Web Syllabus(講義概要)
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生徒指導論
英 文 名:Counseling and Guidance
科 目 概 要:3年後期 [土曜日2時限]、選択(自由)、講義、1単位
担 当 者:(◎は科目責任者) ◎田中 俊穂※
講 義 室:対面授業、L1-36
そ の 他:教職課程必修科目:教育の基礎的理解に関する科目等[養教一種免] 
科目ナンバリングコード:NN601-TC33
※は実務経験有
科目道徳、総合的な学習の時間等の内容及び生徒指導、教育相談等に関する科目 
各科目に含めることが必要な事項
  • 生徒指導の理論及び方法 

授業の目的

生徒指導は、一人一人の児童生徒の人格を尊重し、個性の伸長を図りながら、社会的資質や行動力を高めることを目指して行われる教育活動である。教職員や家庭、関係機関と連携しながら組織的に生徒指導を行い、児童生徒が自己実現を図っていくための自己指導能力を育むために必要な知識・技術や素養を身に付ける。学校現場で「動ける」教員になることを目指して資質・能力を涵養する。

教育内容

生徒指導の目的、意義、内容、指導法等について学び、生徒指導が学校教育に果たす役割を理解する。また、生徒指導を他の教育活動と有機的に捉えることで、より適切な生徒指導の在り方について考察する。

教育方法

レジュメを用い、視聴覚メディアを活用しながら講義形式を中心とし、グループワークや発表も取り入れながら授業を展開する。視点の異なる新聞記事や関連の文献を紹介し、講義のテーマをより柔軟に、深く考察する。
課題については、フィードバックとして、回収した次の講義で、特徴的な解答傾向を指摘し、参考となる解答を紹介し、課題設定の主旨や留意点等について説明する。

授業内容

項目内容担当者日時講義室
1はじめに・生徒指導の意義と原理(1)・講義のねらいと進め方
・教育課程における生徒指導の位置付け(学習指導要領)
田中 俊穂
9/6(土)②対面授業・L1-36
2生徒指導の意義と原理(2)・集団指導・個別指導の方法原理(1)
(共感的理解と指導について)
田中 俊穂
9/13(土)②対面授業・L1-36
3生徒指導の意義と原理(3)・各教科、道徳教育、総合的な探究の時間、特別活動における生徒指導の意義や重要性
・児童生徒の自己の存在感が育まれるような場や機会の設定の在り方
田中 俊穂
9/20(土)②対面授業・L1-36
4・生徒指導の意義と原理(4)・集団指導・個別指導の方法原理(2)
(発達段階を踏まえた指導について)
田中 俊穂
9/27(土)②対面授業・L1-36
5・生徒指導の意義と原理(5)
・児童生徒全体への指導(1)
・生徒指導体制と教育相談体制それぞれの基本的な考え方と違い
 (教育的配慮を中心とした生徒指導とは)
・基礎的な生活習慣の確立や規範意識の醸成等、日々の生徒指導の在り方
 (学校と家庭との連携を考える) 
田中 俊穂
10/4(土)②対面授業・L1-36
6・個別の課題を抱える個々の児童生徒への指導(1)
・児童生徒全体への指導(2)
・暴力行為、いじめ、児童虐待、不登校、インターネットや性に関する生徒指導上の課題と対応
・学級担任、教科担任その他の校務分掌上の立場や役割、並びに学校の指導方針、及び年間指導計画に基づいた組織的な取組の重要性(チーム学校としての取組)
・生徒指導に係る個人と組織の危機管理
田中 俊穂
10/11(土)②対面授業・L1-36
7個別の課題を抱える個々の児童生徒への指導(2)
(生徒指導を行う際の基礎的知識)
・校則、懲戒、体罰等の生徒指導に関する主な法令、及び関連する法令の内容田中 俊穂
10/18(土)②対面授業・L1-36
8まとめこれまでの学習の総まとめを行う。田中 俊穂
10/25(土)②対面授業・L1-36
No. 1
項目
はじめに・生徒指導の意義と原理(1)
内容
・講義のねらいと進め方
・教育課程における生徒指導の位置付け(学習指導要領)
担当者
田中 俊穂
日時
9/6(土)②
講義室
対面授業・L1-36
No. 2
項目
生徒指導の意義と原理(2)
内容
・集団指導・個別指導の方法原理(1)
(共感的理解と指導について)
担当者
田中 俊穂
日時
9/13(土)②
講義室
対面授業・L1-36
No. 3
項目
生徒指導の意義と原理(3)
内容
・各教科、道徳教育、総合的な探究の時間、特別活動における生徒指導の意義や重要性
・児童生徒の自己の存在感が育まれるような場や機会の設定の在り方
担当者
田中 俊穂
日時
9/20(土)②
講義室
対面授業・L1-36
No. 4
項目
・生徒指導の意義と原理(4)
内容
・集団指導・個別指導の方法原理(2)
(発達段階を踏まえた指導について)
担当者
田中 俊穂
日時
9/27(土)②
講義室
対面授業・L1-36
No. 5
項目
・生徒指導の意義と原理(5)
・児童生徒全体への指導(1)
内容
・生徒指導体制と教育相談体制それぞれの基本的な考え方と違い
 (教育的配慮を中心とした生徒指導とは)
・基礎的な生活習慣の確立や規範意識の醸成等、日々の生徒指導の在り方
 (学校と家庭との連携を考える) 
担当者
田中 俊穂
日時
10/4(土)②
講義室
対面授業・L1-36
No. 6
項目
・個別の課題を抱える個々の児童生徒への指導(1)
・児童生徒全体への指導(2)
内容
・暴力行為、いじめ、児童虐待、不登校、インターネットや性に関する生徒指導上の課題と対応
・学級担任、教科担任その他の校務分掌上の立場や役割、並びに学校の指導方針、及び年間指導計画に基づいた組織的な取組の重要性(チーム学校としての取組)
・生徒指導に係る個人と組織の危機管理
担当者
田中 俊穂
日時
10/11(土)②
講義室
対面授業・L1-36
No. 7
項目
個別の課題を抱える個々の児童生徒への指導(2)
(生徒指導を行う際の基礎的知識)
内容
・校則、懲戒、体罰等の生徒指導に関する主な法令、及び関連する法令の内容
担当者
田中 俊穂
日時
10/18(土)②
講義室
対面授業・L1-36
No. 8
項目
まとめ
内容
これまでの学習の総まとめを行う。
担当者
田中 俊穂
日時
10/25(土)②
講義室
対面授業・L1-36

