英 文 名 | : | Symptomatology and Pathophysiology for nursing Ⅰ(overview, pathology and psychiatry) |
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科 目 概 要 | : | 看護学2群科目、2年前期 [火曜日1・2時限]、必修科目、講義、2単位 |
担 当 者 | : | (◎は科目責任者) ◎林 哲範※、 阿久津 二夫※(兼担)、 稲田 健※(兼担)、 大石 智※(兼担)、 斉藤 善貴※(兼担)、 澤山 恵波※(兼担)、 日向 俊輔※(兼担)、 松本 俊英※(兼担)、 村岡 寛之※(兼担)、 横井 圭悟※(兼担) |
講 義 室 | : | 対面授業、N号館 講義室2、L2-310 |
そ の 他 | : | 科目ナンバリングコード:N201-Sb03 ※は実務経験有 |
疾病の原因、疾病の成り立ち、病態などを種々の疾患の共通基盤となる病理学的変化の視点で理解し、看護実践の基本となる知識を学ぶ。
疾病の発症から進行あるいは回復、さらに治療による病像の推移などを理解し、看護実践に活用するための基本的知識を学ぶ。
臨床で遭遇する頻度の高い精神疾患の病態生理を中心に理解し、看護実践の基本となる知識を学ぶ。
疾病の原因、疾病の成り立ち、病態などを種々の疾患の共通基盤となる病理学的変化について説明する。
臨床検査、放射線診断、外科治療の基礎について説明する。
臨床で遭遇する頻度の高い精神疾患の病態生理を中心に説明をする。
パワーポイントと配布資料、教科書を用いながら講義形式で進める。
各講義後に小テストや講義内容に関する質問を受け、学修内容の整理、確認に役立てる。
回 | 項目 | 内容 | 担当者 | 日時 | 講義室 |
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1 | 病理学・病因論 代謝障害 | 病理学の定義、疾病の原因(病因)、疾病の成り立ちや仕組みを理解する。 蛋白質、炭水化物、脂質などの代謝異常、その原因と疾患について理解する。 | 松本 俊英 | 4/8(火)② | 対面授業・N号館 講義室2 |
2 | 細胞障害 循環障害 | 変生壊死、細胞組織に対する障害因子の除去と再生、組織修復の経過について理解する。 局所的および全身的循環障害の成因、心不全の原因と結果、病態を理解する。 | 松本 俊英 | 4/15(火)② | 対面授業・N号館 講義室2 |
3 | 炎症と免疫 | 炎症の定義、急性炎症、慢性炎症、炎症反応の機構を理解する。 感染症・免疫機構の異常に関わる生体反応の意義とその病態について理解する。 | 松本 俊英 | 4/22(火)② | 対面授業・N号館 講義室2 |
4 | 奇形(先天異常) | 奇形の成立時期、奇形の頻度、原因、先天異常の診断、治療、予防について理解する。 | 松本 俊英 | 5/13(火)① | 対面授業・N号館 講義室2 |
5 | 腫瘍 | 腫瘍の定義、良性腫瘍と悪性腫瘍の差異、腫瘍の臨床的特徴、腫瘍に関連する諸病態、前がん病変、発がん因子と発がん機構の基礎について理解する。 | 松本 俊英 | 5/13(火)② | 対面授業・N号館 講義室2 |
6 | 臨床化学検査 | 尿や血液などの基本的検査から腫瘍マーカーなどの臨床化学検査全般に関して、検査の意義、結果の解釈について理解する。 | 林 哲範 | 5/20(火)① | 対面授業・N号館 講義室2 |
7 | 画像検査 | エックス線検査やCT検査、MRI検査などの画像検査の特徴、検査方法と意義、検査に伴う放射線被曝について理解する。 | 林 哲範 | 5/20(火)② | 対面授業・N号館 講義室2 |
8 | 麻酔・疼痛管理 | 麻酔法、麻酔中に用いられる薬剤、麻酔中の呼吸・循環管理について理解する。 | 日向 俊輔 | 5/27(火)① | 対面授業・N号館 講義室2 |
