英 文 名 | : | Advanced Nursing Management |
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科 目 概 要 | : | 修士 看護学研究コース前期、選択必修科目、講義、2単位 修士 高度実践看護学コース前期、選択必修科目、講義、2単位 |
担 当 者 | : | (◎は科目責任者) ◎小玉 淑巨※、 島袋 香子※(非常勤)、 別府 千恵※(兼任)、 五藤 陽子(兼任)、 千﨑 美登子(非常勤)、 松原 康美※ |
講 義 室 | : | 対面授業、N号館 セミナー室3、N号館 セミナー室4、N号館 講義室2、IPE棟5階チーム医療演習室A1~A3 |
そ の 他 | : | 関連科目 |
Advenced levelの看護職として社会、組織から求められる役割を遂行するために、必要な看護管理の基本となる諸理論を学び、現状の分析に基づいて組織の問題に対して戦略的に組織変革ができる力を養う。また看護ケア、看護サービスのマネジメントの視点で看護の質の向上、看護実践のエビデンスを構築するために、近年の医療・看護を取り巻く現状、制度・政策について理解する。
以下の看護管理学に関する理論や概念枠組み、実際の活動について説明を行う。
・リーダーシップとマネジメントの違い
・看護実践と法規制
・看護の質評価と保証
・トップマネジメント
・保健医療福祉に携わる人々の調整と多職種連携
・組織分析
・人的資源管理
・倫理的課題と調整
・診療報酬と管理
・看護政策
・組織文化とリーダーシップ
・看護サービスとEBP
・医療安全とリスクマネジメント
双方型講義を通して医療現場で起こっている現象を知る。
講義でのディスカッションを通して、自身の医療現場と他者の医療現場で起こっている現象を知る。
グループワークを通して医療現場を振り返る。
グループワークを通して組織変革に向けた分析、評価、解決に向けた計画を検討する。
講義についての質問や意見は、全体にフィードバックする。
課題レポートはフィードバックを行う。
回 | 項目 | 内容 | 担当者 | 日時 | 講義室 |
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1 | 看護管理学概論 マネジメントと組織 | 医療保健制度において求めれている医療・看護について考察することができる。 ・看護管理の概念を理解する ・看護ケアと組織の看護マネジメントは何かを学ぶ。 ・組織の理念と目標、成員の役割を学び、サービス提供するための組織形成や、他者との共働について学ぶ。 | 小玉 淑巨 | 7/23(水)① | IPE棟5階チーム医療演習室A1~A3 |
2 | 質管理:看護の質保証・評価 | 看護の質保証・評価について議論を通して理解を深める事ができる。 | 小玉 淑巨 | 7/23(水)② | IPE棟5階チーム医療演習室A1~A3 |
3 | 組織管理:組織分析の方法 | 組織で最善の看護を展開するための分析の方法を知り、組織変革のための戦略について理解することが出来る。 | 五藤 陽子 | 7/30(水)③ | N号館 講義室2 |
4 | 組織管理:組織変革の理論・組織分析の実際 | 組織変革の実現に向けて、組織変革の理論を理解する。また、自己の組織についてSWOT分析を行い、組織課題を明確にする。 | 小玉 淑巨 | 7/30(水)④ | N号館 講義室2 |
5 | 組織管理:トップマネジメントの実際 | トップマネジメントの実際と看護管理に関する最新の知識を学ぶ。また、病院経営について学ぶ。 | 別府 千恵 | 8/6(水)③ | N号館 講義室2 |
6 | 看護の法的責任 | 看護者の法的責任について理解する。 | 島袋 香子 | 8/6(水)④ | N号館 講義室2 |
7 | 組織管理:保健医療福祉に携わる人々の調整と多職種連携 | チーム医療の展開における保健医療福祉に関わる人々の調整を行うための知識(権限委譲、効果的なコニュニケーション、ジョブディスクリプション)を修得する。 | 小玉 淑巨 | 8/20(水)① | IPE棟5階チーム医療演習室A1~A3 |
