英 文 名 | : | Principles of Nursing |
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科 目 概 要 | : | 修士 看護学研究コース前期、必修科目、講義、2単位 修士 高度実践看護学コース前期、選択必修科目、講義、2単位 |
担 当 者 | : | (◎は科目責任者) ◎岡 澄子※、 香取 洋子※、 久保 五月※、 柴田 真紀※、 杉本 知子※、 長尾 式子※、 小玉 淑巨※、 岡田 明子※、 椿 美智博※、 小柴 梨恵 |
講 義 室 | : | 対面授業、N号館 セミナー室3、N号館 セミナー室4 |
そ の 他 | : | 関連科目 |
1. 高度な看護実践を先導していく看護実践家として、主要な看護理論を理解し、看護実践の質を向上させていくための理論的な考え方を理解する。
2. 高度な看護実践を先導していく看護実践家として、今日まで発展してきた看護科学の歴史的な発展を理解する。
3. どのような歴史的な文脈からどのような看護理論が開発されてきたのかを理解する。
4. 看護実践の質を向上させていくための理論的な考え方と看護理論をクリティークする方法について理解する。
5. 各専門分野の看護実践を行っていくうえで、有用な概念について理解を深め、看護実践の質向上へ繋げていくための理論的な考え方を理解する。
1.主要な看護理論を理解し、看護実践の質を向上させていくための理論的な考え方について講義する。
2.今日まで発展してきた看護科学の歴史的な発展について講義する。
3.どのような歴史的な文脈からどのような看護理論が開発されてきたのかを講義する。
4.看護実践の質を向上させていくための理論的な考え方と看護理論をクリティークする方法について講義する。
5.看護実践の質向上へ繋げていくための看護理論に基づいた考え方について講義する。
1. 配布資料を用いて講義ならびに討論形式で行う。
2. 概念分析文献のレビュー及び中範囲理論の活用については、大学院生が分析した結果を発表し、教員ならびに大学院生間で討議する。分析内容は講義内で発表するとともに、classroomにて、各学生の分析内容を閲覧できるようにする。
3. 課題レポート、プレゼンテーションの内容、授業に関する質問・意見に対しては、個別にフィードバックを行う。
回 | 項目 | 内容 | 担当者 | 日時 | 講義室 |
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1 | 看護科学の歴史と看護理論 概念、命題、理論の関係 看護理論の意義 | ガイダンス(目的、進め方、課題など) 看護科学の歴史について理解する。 看護理論とは何か、定義の理解、看護理論の構成要素の理解、看護理論の意義を理解する。 | 岡 澄子 | 4/9(水)③ | 対面授業・N号館 セミナー室3・N号館 セミナー室4 |
2 | 看護理論の評価 | アフアフ I. メレイスの看護理論の評価モデルを使用して看護理論を理解する。対象論的な看護理論として、ベティ・ニューマンの理論分析を例に取り上げて理解する。 | 香取 洋子 | 4/9(水)④ | 対面授業・N号館 セミナー室3・N号館 セミナー室4 |
3 | アフアフ I. メレイスによる看護理論の評価モデルを使用した各看護理論の理解 | アフアフ I. メレイスによる看護理論の評価モデルを使用して、各自が興味のある理論の構成要素と機能要素をグループワークにて検討する。 | 香取 洋子 | 4/16(水)③ | 対面授業・N号館 セミナー室3・N号館 セミナー室4 |
4 | 主たる看護理論の理解:看護の基本原則を示したヴァージニア・ヘンダーソンの看護理論 | 看護理論黎明期のパイオニアとして看護得雄定義し、看護科学の礎をつくったヴァージニア・ヘンダーソンの看護論を理解し、看護実践・教育への応用について理解する。 | 長尾 式子 | 4/16(水)④ | 対面授業・N号館 セミナー室3・N号館 セミナー室4 |
5 | 主たる看護理論の理解:実践的な看護理論として知られるシスター・カリスタ・ロイ看護理論 | 適応看護モデルの基本概念と構成要素を理解し、クリティークを通して看護実践への応用を学ぶ。 | 椿 美智博 | 4/23(水)③ | 対面授業・N号館 セミナー室3・N号館 セミナー室4 |
6 | 主たる看護理論の理解:臨床技能の習得モデルで知られるパトリシア・ベナーの看護理論 | 実践的知識と理論的知識の統合、ナラティブスの活用などの基本的な考え方を学び看護実践能力の向上及び教育への応用について考える。 | 岡田 明子 | 4/23(水)④ | 対面授業・N号館 セミナー室3・N号館 セミナー室4 |
7 | 主たる看護理論の理解:中範囲的な看護理論として知られるマーガレット A. ニューマン看護理論 | 拡張する意識としての健康の理論を説いているマーガレット A. ニューマン看護理論を理解する。 | 久保 五月 | 5/7(水)③ | 対面授業・N号館 セミナー室3・N号館 セミナー室4 |
8 | 主たる看護理論の理解:ドロセア E. オレムによるセルフケア不足理論 | ドロセア E. オレムによるセルフケア不足理論をについて理解し、看護学研究や看護実践への応用について学ぶ。 | 小柴 梨恵 | 5/7(水)④ | 対面授業・N号館 セミナー室3・N号館 セミナー室4 |
9 | 主たる看護理論の理解:相互作用を基盤とするヒルデガード E. ペプローの看護理論 | ヒルデガード E. ペプローの看護理論について理解し、看護実践への応用について学ぶ。 | 柴田 真紀 | 5/14(水)③ | 対面授業・N号館 セミナー室3・N号館 セミナー室4 |