到達目標

1)教育課程における生徒指導の位置付けを理解し説明できる。
2)各教科、道徳教育、総合的な探究の時間、特別活動における生徒指導の意義や重要性を理解し説明できる。
3)集団指導・個別指導の方法原理を理解し説明できる。
4)生徒指導体制と教育相談体制それぞれの基本的な考え方と違いを理解し説明できる。
5)学級担任、教科担任、その他の校務分掌上の立場や役割、並びに学校の指導方針及び年間指導計画に基づいた組織的・計画的な取組の重要性を理解し説明できる。
6)基本的な生活習慣の確立や規範意識の醸成等、日々の生徒指導の在り方を理解し説明できる。
7)児童生徒の自己存在感が育まれるような場や機会の設定を例示することができる。
8)校則、懲戒、体罰等の生徒指導に関する法令、及び関連する法令の内容を理解し説明できる。
  ※高等学校においては停学及び退学を含む。
9)暴力行為、いじめ、不登校・不登園等の生徒指導上の課題の定義及び対応の視点を理解し説明できる。
10)インターネットや性に関する課題、児童虐待への対応等、今日的な生徒指導上の課題及びその解決へのアプローチを専門家や関係機関との連携の在り方を含めて例示することができる。

評価方法

・評価割合:定期試験(60%)、提出物および授業への取り組み状況(講義での発言等)を総合的に評価(40%)する。
・評価基準:講義内容を理解し、知識・技術を確実に身につけたか。課題を、単なる引用や皮相的な記述で凌ぐのではなく、自らの頭で深く考え、問題の本質を指摘し、その解決に論理的に言及しているか。

準備学習(予習・復習)・その他

1・予習:配布されたレジュメに目をとおし、講義で何を学ぶのかを明確にしておくこと。また、添付の資料があれば、事前に一読しておくこと。(120分)
・復習:毎回、配布されるレジュメをファイリングし、講義内容を見直し、不明な点は各自で調べ、疑問があれば次回に質問すること。講義で指示のあった資料については、最後まで読み切ること。(120分)
2常に児童・生徒の目線を意識しながら考えることが大切。授業への主体的な参加を期待する。
3〔実務経験のある教員〕
田中 俊穂:学校教諭・管理職、及び教育行政の実務経験を活用し、教職免許取得に必要な生徒指導の意義や重要性、関係する法令などの講義を行う。
4〔卒業・学位授与の方針と当該授業科目の関連〕
〇(1) 人間の尊厳・権利への深い理解と高い倫理観に基づく行動力 
〇(2) 豊かな人間性と幅広い教養を基盤として、自己理解と対象との相互理解に基づく援助的人間関係を築く力
 (3) 看護学とその関連分野の知識を基盤として、多様な対象に科学的根拠に基づく看護を提供できる実践力
 (4) 多様な保健医療福祉の場において、多職種との連携の中で看護専門職としての機能を発揮できる能力
 (5) 必要な情報や研究成果を看護実践に活用し、課題解決に導くための基礎的能力
〇(6) 変化する社会や医療の動向を踏まえ、生涯にわたって研鑽し続けられる姿勢

◎は特に関連するもの、○は関連するもの

教材

種別書名著者・編者発行所
教科書特になし。(レジュメを毎回配布する。)
参考書生徒指導提要文部科学省文部科学省Webに公開
教科書
署名
特になし。(レジュメを毎回配布する。)
著者・編者
発行所
参考書
署名
生徒指導提要
著者・編者
文部科学省
発行所
文部科学省Webに公開