8 | 人材管理:スタッフの育成 | 組織におけるスタッフの役割(フォロワーシップ)を理解し、スタッフの育成方法について理解する。 | 小玉 淑巨 | 8/20(水)② | IPE棟5階チーム医療演習室A1~A3 |
9 | 人的資源活用: CNS,CNのキャリアと活用 | 看護専門職のキャリア開発について理解する。 | 松原 康美 | 8/27(水)① | N号館 セミナー室3・N号館 セミナー室4 |
10 | 倫理調整の実際 | 臨床現場において倫理調整を必要とする事例に対する調整を理解する。 | 千﨑 美登子 | 8/27(水)② | N号館 セミナー室3・N号館 セミナー室4 |
11 | 政策:日本の診療報酬・介護報酬制度と管理 | 診療報酬と介護報酬制度について理解する。 | 小玉 淑巨 | 9/3(水)① | N号館 セミナー室3・N号館 セミナー室4 |
12 | 人材管理:看護師の健康 | 看護職者における政策関与の必要性を理解する。 リアリストアプローチの紹介を行う。 | 小玉 淑巨 | 9/3(水)② | N号館 セミナー室3・N号館 セミナー室4 |
13 | 組織管理論:組織文化とリーダーシップ | 組織文化を理解し、組織文化におけるリーダーシップについて議論する。 | 小玉 淑巨 | 9/10(水)① | N号館 セミナー室3・N号館 セミナー室4 |
14 | 看護の質管理:看護サービス発展へのEBPの実装 | 看護サービス発展を目的としたEBPを実装するために必要なスキルを理解する。エビデンスをどのように組織に活用するのかについて議論する。 | 小玉 淑巨 | 9/10(水)② | N号館 セミナー室3・N号館 セミナー室4 |
15 | 医療安全:リスクマネジメント | 医療現場におけるリスクを理解し、リスクマネジメントにおける看護管理者の役割と方略を理解することが出来る。 | 小玉 淑巨 | 9/17(水)① | N号館 セミナー室3・N号館 セミナー室4 |
1.Advenced levelの看護職に必要な看護管理の基礎知識を説明できる。
2.組織で最善の看護サービスを展開する為に、現状分析と組織変革のための戦略立案ができる。
3. 組織目標を達成するための人材活用、リスクマネジメントについて自身の役割を考察することができる。
組織変革案のレポート(60%)および授業の参加態度・質疑(40%)
レポートは、自組織の組織変革ついて授業内容と先行研究を踏まえ具体的に記述されていることを評価する。
1 | 予習:30-60分 ・講義内容に関する自身の体験や事例を準備して参加する。 ・講義内容に関する現場で取り組んできたことを準備して臨む。 復習:30-60分 ・講義後は授業内容を基にクラスメイトと議論することで復習し、次の授業に活かす。 ・講義後は講義で解説した概念を基に現場の看護ケア、看護サービスについて振り返る。 〔学位授与の方針と当該授業科目の関連〕 《修士課程(看護学研究コース)》 ○ (1)看護学研究者として専門分野および周辺領域の知識・技術を持ち、実現可能で専門分野あるいは社会において意義のある研究課題を設定する能力 (2) 研究課題に適した研究デザインと研究方法を選択し、計画的かつ倫理的に実施する能力 (3) 研究結果を考察し、論文を執筆する能力 ◎(4) 専門分野における研究の成果を看護実践の質向上に活用する能力 ◎(5) 看護学を教育するための基本的能力と技能 《修士課程(高度実践看護学コース 専門看護師プログラム)》 ○(1) 専門分野における卓越した看護実践能力 ○(2) 専門職者としての倫理的課題の解決能力、多職種と連携するための調整能力、コンサルテーション能力 (3) 専門分野の看護実践の中で、研究的手法を用いて課題解決する能力 ○(4) 専門分野における看護実践の質を向上させるための教育的役割を果たす能力 ◎は特に関連するもの、○は関連するもの |
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | |||
参考書 | 必要時提示する |