英 文 名 | : | Family Nursing |
---|---|---|
科 目 概 要 | : | 看護学3群科目、2年後期 [金曜日3・4時限]、必修科目、講義、1単位 |
担 当 者 | : | (◎は科目責任者) 大田 康江※、 ◎岡 澄子※、 柴田 真紀※、 髙見 紀子※(兼任)、 大塚 香※(非常勤) |
講 義 室 | : | 対面授業、N号館 講義室1、N号館 講義室2 |
そ の 他 | : | 科目ナンバリングコード:N301-Sa02 ※は実務経験有 |
健康問題をもつ人の看護支援に役立てるために、家族看護の基本的概念、家族看護のプロセスを理解する。さらに、家族のライフサイクルの各段階、発達課題、健康問題の特徴など、家族を理解するための視点を学修し、家族に応じた看護実践の基礎を養う。
家族看護の特徴と概念および看護師の役割について説明する。
現代の家族にまつわる課題と健康問題をもつ家族の看護支援に必要な家族看護の基本について説明する。
グループ学習で病気や問題を抱えた家族の苦悩および看護の役割について説明する。
パワーポイントと視聴覚メディア、配布資料、教科書を用いながら講義形式(教員による講義4回、実務経験のある看護師による講義2回、グループ学習2回のオムニバス形式)の講義で進める。
classroomを通して、各講義後に課題に取り組み、学修内容を復習する。
グループ学習の成果はPadletに掲示し、学生同士がフィードバックし合えるようにする。
全体に対する講評やコメントはclassroomにてフィードバックする。
回 | 項目 | 内容 | 担当者 | 日時 | 講義室 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 家族看護概論1~ガイダンス、家族看護とは~ | 家族の概念、家族看護の目的、考え方 (本科目の進め方・学習方法についてを含む) 家族看護の対象・役割、家族を単位としたアプローチについて学修する。 現代の家族を取り巻く様々な問題について学修する。 | 岡 澄子 | 12/5(金)③ | 対面授業・N号館 講義室1 |
2 | 家族看護概論2~家族看護の諸理論~ | 家族看護の諸理論 家族システム理論、家族発達理論等について学修する。 | 岡 澄子 | 12/12(金)③ | 対面授業・N号館 講義室1 |
3 | 家族形成期の家族看護 | 子どもの出生前後および乳児をもつ家族の発達課題、健康問題の特徴と看護方法について学修する。 | 大田 康江 | 12/12(金)④ | 対面授業・N号館 講義室1 |
4 | 発展期の家族看護 | 子どもをもつ家族の発達課題と健康問題の特徴、看護方法について学修する。 | 大塚 香 | 12/19(金)③ | 対面授業・N号館 講義室1 |
5 | 精神障害をもつ人の家族看護 | 精神障害をもつ人と家族の課題、健康問題の特徴・看護の方法について学修する。 | 柴田 真紀 | 12/19(金)④ | 対面授業・N号館 講義室1 |
6 | 在宅に向けた家族看護 | 地域で生活する人と家族の課題、健康問題の特徴・看護の方法について学修する。 大学病院における家族看護支援の実践について学修する。 | 髙見 紀子 | 1/16(金)③ | 対面授業・N号館 講義室1 |
7 | 苦悩する家族への看護(グループ学習) | 様々な家族のストーリー(認知症と家族、育児困難と家族、病と家族、依存症と家族)について、グループ学習を通して、家族特有の苦悩の体験についての理解を深める。 | 大田 康江 岡 澄子 | 1/16(金)④ | 対面授業・N号館 講義室1・N号館 講義室2 |
8 | 苦悩する家族への看護(グループ学習の発表) | グループ毎に、ロールプレイを用いて発表を実施し、様々な家族の苦悩について理解を深め、苦悩する家族への看護の役割について学修する。 | 大田 康江 岡 澄子 | 1/23(金)② | 対面授業・N号館 講義室1・N号館 講義室2 |
1)家族看護の特徴と基本的概念および看護師の役割について理解し、説明することができる。
2)家族の発達段階、発達課題、基本理論、アセスメント方法などを理解し、説明することができる。
3)健康問題のある人と家族の看護支援に必要な家族看護の基本を理解し、説明することができる。
4)グループ学習で病気や問題を抱えた家族の苦悩および看護の役割について説明することができる。
1)~4)各講義後の課題、筆記試験により総合的に評価する。
*内訳は課題20%、グループ学習10%、定期試験70%とする。
*課題は、各講義の内容を踏まえて、多様な家族のあり方、家族のとらえ方、必要な看護について理解し、自己の考えが記述できていることを評価基準とする。
*グループ学習では、ピア評価を用いて評価する。
1 | 予習:45分 講義内容を確認し、それぞれの項目に関して系統看護学講座 別巻 家族看護学を読み、講義に参加する。 第1回:2~14、30~40、75~99、136~153ページ 第2回:40~56、102~117、186~194ページ 第3回:204~212ページ 第4回:212~234ページ 第5回:118~134ページ 第6回:248~286ページ 第7回:事例を読み、苦悩する家族の物語を考える 第8回:自分の担当グループ以外のグループの事例を読む その他、事前に提示する参考書等がある場合には、目を通して講義に臨む。 |
2 | 復習:30分 各講義終了後に課題(200字程度)を、各講義ごとに設定する期日までに提出する。 |
3 | 進度表に示してある日程内で開講する。期間内の開講日・開講時間については、開講前又は第1回に説明する(第1回の日時・場所については掲示する)。 |
4 | 〔実務経験のある教員〕 岡 澄子、大田 康江、柴田 真紀、髙見 紀子、大塚 香:看護師、保健師、助産師の臨床経験を活用した、健康問題を持つ人とその家族を一つの単位として捉えた家族看護支援等についての講義。 |
5 | 〔卒業・学位授与の方針と当該授業科目の関連〕 ◎(1) 人間の尊厳・権利への深い理解と高い倫理観に基づく行動力 〇(2) 豊かな人間性と幅広い教養を基盤として、自己理解と対象との相互理解に基づく援助的人間関係を築く力 ◎(3) 看護学とその関連分野の知識を基盤として、多様な対象に科学的根拠に基づく看護を提供できる実践力 ◎(4) 多様な保健医療福祉の場において、多職種との連携の中で看護専門職としての機能を発揮できる能力 (5) 必要な情報や研究成果を看護実践に活用し、課題解決に導くための基礎的能力 〇(6) 変化する社会や医療の動向を踏まえ、生涯にわたって研鑽し続けられる姿勢 ◎は特に関連するもの、〇は関連するもの |
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
---|---|---|---|
教科書 | 系統看護学講座別巻 家族看護学 | 上別府圭子他 著 | 医学書院 2024 |
参考書 | 家族看護学 理論と実践 第5版 | 鈴木和子・渡辺裕子・佐藤律子 著 | 日本看護協会出版会 2020 |
参考書 | グループワークで学ぶ家族看護論 第2版 カルガリー式家族看護モデル実践へのファーストステップ | 小林奈美 著 | 医歯薬出版 2011 |
参考書 | 実践力を高める家族アセスメント PartI ジェノグラム・エコマップの描き方と使い方 カルガリー式家族看護モデル実践へのセカンドステップ | 小林奈美 著 | 医歯薬出版 2009 |