英 文 名 | : | Professional Study Skills for Nursing (Seminar) |
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科 目 概 要 | : | 看護学3群科目、2年前期 [木曜日3・4時限]、必修科目、演習、1単位 |
担 当 者 | : | (◎は科目責任者) ◎岡 澄子※、 香取 洋子※、 柴田 真紀※、 杉本 知子※、 田中 美加※、 長尾 式子※、 中山 栄純※、 伊藤 慎也、 小柴 梨恵※、 村井 佐知子※、 井野 ゆりか |
講 義 室 | : | 対面授業、L2-301、L2-302、L2-304、L2-305、L2-309、L1-33、N号館 講義室1 |
そ の 他 | : | 科目ナンバリングコード:N302-Sa06 ※は実務経験有 |
1.身近にある健康課題についての知識を深め、課題解決に向けた方策を立てるための科学的根拠を得るために、文献を活用する方法を修得する。
2.看護専門職者として必要な課題解決能力、批判的思考能力を身につける。
3.看護学の知識を、対象者の理解度や関心に合わせた方法で伝達する工夫をする
4.グループワークを通して、リーダーシップやメンバーシップの姿勢を養い、組織的行動力を身につける。
5.グループワークを通して、コミュニケーション能力、思考力、プレゼンテーション能力を身につける。
6.学生が主体的・自律的に学習するための基礎的知識、技術、態度を修得する。
この科目は、大学で学ぶための基礎的技法を身につけ、看護学がこれまで培ってきた「知」を看護実践の科学的根拠として活用するための能力の育成を狙いとするものである。
市民の身の回りに存在する健康課題について、それに関連する先行研究(文献)を活用することによって、課題を解決していくプロセスを実際に経験し、学生自身が活用するための主体的な学び方について教授する。
講義形式、グループワーク、ディスカッション、PBL(問題解決型学習)
〔フィードバックの方法〕グループワーク、ディスカッションへの取り組みについては、参加状況、個人の課題も含めて、担当教員から自己評価用紙にコメントをつけてフィードバックする。課題レポートにはコメントをつけてフィードバックする。
回 | 項目 | 内容 | 担当者 | 日時 | 講義室 |
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1 | オリエンテーション | 1)オリエンテーション 全15回の進め方についてオリエンテーションを受ける 2)演習の具体例 実際にどのように演習を進めていくのか、例を挙げた説明を受けることでこの科目の概要と進め方についてイメージを具体化する 3)プレゼンテーション資料の作成方法 パワーポイントを用いたプレゼンテーション資料の作成方法について説明をうける 4)グループワークの進め方 | 岡 澄子 | 4/3(木)③ | 対面授業・L1-33 |
2 | 文献の探し方・読み方 | 1)文献講読の意義 文献講読の意義、文献の種類、文献の資料化について学ぶ 2)文献の探し方 キーワードの選び方、文献の探し方、文献の資料化の方法を学ぶ。また、文献から得られた情報の適切な読み取り方について学ぶ | 小柴 梨恵 | 4/3(木)④ | 対面授業・L1-33 |
3-4 | 文献検索演習① 文献の検索方法や注意点 | OPACの使い方や見方、データベースの種類、オンラインジャーナルの利用方法、注意点について学ぶ | 井野 ゆりか | 4/10(木)③④ | 対面授業・L2-309 |
5 | レポートの書き方 | レポートの基本構成、文献の引用の仕方、メールの書き方について学ぶ | 岡 澄子 | 4/17(木)③ | 対面授業・L2-309 |
6 | 文献検索演習② 文献検索の実際 | 各グループの担当教員から提示された「テーマ」に関して、個人でPCを用いて文献を検索して書架やオンラインジャーナルから該当する文献を探し出す | 岡 澄子 香取 洋子 杉本 知子 田中 美加 中山 栄純 長尾 式子 柴田 真紀 伊藤 慎也 小柴 梨恵 村井 佐知子 | 4/17(木)④ | 対面授業・L2-301・L2-302・L2-304・L2-305 |
7 | グループワーク① プレゼンテーション | グループ毎に、第6回で検索した文献の紹介をひとり10分程度で行い、質疑応答する | 岡 澄子 香取 洋子 杉本 知子 田中 美加 中山 栄純 長尾 式子 柴田 真紀 伊藤 慎也 小柴 梨恵 村井 佐知子 | 4/24(木)③ | 対面授業・L2-301・L2-302・L2-304・L2-305 |
8 | グループワーク② グループのテーマ決定 | 第7回で発表し合った内容を参考に、グループで取り組むテーマを決める | 岡 澄子 香取 洋子 杉本 知子 田中 美加 中山 栄純 長尾 式子 柴田 真紀 伊藤 慎也 小柴 梨恵 村井 佐知子 | 4/24(木)④ | 対面授業・L2-301・L2-302・L2-304・L2-305 |
9-10 | グループワーク③④ 文献を用いた学習 | グループで決定したテーマに関する文献を各自で持ち寄り、持ち寄った文献を読み合わせ、テーマに関する知識を深める。また、わかったこと/まだわからないことは何かを話し合い、まだわからないことをさらに調べるためには、どのような文献/人から何を調べ/質問する必要があるか、解決策などについて討議する | 岡 澄子 香取 洋子 杉本 知子 田中 美加 中山 栄純 長尾 式子 柴田 真紀 伊藤 慎也 小柴 梨恵 村井 佐知子 | 5/8(木)③④ | 対面授業・L2-301・L2-302・L2-304・L2-305 |
