英 文 名 | : | Physical Assessment |
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科 目 概 要 | : | 修士 看護学研究コース後期、選択必修科目、講義、2単位 修士 高度実践看護学コース後期、必修科目、講義、2単位 |
担 当 者 | : | (◎は科目責任者) ◎林 哲範※、 中山 栄純※ |
講 義 室 | : | 対面授業、N号館 セミナー室3・4、基礎・臨床看護学実習室A、基礎・臨床看護学実習室B |
そ の 他 | : | 共通科目/共通科目B |
看護の対象となる人に対して科学的根拠に基づいた看護を実践するために、正しいメディカルインタビュー、フィジカルイグザミネーションの技術を身につける。そして、メディカルインタビュー、フィジカルイグザミネーションで得られた情報を基に適切な看護実践を行うために、系統的なフィジカルアセスメントを行う能力を身につける。
メディカルインタビュー、フィジカルイグザミネーションについて講義、実技講習を行う。
メディカルインタビュー、フィジカルイグザミネーションで得られた情報から、フィジカルアセスメントを作成し、それを実践、評価する方法について演習を行う。
メディカルインタビュー、フィジカルイグザミネーションについて講義を行った後に、シミュレーターを併用し実技講習を行う。
シミュレーション事例を基にフィジカルアセスメントを作成し、それを模擬実践、評価する。
客観的臨床能力試験(OSCE)形式のシミュレーションを行う。
講義の内容に関する質問は開講期間中に口頭あるいはGoogle Classroomなどを用いてフィードバックを行う。
回 | 項目 | 内容 | 担当者 | 日時 | 講義室 |
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1 | フィジカルアセスメント総論 問診技法・臨床推論 | フィジカルアセスメントおよびフィジカルイグザミネーションの総論について学ぶ。 問診技法および臨床推論について学ぶ。 | 林 哲範 | 8/1(金)② | N号館 セミナー室3・4 |
2 | 呼吸器系の診察 | 呼吸器系の診察技術を学ぶ。 異常所見の病態、解釈について理解する。 | 林 哲範 | 8/1(金)③ | N号館 セミナー室3・4 |
3 | 循環器系・内分泌系の診察 | 循環器系・内分泌系の診察技術を学ぶ。異常所見の病態、解釈について理解する。 | 林 哲範 | 8/1(金)④ | N号館 セミナー室3・4 |
4 | 腹部の診察 | 腹部(消化器系、腎・泌尿器系など)の診察技術を学ぶ。 異常所見の病態、解釈について理解する。 | 林 哲範 | 8/5(火)② | N号館 セミナー室3・4 |
5 | 神経系の診察 | 中枢神経系・末梢神経系、筋骨格系の診察技術を学ぶ。 異常所見の病態、解釈について理解する。 | 林 哲範 | 8/5(火)③ | N号館 セミナー室3・4 |
6 | 代謝・内分泌系の診察 | 代謝・内分泌系の診察技術を学ぶ。 異常所見の病態、解釈について理解する。 | 林 哲範 | 8/5(火)④ | N号館 セミナー室3・4 |
7・8 | 演習(1)呼吸器系 | 呼吸器系の症状を呈する事例に対する問診、フィジカルイグザミネーション、フィジカルアセスメントを行う。 | 林 哲範 中山 栄純 | 8/8(金)①② | N号館 セミナー室3・4 |
9・10 | 演習(2)循環器系 | 循環器系の症状を呈する事例に対する問診、フィジカルイグザミネーション、フィジカルアセスメントを行う。 | 林 哲範 中山 栄純 | 8/8(金)③④ | N号館 セミナー室3・4 |
11・12 | 演習(3)腹部 | 腹部の症状を呈する事例に対する問診、フィジカルイグザミネーション、フィジカルアセスメントを行う。 | 林 哲範 中山 栄純 | 8/29(金)①② | N号館 セミナー室3・4 |
13・14 | 演習(4)神経系 | 神経系の症状を呈する事例に対する問診、フィジカルイグザミネーション、フィジカルアセスメントを行う。 | 林 哲範 中山 栄純 | 8/29(金)③④ | N号館 セミナー室3・4 |
15 | フィジカルアセスメントのまとめ | 客観的臨床能力試験(OSCE)形式のシミュレーションを行う。 | 林 哲範 中山 栄純 | 8/29(金)⑤ | N号館 セミナー室3・4 |
1.メディカルインタビュー、フィジカルイグザミネーションが適切に実施できる。
2.ディカルインタビュー、フィジカルイグザミネーションより得られた情報から系統的なフィジカルアセスメントを作成できる。
3.作成したフィジカルアセスメントを基に看護を実践し、その評価ができる。
1.講義、演習の参加態度、討論内容の総合評価(20%)
2.演習でのアセスメント:正しいメディカルインタビュー、フィジカルイグザミネーションの獲得による評価(40%)
3.客観的臨床能力試験(OSCE)形式のシミュレーション:臨床推論のシミュレーション実技による評価(40%)
1 | 【授業時間外に必要な学習】 〔授業時間外に必要な学習の時間〕 1.予習:各講義で取り扱う事項について自己学習をして授業に臨む(毎回60分)。 2.復習:各講義、プレゼンテーションの配布資料を読み、講義内容の理解を深める(毎回90分) 予習・復習には講義資料のほかに、下記のDVD(全10巻)の中から演習内容に該当する巻を視聴することも勧める。 各60分 「山内豊明監修:山内豊明教授のフィジカルアセスメント」 |
2 | 演習時は動きやすい服装を着用する。 聴診器を持参する。 〔学位授与の方針と当該授業科目の関連〕 《修士課程(看護学研究コース)》 ◎(1)看護学研究者として専門分野および周辺領域の知識・技術を持ち、実現可能で専門分野あるいは社会において意義のある研究課題を設定する能力 (2) 研究課題に適した研究デザインと研究方法を選択し、計画的かつ倫理的に実施する能力 (3) 研究結果を考察し、論文を執筆する能力 (4) 専門分野における研究の成果を看護実践の質向上に活用する能力 (5) 看護学を教育するための基本的能力と技能 《修士課程(高度実践看護学コース 専門看護師プログラム)》 ◎(1) 専門分野における卓越した看護実践能力 (2) 専門職者としての倫理的課題の解決能力、多職種と連携するための調整能力、コンサルテーション能力 (3) 専門分野の看護実践の中で、研究的手法を用いて課題解決する能力 (4) 専門分野における看護実践の質を向上させるための教育的役割を果たす能力 ◎は特に関連するもの、○は関連するもの |
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 講義時に資料を配布する。 必要に応じ、文献を紹介する。 | ||
参考書 | ベイツ診察法 第2版 (2015) | Lynn S. Bickley, Peter G. Szilagy 監修: 福井次矢、井部俊子、山内豊明 | メディカル・サイエンス・インターナショナル |
参考書 | 診察と手技がみえる vol.1 (2007) | 医療情報科学研究所 | メディックメディア |
参考書 | 看護がみえる vol.3フィジカルアセスメント 第1版 (2019) | 医療情報科学研究所 | メディックメディア |
参考書 | 神経診察クローズアップ −正しい病巣診断のコツ− 第3版 (2020) | 鈴木 則宏 | メジカルビュー社 |