英 文 名 | : | Psychiatric Care in Nursing IV |
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科 目 概 要 | : | 修士 看護学研究コース前期 [金曜日1・2時限]、選択科目、講義、2単位 修士 高度実践看護学コース前期 [金曜日1・2時限]、必修科目、講義、2単位 |
担 当 者 | : | (◎は科目責任者) ◎中戸川 早苗、 柴田 真紀※、 海老澤 睦※、 河野 伸子(非常勤)、 田代 誠(非常勤) |
講 義 室 | : | N号館、対面授業、遠隔授業(ライブ型) |
そ の 他 | : | 精神看護学分野 |
〈精神看護のアセスメント・支援モデルに関する科目〉
治療施設や地域社会の臨床場面で看護師が直面する患者行動を、心理社会的側面に焦点を当ててアセスメントし、援助方法に関する知識・技術を修得する。
1.精神障害が個人の生活と社会参加に与える影響など心理社会的側面に焦点を当てて講義する。
2.セルフケアアセスメント能力、回復レベルに応じた看護介入の知識と技術について講義する。
3.精神専門看護師が行うコンサルテーション、倫理調整の技術について講義する。
4.行った看護を振り返り、文献や理論をもとにケアの意味への追求について討議する。
配布資料やパワーポイントを用いて講義形式ならびに討論形式で行う。
大学院生によるプレゼンテーション、グループ討議については、討議の中で論点の補足説明も行う。課題レポートやプレゼンテーションの内容、授業内容への質問については個別にフィードバックを行う。
回 | 項目 | 内容 | 担当者 | 日時 | 講義室 |
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1 | 生活支援と看護援助理論の概要 | 医学モデル・社会学的モデル・看護モデルの比較、看護援助に関する理論の概要と看護支援(講義) | 中戸川 早苗 | 6/13(金)② | N号館 |
2 | オレムーアンダーウッドのセルフケア理論① | オレムーアンダーウッド理論とセルフケアレベルのアセスメント、理論の適応と限界(文献抄読とディスカッション) | 中戸川 早苗 | 6/20(金)① | N号館 |
3 | オレムーアンダーウッドのセルフケア理論② | オレムーアンダーウッド理論とセルフケアレベルのアセスメント、理論の適応と限界(事例のプレゼンテーションとディスカッション) | 中戸川 早苗 | 6/20(金)② | N号館 |
4 | ストレングスモデル① | ストレングスを基礎とする、精神障害者のリカバリーに向けた看護介入の検討 (文献抄読とディスカッション) | 柴田 真紀 | 6/27(金)① | N号館 |
5 | ストレングスモデル② | ストレングスを基礎とする、精神障害者のリカバリーに向けた看護介入の検討 (事例のプレゼンテーションとディスカッション) | 柴田 真紀 | 6/27(金)② | N号館 |
6 | 薬物治療を受ける患者への支援① | 最新の向精神薬の基礎知識、作用機序、コントロールの困難な事例のアセスメント(文献抄読とディスカッション) | 海老澤 睦 | 7/11(金)① | N号館 |
7 | 薬物治療を受ける患者への支援② | 最新の向精神薬の基礎知識、作用機序、コントロールの困難な事例のアセスメント(事例のプレゼンテーションとディスカッション) | 海老澤 睦 | 7/11(金)② | N号館 |
8 | セルフケアアセスメント① | 治療施設や地域社会で生活する障害者支援に関する事例を通して精神症状や情緒状態・セルフケア能力のアセスメント。健康レベルに応じた看護介入への検討(文献抄読とディスカッション) | 中戸川 早苗 | 7/4(金)① | N号館 |
9 | セルフケアアセスメント② | 治療施設や地域社会で生活する障害者支援に関する事例を通して精神症状や情緒状態・セルフケア能力のアセスメント。健康レベルに応じた看護介入への追究(事例のプレゼンテーションとディスカッション) | 中戸川 早苗 | 7/4(金)② | N号館 |
10 | 精神看護コンサルテーションの展開① | 一般科病院におけるコンサルテーションと精神看護コンサルテーション事例の紹介(CNSによる講義) | 河野 伸子 | 7/18(金)① | N号館 |
11 | 精神看護コンサルテーションの展開② | 一般科病院におけるコンサルテーションの追究(ディスカッション) | 河野 伸子 | 7/18(金)② | N号館 |
12 | 精神看護コンサルテーションの展開③ | 精神科看護領域におけるコンサルテーションと精神看護コンサルテーション事例の紹介(CNSによる講義) | 田代 誠 | 8/8(金)③ | N号館 |
13 | 精神看護コンサルテーションの展開④ | 精神科看護コンサルテーションの追究(ディスカッション) | 田代 誠 | 8/8(金)④ | N号館 |
14 | 精神看護支援の展望① | 精神の健康に関する文献を抄読 | 中戸川 早苗 | 8/1(金)① | N号館 |
15 | 精神看護支援の展望② | 精神科医療における専門家同士の連携のあり方と精神看護専門看護師の調整役割についての検討 | 中戸川 早苗 | 8/1(金)② | N号館 |
1.精神障害が個人の生活と社会参加に与える影響について説明できる。
2.セルフケアアセスメント能力、回復レベルに応じた看護介入の知識と技術を修得する。
3.精神看護専門看護師が行うコンサルテーション、倫理調整の技術を修得する。
4.行った看護を振り返り、文献や理論をもとにケアの意味を追究し説明できる。
1.講義への参加度(30%) プレゼンテーションの内容・質疑応答の内容(40%)
2.事例レポートの提出(30%)
1 | ・新聞やインターネットを活用し、各回の授業内容に関連するトピックスの概要を把握し授業に参加する(講義前90分間程度) ・授業で配布した資料やノートを参照しながら関連書籍を読み、講義内容の理解を追究する(講義後90分間程度) 〔学位授与の方針と当該授業科目の関連〕 《修士課程(看護学研究コース)》 ◎(1)看護学研究者として専門分野および周辺領域の知識・技術を持ち、実現可能で専門分野あるいは社会において意義のある研究課題を設定する能力 (2) 研究課題に適した研究デザインと研究方法を選択し、計画的かつ倫理的に実施する能力 〇(3) 研究結果を考察し、論文を執筆する能力 ◎(4) 専門分野における研究の成果を看護実践の質向上に活用する能力 ◎(5) 看護学を教育するための基本的能力と技能 《修士課程(高度実践看護学コース 専門看護師プログラム)》 ◎(1) 専門分野における卓越した看護実践能力 ◎(2) 専門職者としての倫理的課題の解決能力、多職種と連携するための調整能力、コンサルテーション能力 〇(3) 専門分野の看護実践の中で、研究的手法を用いて課題解決する能力 ◎(4) 専門分野における看護実践の質を向上させるための教育的役割を果たす能力 ◎は特に関連するもの、○は関連するもの |
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 『プロセス・コンサルテーション』 | エドガー・H・シャイン 稲葉元吉・尾川丈一 訳 | 白桃書房 2002 |
参考書 | ストレングスモデル | チャールズ・A・ラップ、リチャード・J・ゴスチャ 田中英樹監訳 | 金剛出版 |