9 | 認知症 | 認知症の総論、ならびにAlzheimer〈アルツハイマー〉病、血管性認知症、Lewy〈レビー〉小体型認知症、前頭側頭型認知症について理解する。 | 阿久津 二夫 | 5/27(火)② | 対面授業・N号館 講義室2 |
10 | 精神医学総論 | 精神症状、精神障害の分類、精神科治療、関連法規・行政の概略を理解する。 | 稲田 健 | 6/3(火)② | 対面授業・N号館 講義室2 |
11 | 脳疾患、身体疾患、薬剤による精神障害 | 脳疾患、身体疾患、薬剤による精神障害の概要、疫学的特徴、症状と経過、治療法を理解する。 | 斉藤 善貴 | 6/10(火)② | 対面授業・N号館 講義室2 |
12 | 統合失調症と気分障害 | 統合失調症と気分障害の概要、疫学的特徴、症状と経過、治療法を理解する。 | 澤山 恵波 | 6/17(火)② | 対面授業・N号館 講義室2 |
13 | 神経症性障害とストレス関連障害 | 神経症性障害とストレス関連障害の概要、疫学的特徴、症状と経過、治療法を理解する。 | 大石 智 | 6/24(火)② | 対面授業・N号館 講義室2 |
14 | 児童思春期精神障害と発達障害 | 児童思春期精神障害と発達障害の概要、疫学的特徴、症状と経過、治療法を理解する。 | 村岡 寛之 | 7/1(火)② | 対面授業・N号館 講義室2 |
15 | 外科総論 (腹部手術後の回復) | 腹部手術の術後回復と注意点:開腹手術や腹腔鏡手術を受けた生体に現れる、種々の反応と回復過程の特徴、看護上の注意点について理解する。 | 横井 圭悟 | 7/9(水)② | 対面授業・N号館 講義室2 |
1.疾病の原因、疾病の成り立ち、進展あるいは治癒経過などを病理学的な視点から説明できる。
2.臨床検査、放射線診断の基礎について説明できる。
3.外科治療の基礎の基礎について説明できる。
4.代表的な精神疾患の症状、病態について説明ができる。
学期末に行う定期試験が主体(90%)。講義中に行うレポート等(10%)で成績評価を行う。
レポートの評価基準はテーマに合致した記述であり、明確な文章構成と表現であることを基準とする。
1 | 教科書、事前配布の資料を参考に、予習をする(毎回30分程度)。 |
2 | 配付資料と講義内容をもとに復習し、疑問点を明らかにする(毎回30分程度)。 |
3 | 〔実務経験のある教員〕 林 哲範、 阿久津 二夫、 大石 智、 稲田 健、 澤山 恵波、斉藤 善貴、 日向 俊輔、松本 俊英、村岡 寛之、横井 圭悟:現役医師の臨床経験を活用した、種々の症候・疾患の病理、病態、診療についての講義。 |
4 | 〔卒業・学位授与の方針と当該授業科目の関連〕 (1) 人間の尊厳・権利への深い理解と高い倫理観に基づく行動力 (2) 豊かな人間性と幅広い教養を基盤として、自己理解と対象との相互理解に基づく援助的人間関係を築く力 ◎(3) 看護学とその関連分野の知識を基盤として、多様な対象に科学的根拠に基づく看護を提供できる実践力 (4) 多様な保健医療福祉の場において、多職種との連携の中で看護専門職としての機能を発揮できる能力 (5) 必要な情報や研究成果を看護実践に活用し、課題解決に導くための基礎的能力 (6) 変化する社会や医療の動向を踏まえ、生涯にわたって研鑽し続けられる姿勢 ◎は特に関連するもの、○は関連するもの |
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 系統看護学講座 専門基礎分野 疾病のなりたちと回復の促進 [1]病理学 | 医学書院 | |
教科書 | 適宜講義資料を配布 | ||
参考書 | エッセンシャル病理学 | 澤井高志他 | 医歯薬出版 |
参考書 | 学生のための精神看護学 | 吉浜文洋、末安民生 | 医学書院 |