英 文 名 | : | Oncology in Nursing (Seminar IV) |
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科 目 概 要 | : | 修士 看護学研究コース前期、選択必修科目、演習、1単位 修士 高度実践看護学コース前期、必修科目、演習、1単位 |
担 当 者 | : | (◎は科目責任者) ◎久保 五月※、 長田 真由美※(兼任)、 猶木 克彦※(医学部教員) |
講 義 室 | : | N号館、対面授業、遠隔授業(ライブ型) |
そ の 他 | : | がん看護学分野 |
1.がん患者の病態のアセスメント、治療選択に関する高度な臨床判断能力を修得するために、画像診断、検査データの分析、フィジカルアセスメントの技術演習を行う。
2.リンパ浮腫を緩和するスキルを修得するために、用手的リンパドレナージの技術演習を行う。
3.がん看護専門看護師としての役割遂行に必要なスキルを修得するために、緩和ケアチームの活動を知る。
1.画像データ、検査データ、病理組織の理解に必要な基礎的知識を講義する。
2.緩和ケアを必要とする事例のアセスメント、介入方法について討議する。
3.用手的リンパドレナージの考え方、方法を講義し、デモンストレーションを行う。
4.緩和ケアチームにおける、がん専門看護師の役割について討議する。
1.画像、検査データ等の資料を用いて講義形式で進める。
2.事例のアセスメントについて討議する。
3.緩和ケアチームの活動(ピアサポート活動を含む)に参加する。
4.事例のレポートに対する講評やコメントは授業内で直接フィードバックする。
回 | 項目 | 内容 | 担当者 | 講義室 |
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1~4 | 画像診断 | 単純X線写真およびCT画像の読影の基礎的知識について学修する。 | 猶木 克彦 | N号館 |
5~6 | フィジカルアセスメント:疼痛、呼吸困難 | 画像所見、検査データをもとに、事例の症状・病態をアセスメントする。 事例①:疼痛を体験しているがん患者 事例②:呼吸困難を体験しているがん患者 | 猶木 克彦 | N号館 |
7~8 | フィジカルアセスメント:栄養障害 | がん患者の栄養状態をアセスメントし、適切な緩和ケア方法を検討する。 事例①:摂食・嚥下障害のある患者 事例②:終末期がん患者 | 猶木 克彦 | N号館 |
9~10 | 用手的リンパドレナージ | 用手的リンパドレナージの考え方、手技を学ぶ。 用手的リンパドレナージを行う。 | 長田 真由美 | N号館 |
11~13 | 緩和ケア: 緩和ケアチームによる活動 | 緩和ケアチームの活動に参加し、がん診療連携拠点病院における緩和ケアの実際を知る。 緩和ケアチームにおけるがん専門看護師の役割を学ぶ。 | 久保 五月 | N号館 |
14~15 | 緩和ケア: がん体験者のピアサポート | がん診療連携拠点病院の「がんサロン」に参加し、ピアサポートの実際を知る。 「がんサロン」の活動を通して、がん体験者と医療者との連携について学ぶ。 | 久保 五月 | N号館 |
1.各種データから、病態を適切にアセスメントすることができる。
2.病態に応じて、適切な治療を提案することができる。
3.栄養管理の観点から、がん患者の症状をアセスメントし、適切な援助方法を提案できる。
4.用手的リンパドレナージを、安全で効果的に実施できる。
5.がん診療連携拠点病院における緩和ケアの実際と課題を説明できる。
主体的に技術演習に取り組む態度(20%)、事例のアセスメントレポートの作成・発表(50%)、緩和ケアチームの活動への参加度(30%)を総合して評価する。
〔レポートの評価基準〕
・必要なデータが収集され、エビデンスに基づいて適切にアセスメントされていること。
1 | 〔授業時間外に必要な学習時間:15時間〕 ・フィジカルアセスメント学、がん看護学Ⅴ(緩和ケア看護学)の講義内容を復習する。 ・事例のアセスメントに関する討議にそなえて、資料を作成する。 |
2 | 〔オリエンテーション〕 ・用手的リンパドレナージの技術演習、緩和ケアチームおよびピアサポート活動の参加方法について、事前にオリエンテーションを行う。 |
3 | 〔学位授与の方針と当該授業科目の関連〕 《修士課程(看護学研究コース)》 (1) 看護学研究者として専門分野および周辺領域の知識・技術を持ち、実現可能で専門分野あるいは社会において意義のある研究課題を設定する能力 (2) 研究課題に適した研究デザインと研究方法を選択し、計画的かつ倫理的に実施する能力 (3) 研究結果を考察し、論文を執筆する能力 (4) 専門分野における研究の成果を看護実践の質向上に活用する能力 ◎ (5) 看護学を教育するための基本的能力と技能 《修士課程(高度実践看護学コース 専門看護師プログラム)》 ◎ (1) 専門分野における卓越した看護実践能力 ◎ (2) 専門職者としての倫理的課題の解決能力、多職種と連携するための調整能力、コンサルテーション能力 (3) 専門分野の看護実践の中で、研究的手法を用いて課題解決する能力 (4) 専門分野における看護実践の質を向上させるための教育的役割を果たす能力 ◎は特に関連するもの、○は関連するもの |
4 | オフィスアワー:希望者は事前にメールで連絡する。 |
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 必要に応じて、資料の配布・文献の紹介を行う。 | ||
参考書 |