英 文 名 | : | Anatomy and Physiology for Nursing II(Metabolism and Nutrition, Digestive and Urinary Systems) |
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科 目 概 要 | : | 看護学2群科目、1年前期 [木曜日2時限]、必修科目、講義、2単位 |
担 当 者 | : | (◎は科目責任者) ◎松谷 伸二、 中山 栄純※ |
講 義 室 | : | 対面授業、N号館 講義室2、L2-309 |
そ の 他 | : | 教職課程必修科目: 養護に関する科目[養教一種免] 施行規則に定める科目区分:栄養学(食品学を含む。) 科目ナンバリングコード:N201-Sb03 ※は実務経験有 |
食事と健康の関係を理解するために、生きていくうえで欠かせない栄養の摂取と排泄の仕組みや、体を構成する物質について学び、看護とのつながりを認識する。
摂取した食物を消化・吸収し、便として排泄する仕組み、血漿から尿を生成し体外に排泄する仕組みについて説明する。また、生体を構成する主要な物質の特徴と代謝経路、食事と栄養について説明する。
スライドによる講義。学修内容を発展させるためのレポートを課し、採点後返却する。
回 | 項目 | 内容 | 担当者 | 日時 | 講義室 |
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1 | 消化管の構造と機能(1) 概論 | 消化器の全体像を把握する。また 、消化管に共通する構造と機能について理解する。 | 松谷 伸二 | 4/10(木)② | 対面授業・L2-309 |
2 | 消化管の構造と機能(2) 口腔・食道・胃 | 口腔から胃にかけての消化管の構造と機能について理解する。 | 中山 栄純 | 4/17(木)② | 対面授業・L2-309 |
3 | 消化管の構造と機能(3) 腸 | 腸から肛門にいたる消化管の構造と機能について理解する。 | 中山 栄純 | 4/24(木)② | 対面授業・L2-309 |
4 | 肝臓・膵臓の構造と機能 | 肝臓・膵臓の構造と機能について理解する。 | 中山 栄純 | 5/8(木)② | 対面授業・L2-309 |
5 | 腎臓の構造と機能 | 腎臓の巨視的構造、ネフロンの構造と機能、尿の生成について理解する。 | 中山 栄純 | 5/15(木)② | 対面授業・L2-309 |
6 | 尿路の構造と機能 | 尿路の構造と機能・性差、排尿のメカニズムについて理解する。 | 中山 栄純 | 5/22(木)② | 対面授業・L2-309 |
7 | 排泄とその異常 | 排泄とその異常(失禁、下痢、便秘など)について理解する。 | 中山 栄純 | 5/29(木)② | 対面授業・L2-309 |
8 | 生体を構成する物質 | 炭水化物、タンパク質、脂質、核酸などの生体を構成する物質の構造と性質を理解する。 | 松谷 伸二 | 6/4(水)⑤ | 対面授業・N号館 講義室2 |
9 | 酵素 | 生体における酵素のはたらきと酵素反応、補酵素とビタミンについて理解する。 | 松谷 伸二 | 6/5(木)② | 対面授業・L2-309 |
10 | 糖質代謝 | 糖質が分解されてエネルギーが産生される過程と、体内での利用について理解する。 | 松谷 伸二 | 6/12(木)② | 対面授業・L2-309 |
11 | 脂質代謝 | 中性脂肪およびコレステロールの代謝と、体内での利用について理解する。 | 松谷 伸二 | 6/19(木)② | 対面授業・L2-309 |
12 | タンパク質代謝 | タンパク質およびアミノ酸の代謝と、体内での利用について理解する。 | 松谷 伸二 | 6/26(木)② | 対面授業・L2-309 |
13 | 食事の意義と栄養摂取 | 栄養素の役割とエネルギーや食事摂取基準について理解する。 | 中山 栄純 | 7/3(木)② | 対面授業・L2-309 |
14 | 食事・栄養と看護 | 栄養状態のアセスメントと食事・栄養管理、栄養補給について理解する。 | 中山 栄純 | 7/10(木)② | 対面授業・L2-309 |
15 | 看護への応用 | 身近な事例を取り上げ、看護機能形態学 II の履修内容と看護とのつながりを理解する。 | 中山 栄純 | 7/17(木)② | 対面授業・L2-309 |
1.摂取した食物が消化・吸収され、便として排泄されるまでの過程を説明できる。
2.腎臓における尿の生成と、その調節機構について説明できる。
3.尿が排泄されるまでの過程を説明できる。
4.生体を構成する主な物質の性質・代謝経路の概略について説明できる。
5.酵素の働きや特徴について説明できる。
6.食事の意義、栄養素の役割、栄養状態のアセスメント、栄養管理や補給方法について説明できる。
7.履修内容と看護の関わりについて説明できる。
定期試験(95%)およびレポート課題(5%)により評価する。レポートでは、課題に応じた適切な内容になっていること、読み手を意識した書き方になっていることを評価する。レポートの提出は必須であり、採点後返却する。
1 | 消化器系と泌尿器系を構成する臓器のそれぞれについて、概要を把握しておく。また、生体を構成する高分子と主要な栄養素について、概要を把握しておく。(30時間) |
2 | 配布資料や講義中にとったノートを教科書と照合し、各臓器の形態と機能について理解を深める。また、生体に吸収された物質が、どのような代謝経路を経て利用されるかについて整理する。(30時間) |
3 | 〔実務経験のある教員〕 中山 栄純:看護師の臨床経験等を活用した、摂食・嚥下、排泄、栄養と消化・吸収等についての講義。 |
4 | 〔卒業・学位授与の方針と当該授業科目の関連〕 (1) 人間の尊厳・権利への深い理解と高い倫理観に基づく行動力 (2) 豊かな人間性と幅広い教養を基盤として、自己理解と対象との相互理解に基づく援助的人間関係を築く力 ◎(3) 看護学とその関連分野の知識を基盤として、多様な対象に科学的根拠に基づく看護を提供できる実践力 (4) 多様な保健医療福祉の場において、多職種との連携の中で看護専門職としての機能を発揮できる能力 (5) 必要な情報や研究成果を看護実践に活用し、課題解決に導くための基礎的能力 (6) 変化する社会や医療の動向を踏まえ、生涯にわたって研鑽し続けられる姿勢 ◎は特に関連するもの、○は関連するもの |
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 『系統看護学講座 専門基礎 人体の構造と機能② 生化学』 | 三輪一智、中恵一 | 医学書院[購入] |
教科書 | 『食品成分表』 | 香川芳子監修 | 女子栄養大学出版部[購入] |
教科書 | 『看護機能形態学 II 講義テキスト』 | 北里大学看護学部編集 | 配布 |
参考書 | 必要に応じて講義中に紹介する。 |