英 文 名 | : | Psychiatric Care in Nursing II |
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科 目 概 要 | : | 修士 看護学研究コース前期 [木曜日1・2時限]、必修科目、講義、2単位 修士 高度実践看護学コース前期 [木曜日1・2時限]、必修科目、講義、2単位 |
担 当 者 | : | (◎は科目責任者) 海老澤 睦※、 ◎柴田 真紀※ |
講 義 室 | : | N号館、対面授業 |
そ の 他 | : | 精神看護学分野 |
〈精神の健康状態の評価に関する科目〉
精神の健康に関する基礎知識および対象者の心理・社会的問題、精神症状についてアセスメントし、望ましい看護支援の知識と技術について修得する。
1.臨床の看護場面で看護師が直面する患者行動を、心理社会的側面に焦点を当ててアセスメントする知識・技術について講義する。
2.精神症状と潜在能力のアセスメントを行い、必要な援助について討議する。
配布資料やパワーポイントを用いて講義形式ならびに討論形式で行う。
大学院生によるプレゼンテーション、グループ討議については、討議の中で論点の補足説明も行う。
回 | 項目 | 内容 | 担当者 | 日時 | 講義室 |
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1 | 障害分類の比較と評価 | 疾病障害モデル(国際疾病・障害分類と国際生活機能分類)の比較と評価、生活障害への適用(講義) | 柴田 真紀 | 4/10(木)② | N号館 |
2 | 病気への心理・社会的反応と援助技術① | 心理社会的看護アセスメント、防衛機制とコーピング、治療的コミュニケーション(講義とディスカッション) | 柴田 真紀 | 4/17(木)① | N号館 |
3 | 病気への心理・社会的反応と援助技術② | 心理社会的看護アセスメント、防衛機制とコーピング、治療的コミュニケーション(事例検討) | 柴田 真紀 | 4/17(木)② | N号館 |
4 | 気分・感情障害のある患者への対応① | 抑うつ感情とうつ病、自殺致死度のアセスメント、悲嘆反応のアセスメント、多動・そう状態への介入(文献抄読とディスカッション) | 海老澤 睦 | 4/24(木)① | N号館 |
5 | 気分・感情障害のある患者への対応② | 抑うつ感情とうつ病、自殺致死度のアセスメント、悲嘆反応のアセスメント、多動・そう状態への介入(事例検討) | 海老澤 睦 | 4/24(木)② | N号館 |
6 | 錯乱状態・思考障害のある患者への対応① | せん妄状態と認知症の区別、幻覚・妄想をもつ患者への効果的な介入、良好な現実検討能力(文献抄読とディスカッション) | 海老澤 睦 | 5/8(木)① | N号館 |
7 | 錯乱状態・思考障害のある患者への対応② | せん妄状態と認知症の区別、幻覚・妄想をもつ患者への効果的な介入、良好な現実検討能力(事例検討) | 海老澤 睦 | 5/8(木)② | N号館 |
8 | 精神障害をもつ患者の理解① | 対人関係のパターン 社会心理的アセスメント(文献抄読とディスカッション) | 柴田 真紀 | 5/15(木)① | N号館 |
9 | 精神障害をもつ患者の理解② | 対人関係のパターン 社会心理的アセスメント(事例検討) | 柴田 真紀 | 5/15(木)② | N号館 |
10 | 対応困難な患者行動と看護師の反応① | 看護者と患者の相互作用、役割期待、転移・逆転移、同一化、救済者幻想、ラベリング(文献抄読とディスカッション) | 柴田 真紀 | 5/22(木)① | N号館 |
11 | 対応困難な患者行動と看護師の反応② | 看護者と患者の相互作用、役割期待、転移・逆転移、同一化、救済者幻想、ラベリング(事例検討) | 柴田 真紀 | 5/22(木)② | N号館 |
12 | 対人関係障害のある患者への対応① | 操作的患者の行動パターン(スタッフ分離)・ノンコンプライアンス・訴えの多い患者への看護介入(文献抄読とディスカッション) | 海老澤 睦 | 5/29(木)① | N号館 |
13 | 対人関係障害のある患者への対応② | 操作的患者の行動パターン(スタッフ分離)・ノンコンプライアンス・訴えの多い患者への看護介入(事例検討) | 海老澤 睦 | 5/29(木)② | N号館 |
14 | 不安・怒り・攻撃性を示す患者への対応① | 不安のレベルと看護介入、怒りへの対処(受動型・アサーティブ型 ・ 攻撃型)、攻撃・暴力への限界設定(文献抄読とディスカッション) | 柴田 真紀 | 6/5(木)① | N号館 |
15 | 不安・怒り・攻撃性を示す患者への対応② | 不安のレベルと看護介入、怒りへの対処(受動型・アサーティブ型 ・ 攻撃型)、攻撃・暴力への限界設定(事例検討) | 柴田 真紀 | 6/5(木)② | N号館 |
1.臨床の看護場面で看護師が直面する患者行動を、心理社会的側面から説明できる。
2.精神症状と潜在能力のアセスメントを行い、必要な援助について説明できる。
1.講義への参加姿勢について、主体性、積極性を評価する。(30%)
2.項目毎の学習課題に沿ったプレゼンテーション・質疑応答、レポート記述内容について、エビデンスに基づいた知見および学生の考察が示されているかを評価する。(70%)
1 | ・新聞やインターネットを活用し、各回の授業内容に関連するトピックスの概要を把握し授業に参加する(講義前90分間程度) ・授業で配布した資料やノートを参照しながら関連書籍を読み、講義内容の理解を追究する(講義後90分間程度) |
2 | 〔学位授与の方針と当該授業科目の関連〕 《修士課程(看護学研究コース)》 ◎(1)看護学研究者として専門分野および周辺領域の知識・技術を持ち、実現可能で専門分野あるいは社会において意義のある研究課題を設定する能力 (2) 研究課題に適した研究デザインと研究方法を選択し、計画的かつ倫理的に実施する能力 〇(3) 研究結果を考察し、論文を執筆する能力 〇(4) 専門分野における研究の成果を看護実践の質向上に活用する能力 ◎(5) 看護学を教育するための基本的能力と技能 《修士課程(高度実践看護学コース 専門看護師プログラム)》 ◎(1) 専門分野における卓越した看護実践能力 〇(2) 専門職者としての倫理的課題の解決能力、多職種と連携するための調整能力、コンサルテーション能力 〇(3) 専門分野の看護実践の中で、研究的手法を用いて課題解決する能力 ◎(4) 専門分野における看護実践の質を向上させるための教育的役割を果たす能力 ◎は特に関連するもの、○は関連するもの |
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | |||
参考書 | 『心理社会的援助の看護マニュアル』 | リンダ M.ゴーマン 他編著 池田明子 監訳 | 医学書院 1998 |