11-12 | グループワーク⑤⑥ プレゼンテーション資料の作成 | 1)グループワークのプロセスのまとめ テーマの決定から課題解決方法を導き出すまでのグループワークの取り組み過程、グループとしての考えをまとめる 2)プレゼンテーション資料の作成 適切な説明方法を工夫しながら、プレゼンテーション資料を作成する | 岡 澄子 香取 洋子 杉本 知子 田中 美加 中山 栄純 長尾 式子 柴田 真紀 伊藤 慎也 小柴 梨恵 村井 佐知子 | 5/15(木)③④ | 対面授業・L2-301・L2-302・L2-304・L2-305 |
13-14 | 発表会 | 1)作成したプレゼンテーション資料に基づき、発表を行う 2)発表内容に対して質疑応答する | 岡 澄子 香取 洋子 杉本 知子 田中 美加 中山 栄純 長尾 式子 柴田 真紀 伊藤 慎也 小柴 梨恵 村井 佐知子 | 5/22(木)③④ | 対面授業・L2-301・L2-302・L2-304・L2-305 |
15 | まとめ・レポート作成 | 演習の過程を振り返り、健康課題を解決する過程や文献活用の意義についてまとめ、レポートを作成する | 岡 澄子 | 5/22(木)⑤ | 対面授業・L2-301・L2-302・L2-304・L2-305 |
1.課題に応じた文献を検索することができる。
1)インターネットを使って文献検索ができる。
2)自分に必要な文献を入手することができる。
3)文献の種類を説明できる。
4)入手した文献を整理できる。
2.課題解決のために文献を活用することができる。
1)文献を用いて健康課題に関する現状や課題を調べることができる。
2)対象者と健康課題の関連について文献を用いて調べることができる。
3)文献を深く読み、自分の意見を表現することができる。
3.グループディスカッションに主体的に参加することができる。
1)リーダーシップ、メンバーシップを発揮することができる。
2)グループディスカッションで自分の意見を述べることができる。
3)グループディスカッションでメンバーの意見を聞くことができる。
授業への取り組み(60%)、レポート<個人>(30%)、ピア評価(10%)により評価する。
レポートでは、演習の過程を振り返り、健康課題を解決する過程や文献活用の意義について自分の考えを明確に述べているかを評価する。
ピア評価では、自分以外のグループメンバーのグループワークへの貢献度について、「準備」「貢献度」「配慮」「柔軟性」の視点を用いて評価する。
1 | 【予習・復習に必要な時間:1コマにつき1時間】 予習:テーマに関連する事象について、新聞やインターネットを活用し積極的に情報収集する。 後述の参考書を読んでおく。 自分の調べた内容や考えをまとめ、グループワークに貢献できるよう準備する。 復習:演習時間内に得られた文献やほかのグループメンバーから提供された文献を熟読し、内容を理解する。 |
2 | 講義・演習ではインターネットに接続可能なPCを持参すること。 |
3 | 授業やグループワークに主体的に参加すること。 |
4 | グループメンバーと協力して課題に取り組み、各自の責任を果たすこと。 |
5 | 担当教員、グループメンバー間で相談の下、発表会等をシラバスに記載されている日時から変更することがある。 |
6 | 〔実務経験のある教員〕 岡 澄子、田中 美加、香取 洋子、柴田 真紀 、杉本 知子、長尾 式子、中山 栄純、 小柴 梨恵、村井 佐知子:看護師、保健師、助産師の臨床経験を活用した、健康課題を多元的に分析する方法等についての演習。 |
7 | 〔卒業・学位授与の方針と当該授業科目の関連〕 (1) 人間の尊厳・権利への深い理解と高い倫理観に基づく行動力 (2) 豊かな人間性と幅広い教養を基盤として、自己理解と対象との相互理解に基づく援助的人間関係を築く力 (3) 看護学とその関連分野の知識を基盤として、多様な対象に科学的根拠に基づく看護を提供できる実践力 (4) 多様な保健医療福祉の場において、多職種との連携の中で看護専門職としての機能を発揮できる能力 ◎(5) 必要な情報や研究成果を看護実践に活用し、課題解決に導くための基礎的能力 〇(6) 変化する社会や医療の動向を踏まえ、生涯にわたって研鑽し続けられる姿勢 ◎は特に関連するもの、○は関連するもの |
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 講義形式の授業は、講義資料を配布する。 | ||
参考書 | グループ学習入門:『学びあう場づくりの技法』 | 新井和弘,板倉杏介 | 慶應義塾大学出版会 |
参考書 | アカデミック・スキルズ(第3版):大学生のための知的技法入門 | 佐藤 望 (編著), 湯川 武,横山 千晶,近藤明彦 | 慶応義塾大学出版会 |
参考書 | プレゼンテーション入門:学生のためのプレゼン上達術 | 大出敦(編著),直江健介 | 慶応義塾大学出版会 |
参考書 | 実践に活かす看護研究:『量的・質的研究デザインと統計手法を理解する』 | キャロル・L・マクニー,小山真理子(監訳) | 中山書房 |
参考書 | 研究発表のプレゼンもっとよくなります!臨床ナースから看護研究者まで | 前田樹海 | 日本看護協会出版会 |
参考書 | 看護学生のためのよくわかる大学での学び方 スタディ・スキル/キャリア・デザイン/プロフェッショナル・スキル | 前原澄子,遠藤俊子(監修) | 金芳堂 |
参考書 | 文献レビューのきほん 看護研究・看護実践の質を高める | 大木秀一 | 医歯薬出版 |
参考書 | 看護師のためのweb検索・文献検索入門 JNNスペシャルNo.95 | 佐藤淑子,和田佳代子(編) | 医学書院 |
参考書 | 大学生のためのリサーチリテラシー入門:研究のための8つの力 | 山田剛史,林創 | ミネルヴァ書房 |
参考書 | わかりやすい医中誌Web検索ガイド | 諏訪部直子,平紀子 | 日本医学図書館協会 |