英 文 名 | : | Consultation in Nursing |
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科 目 概 要 | : | 修士 看護学研究コース後期、選択必修科目、講義、2単位 修士 高度実践看護学コース後期、選択必修科目、講義、2単位 |
担 当 者 | : | (◎は科目責任者) ◎柴田 真紀※、 佐藤 美紀(兼任)、 中野 由紀子(兼任)、 河野 伸子(非常勤)、 後藤 優子(非常勤)、 谷口 美穂(非常勤) |
講 義 室 | : | 対面授業、N号館 セミナー室3、N号館 セミナー室4、L2-411、L2-301、L2-302、L2-305、L2-306、IPE棟5階チーム医療演習室A1~A3、N号館 講義室2 |
そ の 他 | : | なし |
看護活動における看護コンサルテーションの意義を理解し、コンサルテーション活動を行うために必要な知識と実践力を修得する。
・コンサルテーション活動に求められる基礎知識と技術について講義する。
・看護実践者としてのコンサルタントの役割機能について講義する。
・グループで相談場面の分析を行い臨床における相談のニードについて討論する。
・自分の看護経験を振り返り、コンサルテーションの場面を一事例作成する。
・臨床における相談のニード、相談の倫理的側面、相談の意義、多面的な解決方法についてグループでディスカッションを行う。
・グループワークを通して得た成果をプレゼンテーションする。
・グループワーク、プレゼンテーションの際には、コンサルテーション活動を行うために必要な知識と実践力を養えるよう補足説明を行う。
・レポート、プレゼンテーション内容の質問については個別にフィードバックを行う。
回 | 項目 | 内容 | 担当者 | 日時 | 講義室 |
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1~2 | コンサルテーションの概念 ①コンサルテーションの概念と意義、社会的背景 ②看護師に求められるコンサルテーションの役割と能力 | コンサルテーションの概念と意義、社会的背景などを理解し、ケアの場で看護師に求められるコンサルテーションの役割と能力について理解する。 | 柴田 真紀 | 10/1(水)①② | N号館 講義室2 |
3~4 | 臨床の場におけるコンサルテーションの実際1 ①専門看護師としてのコンサルテーション活動 ②事例検討 | 臨床の場における精神看護専門看護師としてのコンサルテーション活動の実際について事例検討を通して学ぶ。 | 後藤 優子 | 10/8(水)①② | IPE棟5階チーム医療演習室A1~A3 |
5~6 | 臨床の場のコンサルテーションのニード(グループワーク) | 臨床ではコンサルテーションに結びつくさまざまな場面がある。グループワークを通して、臨床の場におけるコンサルテーションのニードとその背景について考える。 | 柴田 真紀 | 10/15(水)①② | IPE棟5階チーム医療演習室A1~A3 |
7~8 | 臨床の場のコンサルテーションのニードの共有(グループ発表) | 臨床の場におけるコンサルテーションのニードについてまとめ、グループごとに発表する。発表後、コンサルテーションの場で起こるコンサルティとコンサルタントの相互作用についてディスカッションし、自身の課題を考察する。 | 柴田 真紀 | 10/22(水)①② | IPE棟5階チーム医療演習室A1~A3 |
9~10 | 臨床の場におけるコンサルテーションの実際2 ①地域看護専門看護師の役割 ②活動の実際 | 地域看護専門看護師の役割とコンサルテーション活動の実際について学ぶ。 | 谷口 美穂 | 10/29(水)①② | N号館 セミナー室3・N号館 セミナー室4 |
11~12 | 臨床の場におけるコンサルテーションの実際3 ①がん看護専門看護師の役割 ②活動の実際 | がん看護専門看護師の役割とコンサルテーション活動の実際について学ぶ。 | 佐藤 美紀 | 11/12(水)①② | N号館 セミナー室3・N号館 セミナー室4 |
13 | 臨床の場におけるコンサルテーションの実際5 | 感染症看護専門看護師の役割とコンサルテーション活動の実際について学ぶ。 | 中野 由紀子 | 11/19(水)② | N号館 セミナー室3・N号館 セミナー室4 |
14 | 臨床の場におけるコンサルテーションの実際6 | 精神看護専門看護師(リエゾン)の役割とコンサルテーション活動の実際について学ぶ。 | 河野 伸子 | 11/26(水)① | N号館 セミナー室3・N号館 セミナー室4 |
15 | コンサルテーションの実践における自己の課題 | コンサルテーション学での学びをまとめ、自己の課題についてグループディスカッションを行う。 | 柴田 真紀 | 11/26(水)② | N号館 セミナー室3・N号館 セミナー室4 |
1.看護実践におけるコンサルテーションの意義を説明できる。
2.看護実践におけるコンサルテーションの理論を説明できる。
3.コンサルテーションに伴う倫理的側面について説明できる。
4.コンサルテーションにおける医療専門職との協働の必要性を説明できる。
1.授業への参加姿勢(自分の考えを述べ討議に参加している)80%
2.レポート(テーマについての理解力、表現力、記述力)20%
1 | 1)新聞やインターネットを活用し、各回の授業内容に関連するトピックスの概要を把握しておく。(各90分) 2)後述の参考書を読んでおく。(各90分) 3)授業で配布した資料やノートを参照しながら関連書籍を読み、内容の理解を深める。(各90分) |
2 | 高度実践看護師を目指す学生に適している。 |
3 | 〔学位授与の方針と当該授業科目の関連〕 《修士課程(看護学研究コース)》 〇(1)看護学研究者として専門分野および周辺領域の知識・技術を持ち、実現可能で専門分野あるいは社会において 意義のある研究課題を設定する能力 (2) 研究課題に適した研究デザインと研究方法を選択し、計画的かつ倫理的に実施する能力 (3) 研究結果を考察し、論文を執筆する能力 〇(4) 専門分野における研究の成果を看護実践の質向上に活用する能力 ◎(5) 看護学を教育するための基本的能力と技能 《修士課程(高度実践看護学コース 専門看護師プログラム)》 ◎(1) 専門分野における卓越した看護実践能力 ◎(2) 専門職者としての倫理的課題の解決能力、多職種と連携するための調整能力、コンサルテーション能力 〇(3) 専門分野の看護実践の中で、研究的手法を用いて課題解決する能力 ◎(4) 専門分野における看護実践の質を向上させるための教育的役割を果たす能力 ◎は特に関連するもの、○は関連するもの |
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 毎回の授業時に紹介する。 | ||
参考書 | 『方法としての面接』 | 土居 健郎 | 医学書院 1992 |
参考書 | 『リエゾン精神看護 患者ケアとナース支援のために』 | 野末 聖香編 | 医歯薬出版 2004 |
参考書 | 組織のストレスとコンサルテーション 対人援助サービスと職場の無意識 | アントン・オブホルツァ―、他著 武井麻子監訳 | 金剛出版 |