Web Syllabus(講義概要)
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小児看護学特別研究
英 文 名:Child Health in Nursing Research
科 目 概 要:修士 看護学研究コース通年、必修科目、実験、10単位
担 当 者:(◎は科目責任者) ◎岡 澄子※
講 義 室:N号館、対面授業
そ の 他:小児看護学分野

授業の目的

学術論文を執筆するための知識、手技を学修する。具体的には、小児看護の専門性を高め、子どもと家族のQOL向上に寄与する看護課題とは何かを論議し、修士課程における研究課題を明確化する。その上で、研究課題に適した研究手法を検討し、考慮しなければならない倫理的課題を明らかにし、研究計画を立案するために必要な検討を行う。具体的なデータ収集の手技ならびに分析方法を学修し、研究課題や研究手法に適したデータ分析を実施する。さらに分析した結果に基づき、先行研究等の結果を踏まえて考察を行う。

教育内容

1.小児看護領域に関する文献レビュー・クリティークを通して研究テーマ・研究目的を設定する。
2.適切な研究デザインを設定する。
3.研究倫理に基づく研究方法を提示する。
4.研究計画に基づきフィールドワーク、データを分析する。
5.客観的視点で考察する。
6.論理的に研究論文を記述する。
7.論文審査における質疑に応える準備をする。
8.行なった研究の課題を確認し、今後に向けた展望について討議する。

教育方法

1.研究の全行程について大学院生と教員とのゼミナール形式のディスカッションし、適宜、口頭でフィードバックを行う。
2.研究課題の立案、研究デザインの選択、研究計画の立案、データ収集・分析、論文執筆の過程においては、スーパーバイズを行い、随時、フィードバックを対面や遠隔会議ツールを用いて口頭、あるいは電子ファイル等でフィードバックを行う。

授業内容

項目内容担当者
1.研究課題の明確化小児看護学における研究課題の選定に必要な文献レビューを実施する。文献検討およびゼミナールでの討議を通し、研究課題を明確にする。岡 澄子
2.研究計画の立案小児看護学分野より選定した研究課題に基づき研究計画書を作成する。研究デザインおよび研究方法・分析方法・倫理的配慮について、十分検討し作成する。
岡 澄子
3.研究倫理審査申請大学および研究フィールドとする研究対象施設の研究倫理審査委員会に申請を行い、各自の研究計画の倫理的ならびに科学的妥当性の評価を受ける。岡 澄子
4.データ収集 倫理委員会で承認された研究計画に基づき、データ収集を実施する。岡 澄子
5.データ分析 計画した分析手法に基づき、得られたデータを整備し、適切な方法で分析を実施する。岡 澄子
6.データ分析結果の考察および論文作成執筆要項を遵守し、得られた研究結果に関する論文を執筆する。岡 澄子
7.研究論文の口頭発表研究論文の要旨を中心に、スライドおよび発表原稿を作成し、修士論文発表会にて発表する。発表会での質疑応答に基づき、追加修正する。岡 澄子
8.研究論文審査提出した研究論文、および論文審査会での発表・質疑応答により、論文審査を受ける。岡 澄子
9.研究論文修正および提出審査委員からの指摘事項を修正し、論文を完成させ提出する。岡 澄子
*授業の進め方、講義室などは変更となる場合があります。岡 澄子
No. 1
項目
1.研究課題の明確化
内容
小児看護学における研究課題の選定に必要な文献レビューを実施する。文献検討およびゼミナールでの討議を通し、研究課題を明確にする。
担当者
岡 澄子
No. 2
項目
2.研究計画の立案
内容
小児看護学分野より選定した研究課題に基づき研究計画書を作成する。研究デザインおよび研究方法・分析方法・倫理的配慮について、十分検討し作成する。
担当者
岡 澄子
No. 3
項目
3.研究倫理審査申請
内容
大学および研究フィールドとする研究対象施設の研究倫理審査委員会に申請を行い、各自の研究計画の倫理的ならびに科学的妥当性の評価を受ける。
担当者
岡 澄子
No. 4
項目
4.データ収集 
内容
倫理委員会で承認された研究計画に基づき、データ収集を実施する。
担当者
岡 澄子
No. 5
項目
5.データ分析 
内容
計画した分析手法に基づき、得られたデータを整備し、適切な方法で分析を実施する。
担当者
岡 澄子
No. 6
項目
6.データ分析結果の考察および論文作成
内容
執筆要項を遵守し、得られた研究結果に関する論文を執筆する。
担当者
岡 澄子
No. 7
項目
7.研究論文の口頭発表
内容
研究論文の要旨を中心に、スライドおよび発表原稿を作成し、修士論文発表会にて発表する。発表会での質疑応答に基づき、追加修正する。
担当者
岡 澄子
No. 8
項目
8.研究論文審査
内容
提出した研究論文、および論文審査会での発表・質疑応答により、論文審査を受ける。
担当者
岡 澄子
No. 9
項目
9.研究論文修正および提出
内容
審査委員からの指摘事項を修正し、論文を完成させ提出する。
担当者
岡 澄子
No. 10
項目
*授業の進め方、講義室などは変更となる場合があります。
内容
担当者
岡 澄子

到達目標

1.文献レビュー・クリティークを通して自らの研究テーマ・研究目的を設定できる。
2.適切な研究デザインを設定できる。
3.研究倫理に基づく研究方法が提示できる。
4.研究計画に基づきフィールドワーク、データ分析ができる。
5.客観的視点で考察できる。
6.論理的に研究論文を記述できる。
7.プレゼンテーション能力を駆使して、研究成果を分かりやすく伝えることができる。
8.行なった研究の課題を確認し、今後に向けた展望について討議できる。

評価方法

研究計画書(30%)、研究成果(20%)、発表(10%)、論文作成(40%) により総合的に評価する。

準備学習(予習・復習)・その他

1予習(120分程度):各単元において教科書『看護研究 原理と方法』の該当部分に目を通し、事前学習を行う。研究テーマに関する文献を精読し、研究課題との関連をまとめる。
復習(120分程度):講義内でのディスカッション・助言をまとめて、研究計画や論文内容を検討する。
「臨床研究指針に基づく倫理講習会」への受講が義務づけられている(講習会日程は事前に掲示されるので、受講できるように調整する)。
2倫理研究指針に基づく倫理講習会を受講する。
3「研究指導計画書」に基づいて指導する。
4〔学位授与の方針と当該授業科目の関連〕
《修士課程(看護学研究コース)》
◎(1) 看護学研究者として専門分野および周辺領域の知識・技術を持ち、実現可能で専門分野あるいは社会において意義のある研究課題を設定する能力
◎(2) 研究課題に適した研究デザインと研究方法を選択し、計画的かつ倫理的に実施する能力
◎(3) 研究結果を考察し、論文を執筆する能力
○(4) 専門分野における研究の成果を看護実践の質向上に活用する能力
○(5) 看護学を教育するための基本的能力と技能

◎は特に関連するもの、○は関連するもの

教材

種別書名著者・編者発行所
教科書ゼミナール内で適宜紹介する。
参考書
教科書
署名
ゼミナール内で適宜紹介する。
著者・編者
発行所
参考書
署名
著者・編者
発行所