英 文 名 | : | Introduction to Special Needs Education |
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科 目 概 要 | : | 2年後期 [土曜日4時限]、選択(自由)、講義、1単位 |
担 当 者 | : | (◎は科目責任者) ◎横澤 美保※(非常勤) |
講 義 室 | : | 対面授業、L1-51 |
そ の 他 | : | 教職課程必修科目:教育の基礎的理解に関する科目等[養教一種免] 科目ナンバリングコード:NN601-TC25 ※は実務経験有 |
科目 | 教育の基礎的理解に関する科目 |
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各科目に含めることが必要な事項 |
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通常の学級にも在籍している発達障害や軽度知的障害をはじめとする様々な障害等により特別の支援を必要とする幼児、児童及び生徒が授業において学習活動に参加している実感・達成感をもちながら学び、生きる力を身に付けていくことができるよう、幼児、児童及び生徒の学習上又は生活上の困難を理解し、個別の教育的ニーズに対して、他の教員や関係機関と連携しながら組織的に対応していくために必要な知識や支援方法を理解する。
特別の支援を必要とする幼児、児童及び生徒の特性や心身の発達を理解し、教育課程や指導・支援の方法と実際について、基本的な知識と実践例等で理解する。
テキストやプレゼンテーションソフトを用いた講義で基本的な知識を知り、各項での演習課題と協議で理解を深める。
【フィードバック】リアクションペーパーにて毎回自身の学びについてのまとめと振り返りをし、個別にコメントを返す。
回 | 項目 | 内容 | 担当者 | 日時 | 講義室 |
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1 | 特別支援教育の理念と概要、制度についての理解 | 特別支援教育の理念と養護学校義務化からインクルーシブ教育までの流れについて、制度や就学までの仕組みの理解 | 横澤 美保 | 9/6(土)④ | 対面授業・L1-51 |
2 | 特別な支援を必要とする幼児、児童及び生徒の障害の特性及び心身の発達の理解(1) | 発達障害や知的障害のある幼児、児童及び生徒の心身の発達、心理的特性及び学習の過程についての理解 | 横澤 美保 | 9/13(土)④ | 対面授業・L1-51 |
3 | 特別な支援を必要とする幼児、児童及び生徒の障害の特性及び心身の発達の理解(2) | 視覚障害・聴覚障害・肢体不自由・病弱等様々な障害のある幼児、児童及び生徒の心身の発達と障害特性についての基礎的な理解 | 横澤 美保 | 9/20(土)④ | 対面授業・L1-51 |
4 | 特別支援教育の場と特別な支援を必要とする子どもたちの教育課程の理解 | 特別支援学校・特別支援学級・通級指導教室など特別な支援を必要とする幼児、児童及び生徒の多様な学習の場と、教育課程(自立活動等)についての基本的理解 | 横澤 美保 | 9/27(土)④ | 対面授業・L1-51 |
5 | 特別な支援を必要とする幼児・児童及び生徒の実態把握と個別の教育計画、個別の教育支援計画の作成 | 一人一人の教育的ニーズに応じた個別の指導計画及び個別の教育支援計画を作成する意義と方法 | 横澤 美保 | 10/4(土)④ | 対面授業・L1-51 |
6 | 個別の教育計画と教育目標の応じた学習内容の設定と支援 | 教育的ニーズと学びやすさ・分かりやすさに応じた指導・支援の実際 | 横澤 美保 | 10/11(土)④ | 対面授業・L1-51 |
7 | 特別な支援を必要とする幼児、児童及び生徒に対する連携・協力した支援 | 特別支援学校のセンター的機能や特別支援教育コーディネーター、関係機関・家庭と連携した支援の概要と実際 | 横澤 美保 | 10/18(土)④ | 対面授業・L1-51 |
8 | 障害はないが特別の教育的ニーズのある幼児、児童及び生徒の学習上又は生活上の困難に対する支援 | 母国語や貧困、家庭養育上の困難さ(虐待)等により特別の教育的ニーズのある幼児、児童及び生徒への支援と組織的な対応 | 横澤 美保 | 10/25(土)④ | 対面授業・L1-51 |
1)インクルーシブ教育システムを含めた特別支援教育に関する制度の理念や仕組みを理解し説明できる。
2)発達障害や軽度知的障害をはじめとする特別の支援を必要とする幼児、児童及び生徒の心身の発達、心理的特性及び学習の過程を理解し説明できる。
3)視覚障害・聴覚障害・知的障害・肢体不自由・病弱等を含む様々な障害のある幼児、児童及び生徒の学習上又は生活上の困難について基礎的な知識を身に付けている。
4)「特別支援学校」「特別支援学級」「通級による指導」など多様な学びの場と教育課程上の自立活動の位置付けと内容を理解し説明できる。
5)特別支援教育に関する教育課程の枠組みを踏まえ、個別の指導計画及び個別の教育支援計画を作成する意義と方法を理解し説明できる。
6)発達障害や軽度知的障害をはじめとする特別の支援を必要とする幼児、児童及び生徒に対する支援の方法について例示することができる。
7)特別支援教育コーディネーター、関係機関・家庭と連携しながら支援体制を構築することの必要性を理解し説明できる。
8)母国語や貧困の問題等により特別の教育的ニーズのある幼児、児童及び生徒の学習上又は生活上の困難や組織的な対応の必要性を理解し説明できる。
特別な支援を必要とする幼児、児童及び生徒に対する基礎的な知識を理解しているか等を出席状況やリアクションペーパーの記述、レポート、講義内での協議内容や発言等で総合的に評価する。(出席状況・リアクションペーパーによる振り返り50%、課題レポート50%)課題レポートでは、上記の基本的な知識の理解とともに、支援が必要な子どもに対しての自身の考えを根拠を示して記述できているかを評価する。
1 | 予習・復習:全体60時間 テキストの予習等各20分程度、レポートの作成120分程度 |
2 | 〔実務経験のある教員〕 横澤 美保:特別支援学校教諭の実務経験等を活用した、教職免許取得を目的とした教員の特別支援教育等についての講義。 |
3 | 〔卒業・学位授与の方針と当該授業科目の関連〕 〇(1) 人間の尊厳・権利への深い理解と高い倫理観に基づく行動力 〇(2) 豊かな人間性と幅広い教養を基盤として、自己理解と対象との相互理解に基づく援助的人間関係を築く力 (3) 看護学とその関連分野の知識を基盤として、多様な対象に科学的根拠に基づく看護を提供できる実践力 (4) 多様な保健医療福祉の場において、多職種との連携の中で看護専門職としての機能を発揮できる能力 (5) 必要な情報や研究成果を看護実践に活用し、課題解決に導くための基礎的能力 〇(6) 変化する社会や医療の動向を踏まえ、生涯にわたって研鑽し続けられる姿勢 ◎は特に関連するもの、○は関連するもの |
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | よくわかる!教職エクササイズシリーズ第5巻特別支援教育 | 石橋裕子・林幸範ほか | ミネルヴァ書房 |
参考書 |