織におけるキャリア開発 | キャリア開発の理論をもとに、自らのライフストーリーを振り返る。キャリア開発の主体を個人と組織から考える。 ・自己の特性の理解 ・キャリア開発の理論 | 小玉 淑巨 | 4/16(水)④ | 対面授業・N号館 講義室1 |
3 | キャリア開発のモデル紹介 プロフェッショナルからスペシャリストへ | プロフェッショナルのキャリア開発の体験から、キャリア開発における理論を理解し、自らのキャリアのイメージ化を図る。 ・スペシャリストへの動機付け、ライフスタイルとの調和 ・スペシャリストへの過程における障壁と対処 | 清宮 美詠 | 4/23(水)④ | 対面授業・N号館 講義室1 |
4 | キャリア開発のモデル紹介 男性のキャリア開発・管理職としてのキャリア | プロフェッショナルのキャリア開発の体験から、キャリア開発における理論を理解し、自らのキャリアのイメージ化を図る。 ・ジェネラリストのキャリア ・男性看護師のキャリア開発 ・看護管理者というキャリア | 内藤 茂幸 | 5/7(水)④ | 対面授業・N号館 講義室1 |
5 | スペシャリストの役割と機能 | 日本における看護専門職のスペシャリティへの変遷と、スペシャリストの役割や機能の多様性について学ぶ。 ・専門・認定看護師、ジェネラリストの役割と機能 ・ナースプラクティショナー、特定看護師の役割と機能と課題 ・医療チームにおけるスペシャリストの役割 ・スペシャリストのキャリアパス | 小玉 淑巨 青栁 秀昭 | 5/14(水)④ | 対面授業・N号館 講義室1 |
6 | キャリア開発のモデル紹介 看護実践者から教員・研究者への転換 | プロフェッショナルのキャリア開発の体験から、キャリア開発における理論を理解し、自らのキャリアのイメージ化を図る。 ・看護実践者から看護教員者、研究者へキャリアの転換 ・キャリアの転換における障壁と対処 | 村井 佐知子 | 5/21(水)④ | 対面授業・N号館 講義室1 |
7 | キャリア開発のモデル紹介 海外での活動 | プロフェッショナルのキャリア開発の体験から、自らのキャリアのイメージ化を図る。 ・海外でのキャリア選択と海外での活動の障壁、やりがい。 まとめ:これまでの講義をもとに自らのキャリアデザインに活かす。 | 田辺 幸子 | 5/28(水)④ | 対面授業・N号館 講義室1 |
8 | キャリア開発:キャリアの停滞( 疾患を抱えながら看護師として働く)から再生に向けての支援の実際 | ゲストスピーカーのストーリーから職業アイデンティティや意欲の喪失、キャリアの停滞から再生に向けてのコントロール法や、支援について学ぶ。 ・ワークキャリアとライフキャリアの調和 ・まとめ | 小玉 淑巨 | 6/4(水)④ | 対面授業・N号館 講義室1 |
1. 自己に必要な社会人基礎力について考えを述べることができる。
2. キャリアとは何かを説明できる。
3. 専門職とは何かを説明できる。
4. キャリアを発展する際の障壁となる物について説明できる。
5. キャリア開発の理論について説明できる。
6. キャリア転換、変遷の要因について説明できる。
7. 様々なキャリア開発の考え方に対して自己の考えを述べることができる。
8. 看護専門職者のキャリア開発の特徴、自己研鑽の意義について説明できる。
9. 看護専門職者の多様なキャリアパスについて説明できる。
10. 経験の振り返りと自己理解の必要性について説明できる。
11. 自己の特性を振り返り、今後の職業選択につなげることができる。
12. これから始まる自己のキャリアについて概観し、自分の考えを記述できる。
1.各回で出される課題(レスポンスシート各5%×8)にて評価する。
2.課題レポート(60%)にて評価する。レポート課題は第1回目の講義内で提示する。
レポートは、キャリアに関するテーマについて講義内容を踏まえ、自身の考えを具体的に記述できているかを評価する
1 | 予習:30分程度 多様な看護師のキャリアパスについて調べて翌週の講義に臨む。 |
2 | 復習:30分程度 講義資料を整理し、講義で解説された概念を講義後、周囲の人々と議論して復習する。 周囲の専門職の人と議論し、その人のキャリアパスをイメージしながら講義内容を復習する。 必要時、配布資料や文献を利用し、理解を深める。 |
3 | 〔実務経験のある教員〕 小玉 淑巨:キャリア理論と臨床経験を活用した、看護専門職のキャリア形成等についての講義を行う。 村井 佐知子:キャリア理論と看護キャリア発展の経験を活用した継続教育とキャリアデザインについての講義を行う。 青栁 秀昭:臨床経験を活用した、看護専門職のキャリア形成等についての講義を行う。 |
4 | 〔卒業・学位授与の方針と当該授業科目の関連〕 (1) 人間の尊厳・権利への深い理解と高い倫理観に基づく行動力 〇(2) 豊かな人間性と幅広い教養を基盤として、自己理解と対象との相互理解に基づく援助的人間関係を築く力 (3) 看護学とその関連分野の知識を基盤として、多様な対象に科学的根拠に基づく看護を提供できる実践力 〇(4) 多様な保健医療福祉の場において、多職種との連携の中で看護専門職としての機能を発揮できる能力 (5) 必要な情報や研究成果を看護実践に活用し、課題解決に導くための基礎的能力 ◎(6) 変化する社会や医療の動向を踏まえ、生涯にわたって研鑽し続けられる姿勢 ◎は特に関連するもの、○は関連するもの |
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
---|---|---|---|
教科書 | 必要に応じ、資料を配布する。 | ||
参考書 | 必要に応じて紹介する。 |