英 文 名 | : | Anatomy and Physiology for Nursing I(Motor System, Endocrine System, Skin and Body Temperature) |
---|---|---|
科 目 概 要 | : | 看護学2群科目、1年前期 [月曜日2時限]、必修科目、講義、2単位 |
担 当 者 | : | (◎は科目責任者) 松谷 伸二、 ◎中山 栄純※ |
講 義 室 | : | 対面授業、N号館 講義室2、L2-309 |
そ の 他 | : | 教職課程必修科目: 養護に関する科目[養教一種免] 施行規則に定める科目区分:解剖学・生理学 科目ナンバリングコード:N201-Sb03 ※は実務経験有 |
科学的な看護実践を行うためには、機能形態学の知識は重要である。この授業では、機能形態学の内容の中でも、ボディメカニクス、日常生活動作と結びつきの強い運動器の構造と機能、人間の恒常性を保つための体温調節の仕組み、ホルモンの機能、知識に焦点をあててその構造と機能を理解するとともに、その知識を用いた看護への応用についても理解する。
運動器の構造と機能、運動に伴う関節への負荷やボディメカニクスの概念、中枢から末梢に至る体温調節の仕組みと皮膚の構造・機能、体温調節における異常、内分泌器官から分泌されているホルモンの機能について説明する。
看護の場面でその知識がどのように活かせるか説明する。
スライドによる講義。レポートのフィードバックに関しては、講義内でその要点の解説を行う。
回 | 項目 | 内容 | 担当者 | 日時 | 講義室 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 看護機能形態学とは ボディメカニクス | 看護機能形態学で学ぶ内容、看護とのつながりについて理解する。人間の基本的動作について理解する。ボディメカニクスに基づいた効率的な動作について理解する。 | 中山 栄純 | 4/7(月)② | 対面授業・N号館 講義室2 |
2 | 細胞・組織・器官、人体の区分と運動 | 人体が細胞、組織、器官などの要素から体系的に構成されていることを理解する。 | 松谷 伸二 | 4/8(火)④ | 対面授業・L2-309 |
3 | 細胞の電気的活動 | 筋線維や神経細胞の興奮のメカニズムについて理解する。 | 松谷 伸二 | 4/14(月)② | 対面授業・N号館 講義室2 |
4 | 骨格筋の構造と機能 | 骨格筋の特徴と、興奮が収縮を引き起こすメカニズムについて理解する。 | 中山 栄純 | 4/21(月)② | 対面授業・N号館 講義室2 |
5 | 骨・関節の構造と機能 | 骨・軟骨組織・関節の微細構造と形成過程・リモデリングについて理解する。 | 中山 栄純 | 4/28(月)② | 対面授業・N号館 講義室2 |
6 | 頭頚部と体幹の運動 | 頭頚部・胸部・腰部の関節・筋・運動について理解する。 | 中山 栄純 | 5/12(月)② | 対面授業・N号館 講義室2 |
7 | 上肢・下肢の運動 | 上肢・下肢の関節・筋・運動について理解する。 | 中山 栄純 | 5/19(月)② | 対面授業・N号館 講義室2 |
8 | 内分泌系概論 | ホルモンの化学的構造と受容体機構について理解する。 | 松谷 伸二 | 5/26(月)② | 対面授業・N号館 講義室2 |
9 | 内分泌系各論(1) 脳下垂体・甲状腺・上皮小体が分泌するホルモン | 視床下部・下垂体系、甲状腺、上皮小体から分泌されるホルモンの機能について理解する。 | 松谷 伸二 | 6/2(月)② | 対面授業・N号館 講義室2 |
10 | 内分泌系各論(2) 心臓・消化管・膵島が分泌するホルモン | 心臓、消化管、膵島から分泌されるホルモンの機能について理解する。 | 松谷 伸二 | 6/9(月)② | 対面授業・N号館 講義室2 |
11 | 内分泌系各論(3) 副腎・腎臓・脂肪細胞が分泌するホルモン | 副腎、腎臓、脂肪組織から分泌されるホルモンの機能について理解する。 | 松谷 伸二 | 6/16(月)② | 対面授業・N号館 講義室2 |
12 | 皮膚の構造と機能 | 皮膚とその付属器の構造と機能について理解する。 | 中山 栄純 | 6/23(月)② | 対面授業・N号館 講義室2 |
13 | 皮膚のフィジカルアセスメント | 皮膚を観察することでアセスメントできること、およびその意義について理解する。 | 中山 栄純 | 6/30(月)② | 対面授業・N号館 講義室2 |
14 | 体温の調節機能 | 体温の恒常性維持機構について理解する。 | 中山 栄純 | 7/7(月)② | 対面授業・N号館 講義室2 |
15 | 看護への応用 | 身近な事例を取り上げ、看護機能形態学 I の履修内容と看護とのつながりを理解する。 | 中山 栄純 | 7/14(月)② | 対面授業・N号館 講義室2 |
1.看護機能形態学での学習内容について説明できる。
2.人間の基本的動作、効率的な動作について説明できる。
3.運動器の機能と構造について説明できる。
4.皮膚の機能と構造について説明できる。
5.体温調節の仕組みについて説明できる。
6.履修内容と看護の関わりについて説明できる。
定期試験(95%)およびレポート(5%)により評価する。レポートでは、課題に応じた適切な内容になっていること、読み手を意識した書き方になっていることを評価する。レポートの提出は必須であり、採点後返却する。
1 | 事前に教科書等に目を通し、授業で取り上げる内容の概要を把握しておく。 教科書の太字の内容についてノートに抜き出し整理しておく。(毎回90分) |
2 | 配布資料や講義中にとったノートを教科書と照合して理解を深める。 授業中に説明した看護への活用について、自分の考えを整理しておく。(毎回90分) |
3 | 〔実務経験のある教員〕 中山 栄純:看護師の臨床経験等を活用した、運動器の構造と機能、人体の仕組み等についての講義。 |
4 | 〔卒業・学位授与の方針と当該授業科目の関連〕 (1) 人間の尊厳・権利への深い理解と高い倫理観に基づく行動力 (2) 豊かな人間性と幅広い教養を基盤として、自己理解と対象との相互理解に基づく援助的人間関係を築く力 ◎(3) 看護学とその関連分野の知識を基盤として、多様な対象に科学的根拠に基づく看護を提供できる実践力 (4) 多様な保健医療福祉の場において、多職種との連携の中で看護専門職としての機能を発揮できる能力 (5) 必要な情報や研究成果を看護実践に活用し、課題解決に導くための基礎的能力 (6) 変化する社会や医療の動向を踏まえ、生涯にわたって研鑽し続けられる姿勢 ◎は特に関連するもの、○は関連するもの |
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
---|---|---|---|
教科書 | 看護機能形態学 Ⅰテキスト | 北里大学看護学部 [配布] | |
参考書 | 『人体の構造と機能』 | ロス&ウイルソン 著 島田達生他 訳 | 西村書店 |
参考書 | 『新体系看護学全書 人体の構造と機能 解剖生理学』 第3版 | 橋本尚詞、鯉淵典之編著 | メヂカルフレン ド社 |
参考書 | 必要に応じて講義中に紹介する。 |