10 | 概念分析 | 概念分析の目的と意義を理解する。ロジャーズによる概念分析手法を理解する。 | 杉本 知子 | 5/14(水)④ | 対面授業・N号館 セミナー室3・N号館 セミナー室4 |
11 | 主たる看護理論の理解:アフアフ I. メレイスによる移行理論 | アフアフ I. メレイスの移行理論について理解し、看護学研究や看護実践への応用について学ぶ。 | 小玉 淑巨 | 5/21(水)③ | 対面授業・N号館 セミナー室3・N号館 セミナー室4 |
12 | 看護学研究における中範囲理論に関する論文レビュー1 | ノラ J. ペンダー、パメラ G. リード、マール H. ミシェルなどの中範囲理論の活用の実際を、論文のレビューを通して理解する(プレゼンテーションを行い、レポートにまとめる)。 | 岡 澄子 | 5/28(水)③ | 対面授業・N号館 セミナー室3・N号館 セミナー室4 |
13 | 看護学研究における中範囲理論に関する論文レビュー2 | クリステン M. スワンソン、マイケル・ラター、キャサリン・コルカバなどの中範囲理論の活用の実際を、論文のレビューを通して理解する(プレゼンテーションを行い、レポートにまとめる)。 | 岡 澄子 | 5/28(水)④ | 対面授業・N号館 セミナー室3・N号館 セミナー室4 |
14 | 専門分野に特化した概念分析の論文レビュー1 | 看護学研究における概念分析の実際を、履修者の専門分野に関連する概念分析論文のレビューとその発表を通して理解する。 | 杉本 知子 | 7/2(水)① | 対面授業・N号館 セミナー室3・N号館 セミナー室4 |
15 | 専門分野に特化した概念分析の論文レビュー2 | 看護学研究における概念分析の実際を、履修者の専門分野に関連する概念分析論文のレビューとその発表を通して理解する。 | 杉本 知子 | 7/2(水)② | 対面授業・N号館 セミナー室3・N号館 セミナー室4 |
1. 高度な看護実践を先導していく看護実践家として、主要な看護理論を理解し、看護実践の質を向上させていくための理論的な考え方を説明できる。
2. 高度な看護実践を先導していく看護実践家として、今日まで発展してきた看護科学の歴史的な発展を説明できる。
3. どのような歴史的な文脈からどのような看護理論が開発されてきたのかを説明できる。
4. 看護実践の質を向上させていくための理論的な考え方と看護理論をクリティークする方法について説明できる。
5. 各専門分野の看護実践を行っていくうえで、有用な概念について理解を深め、看護実践の質向上へ繋げていくための理論的な考え方を説明できる。
授業への参加態度(30%):自分の考えを述べ、討議に参加している。
プレゼンテーションの内容と発表および質疑応答の内容(30%):資料の要点を整理し提示しており、質疑応答が明快である。
課題レポート(40%):中範囲理論に関する文献レビューのクリティークの視点が明確である。
1 | (予習)事前に配付される資料を熟読し、関連文献による事前学習を行い授業に参加する。(90分/回) 院生の課題はプレゼンテーション1週間前には参加者に配布する。 (復習)毎回講義で取り上げた学習内容を復習し、自己の専門領域において活用するための理論的な考えを整理する。(90分/回) |
2 | 〔学位授与の方針と当該授業科目の関連〕 《修士課程(看護学研究コース)》 ◎(1)看護学研究者として専門分野および周辺領域の知識・技術を持ち、実現可能で専門分野あるいは社会において意義のある研究課題を設定する能力 ○(2) 研究課題に適した研究デザインと研究方法を選択し、計画的かつ倫理的に実施する能力 ◎(3) 研究結果を考察し、論文を執筆する能力 ◎(4) 専門分野における研究の成果を看護実践の質向上に活用する能力 (5) 看護学を教育するための基本的能力と技能 《修士課程(高度実践看護学コース 専門看護師プログラム)》 ◎(1) 専門分野における卓越した看護実践能力 ○(2) 専門職者としての倫理的課題の解決能力、多職種と連携するための調整能力、コンサルテーション能力 ◎(3) 専門分野の看護実践の中で、研究的手法を用いて課題解決する能力 (4) 専門分野における看護実践の質を向上させるための教育的役割を果たす能力 ◎は特に関連するもの、○は関連するもの |
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 教科書は指定せず、毎回の授業で資料を事前に配布してすすめることとする。 | ||
参考書 | 『看護理論家の業績と理論評価 第2版』 | 筒井真優美編集(2020). | 医学書院 |
参考書 | 『やさしく学ぶ看護理論(改訂3版)』 | 黒田裕子監修(2008). | 日総研. |
参考書 | 『Theoretical nursing; development & progress (Fourth Ed.). Philadelphia』 | Meleis, A. I. (2007). | Lippincott Williams & Wilkins. |
参考書 | 『Concept development in nursig: Foundations, techniques, and applications(Sec.Ed.)』 | Rodgers,B.L. & Knafl,K.A.(2000). | Philadelphia:W.B. SAUNDERS CO. |
参考書 | 『看護における理論構築の方法』 | Walker, L. O. & Avant, K. C. (2005)/中木高夫・川崎修一(2008). | 医学書院. |
参考書 | 『看護実践に活かす中範囲理論 第2版』 | 野川道子編著(2016). | メヂカルフレンド社 |