英 文 名 | : | Anatomy and Physiology for Nursing IV(Nervous, Sensory and Reproductive Systems) |
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科 目 概 要 | : | 看護学2群科目、1年後期 [月曜日2時限、金曜日5時限]、必修科目、講義、2単位 |
担 当 者 | : | (◎は科目責任者) ◎松谷 伸二、 中山 栄純※ |
講 義 室 | : | 対面授業、N号館 講義室1、N号館 講義室2 |
そ の 他 | : | 教職課程必修科目: 養護に関する科目[養教一種免] 施行規則に定める科目区分:解剖学・生理学 科目ナンバリングコード:N201-Sb03 ※は実務経験有 |
環境の変化に応じて体の諸機能を調整する仕組みの理解は医療従事者にとって不可欠である。神経系・感覚器のはたらきを理解するとともに、睡眠・休息や看護とのつながりを認識する。また、新しい個体を生み出すための体の仕組み、個体の一生の生物学的側面を学び、性とライフサイクルについて考える基盤をつくる。
神経系や感覚器が、体内・体外の環境変化に対応してどのように生体機能を調節するか、また、生体機能を維持するために必要な睡眠や休息について説明する。生殖器と、個体発達の過程について説明する。
スライドによる講義。毎回の講義で質問を受付け、回答する。レポート課題を課し、採点後返却する。レポート課題については必要に応じて講義で解説する。
回 | 項目 | 内容 | 担当者 | 日時 | 講義室 |
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1 | 神経機能の基礎 | ニューロンとグリア細胞、神経伝達物質、シナプス伝達について理解する。 | 松谷 伸二 | 9/8(月)② | 対面授業・N号館 講義室1 |
2 | 中枢神経系(1)大脳皮質 | 大脳皮質の構造と機能について理解する。 | 松谷 伸二 | 9/19(金)⑤ | 対面授業・N号館 講義室1 |
3 | 中枢神経系(2) 大脳基底核・間脳 | 大脳基底核・間脳の構造と機能について理解する。 | 松谷 伸二 | 9/22(月)② | 対面授業・N号館 講義室1 |
4 | 中枢神経系(3) 脳幹・小脳 | 脳幹・小脳の構造と機能について理解する。 | 松谷 伸二 | 9/26(金)⑤ | 対面授業・N号館 講義室1 |
5 | 中枢神経系(4)脊髄 | 脊髄の構造と機能、感覚と運動の伝導路について理解する。 | 松谷 伸二 | 9/29(月)② | 対面授業・N号館 講義室1 |
6 | 末梢神経系(1)脳神経 | 脳神経の構造・分布と機能について理解する。 | 松谷 伸二 | 10/3(金)⑤ | 対面授業・N号館 講義室1 |
7 | 末梢神経系(2)脊髄神経 | 脊髄神経の構造・分布と機能、体性感覚について理解する。 | 松谷 伸二 | 10/6(月)② | 対面授業・N号館 講義室1 |
8 | 男性生殖器 | 男性生殖器と性ホルモンについて理解する。 | 松谷 伸二 | 10/20(月)② | 対面授業・N号館 講義室1 |
9 | 女性生殖器 | 女性生殖器と性ホルモン、性周期、妊娠について理解する。 | 松谷 伸二 | 10/27(月)② | 対面授業・N号館 講義室1 |
10 | 個体発生と老化 | ヒトの発生、成長、老化の過程について理解する。 | 松谷 伸二 | 11/10(月)② | 対面授業・N号館 講義室1 |
11 | 視覚器 | 眼球の構造と機能について理解する。 | 中山 栄純 | 11/17(月)② | 対面授業・N号館 講義室1 |
12 | 平衡・聴覚器 | 外耳・中耳・内耳の構造と機能について理解する。 | 中山 栄純 | 12/1(月)② | 対面授業・N号館 講義室1 |
13 | 嗅覚器、味覚器 | 嗅粘膜・味蕾の構造と機能について理解する。 | 中山 栄純 | 12/8(月)② | 対面授業・N号館 講義室1 |
14 | 睡眠と休息 | 睡眠と休息、リラクゼーションについて理解する。 | 中山 栄純 | 12/15(月)② | 対面授業・N号館 講義室1 |
15 | 看護への応用 | 身近な事例を取り上げ、看護機能形態学 IV の履修内容と看護とのつながりを理解する。 | 中山 栄純 | 12/22(月)② | 対面授業・N号館 講義室1 |
1.ニューロン、神経線維、シナプスの構造、興奮の伝達・伝導について説明できる。
2.中枢神経系の主要な領域と機能、被膜、脳室、血管系について説明できる。
3.各末梢神経の支配領域と機能、感覚器の構造と機能について説明できる。
4.睡眠と休息の必要性を説明できる。
5.生殖器の機能とホルモンの作用、女性の性周期について説明できる。
6.ヒトの個体発生と老化について説明できる。
7.履修内容と看護の関わりについて説明できる。
定期試験(95%)およびレポート課題(5%)により評価する。レポートでは、課題に応じた適切な内容になっていること、読み手を意識した書き方になっていることを評価する。レポートの提出は必須であり、採点後返却する。
1 | 予習:事前に教科書等に目を通し、概要を把握しておく(授業時間以外に必要な学習の時間:40時間)。 |
2 | 復習:配布資料や講義中にとったノートを教科書と照合して理解を深める(授業時間以外に必要な学習の時間:20時間)。 |
3 | 〔実務経験のある教員〕 中山 栄純:看護師の臨床経験を活用した、神経系、睡眠と休息等についての講義。 |
4 | 〔卒業・学位授与の方針と当該授業科目の関連〕 (1) 人間の尊厳・権利への深い理解と高い倫理観に基づく行動力 (2) 豊かな人間性と幅広い教養を基盤として、自己理解と対象との相互理解に基づく援助的人間関係を築く力 ◎(3) 看護学とその関連分野の知識を基盤として、多様な対象に科学的根拠に基づく看護を提供できる実践力 (4) 多様な保健医療福祉の場において、多職種との連携の中で看護専門職としての機能を発揮できる能力 (5) 必要な情報や研究成果を看護実践に活用し、課題解決に導くための基礎的能力 (6) 変化する社会や医療の動向を踏まえ、生涯にわたって研鑽し続けられる姿勢 ◎は特に関連するもの、○は関連するもの |
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 『看護機能形態学 IV 講義テキスト』 | 北里大学看護学部編集 | 配布 |
参考書 | 必要に応じて講義中に紹介する。 |