英 文 名 | : | International Care in Nursing |
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科 目 概 要 | : | 修士 看護学研究コース後期、選択必修科目、講義、2単位 修士 高度実践看護学コース後期、選択科目、講義、2単位 |
担 当 者 | : | (◎は科目責任者) ◎田辺 幸子※、 大田 康江※ |
講 義 室 | : | 対面授業、N号館 セミナー室3・4 |
そ の 他 | : | なし |
プライマリヘルスケアを中心とした諸外国の保健医療システム、保健政策、上級実践看護師の機能、役割について、比較・検討する。また、国際的視点から新たな看護方法の開発について理解し、日本の現状を諸外国と比較するとともに、異文化を背景に持つ対象への看護実践のためのコンピテンシーを強化する。
世界における人口の推移と保健指標、保健・福祉政策、国際機関の役割について変遷と潮流を解説する。
国際社会の動向について、政策、人口、移民、母子保健を焦点に解説する。
在日外国人を取り巻く現状および政策の変遷および今後について解説する。
諸外国の現状や取り組みをを踏まえて、上級実践看護師の機能、役割について受講者が調べて、発表・討議を行う。
1.参考資料、パワーポイントを用いた講義
2.事例、データベース、文献を用いた発表・検討
課題は授業中もしくはclassroomの掲示板を用いて解答例や注意点に関するフィードバックを行う。
回 | 項目 | 内容 | 担当者 | 日時 | 講義室 |
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1 | オリエンテーション 国際看護における情報収集 | 諸外国の概要を理解するための情報収集の基本を解説する。 | 田辺 幸子 | 12/2(火)③ | N号館 セミナー室3・4 |
2 | 世界における人口の推移と保健・福祉政策① | 世界の人口推移について傾向および将来予測、人口構成の違いによる保健・福祉政策について解説する。 | 田辺 幸子 | 12/4(木)③ | N号館 セミナー室3・4 |
3 | 世界における人口の推移と保健・福祉政策② | 人口構成の違いによる予測される課題と看護の役割を議論する。 | 田辺 幸子 | 12/4(木)④ | N号館 セミナー室3・4 |
4-5 | ウィメンズヘルス/母子保健 : 女性の暴力、メンタルヘルスに関する世界的動向 | 女性の暴力、メンタルヘルス等、ウィメンズヘルス/母子保健における今日的課題に関する世界的動向や諸外国での先進的取り組みを説明する | 大田 康江 | 12/8(月)②③ | N号館 セミナー室3・4 |
6 | 国連の諸機関における政策の変遷① | 国連の創設からSDGsに至るまでの国連諸機関の政策の変遷を解説する。 | 田辺 幸子 | 12/11(木)② | N号館 セミナー室3・4 |
7 | 国連の諸機関における政策の変遷② | SDGsにおける評価指標および達成状況を解説する。 | 田辺 幸子 | 12/11(木)③ | N号館 セミナー室3・4 |
8 | 国際機関の機能と役割① | 国際機関、国連の諸機関の機能と役割を解説する。 | 田辺 幸子 | 12/16(火)② | N号館 セミナー室3・4 |
9 | 国際機関の機能と役割② | WHOの機能と役割を概況する。UHC推進に向け、WHO及び諸外国の役割を議論する。 | 田辺 幸子 | 12/16(火)③ | N号館 セミナー室3・4 |
10 | 専門実践看護師の機能/役割の国際比較 | 興味ある諸外国、地域を選び、諸外国の健康課題を踏まえて、専門とする分野の看護職について機能、役割について、調べてまとめ、プレゼンテーションを行う(30分程度/人)。 | 田辺 幸子 | 12/18(木)② | N号館 セミナー室3・4 |
11 | 世界の移民と健康課題 多文化共生看護概論 | 国内における外国人労働者の受け入れ政策の概観を説明する。多文化共生に向けた概念、モデルの概要を説明する。 | 田辺 幸子 | 12/23(火)② | N号館 セミナー室3・4 |
12 | 在日外国人の現状と健康課題① | 在日外国人を取り巻く現状および政策を解説する。医療通訳の現状と可能性について、具体例を例示して解説する。 | 田辺 幸子 | 12/23(火)③ | N号館 セミナー室3・4 |
13 | 在日外国人の現状と健康課題② | 在日外国人の労働環境を把握することを目的として外国籍介護職が職場の見学・インタビューを行う。(日程は受講者と調整)。 | 田辺 幸子 | 12/25(木)③ | N号館 セミナー室3・4 |
14 | 在日外国人の現状と健康課題③ | 外国籍介護職が職場の見学・インタビューをとして、外国籍・所属施設における環境整備について議論する(日程は受講者と調整)。 | 田辺 幸子 | 12/25(木)④ | N号館 セミナー室3・4 |
15 | 在日外国人の現状と健康課題3 | 在日外国人に関して興味のあるテーマを選定し、文献を用いて状況分析、考察を行う。これらについてプレゼンテーションを行い、看護職の役割を議論する(30分程度/人)。 | 田辺 幸子 | 12/25(木)⑤ | N号館 セミナー室3・4 |
1. 諸外国の保健医療システム、保健政策を比較検討することにより自国の現状をより多角的に理解し、課題解決に向けた看護の方向性を具体的に提案する。
2. 世界的な健康課題の現状について理解を深めるとともに、健康維持向上社会文化的な決定要因を明らかにする。
3. 文化を背景に持つ対象の背景を理解し、受講生の専門分野における異文化看護の実践のために必要な能力を述べる。
討議への積極的な参加 30% 評価基準:講義・課題への主体的な取り組みができる。
課題発表 70% 評価基準:結果、考察の要点が整理されている。自己の考察が提示できる。
1 | 〔授業時間外に必要な学習〕 1. 授業前には文献や資料を十分に読み、事前学習すること(30分/毎回)。 2. 担当教員の指示に従って事前学習課題やプレゼンテーション準備に取り組むこと(12時間/第8-10回、第14-15回)。 3. 講義資料を復習すること(30分/毎回)。 4. 事前学習課題やプレゼンテーションは、積極的に取り組むこと。 5. 授業ではディスカッションを行うので、事前に準備し積極的に参加すること。 6. 一部の講義内容及び順番は、受講者との調整により変更する可能性がある。 ※課題については第一回に詳細を説明する。 |
2 | 〔学位授与の方針と当該授業科目の関連〕 《修士課程(看護学研究コース)》 ◎(1)看護学研究者として専門分野および周辺領域の知識・技術を持ち、実現可能で専門分野あるいは社会において意義のある研究課題を設定する能力 (2) 研究課題に適した研究デザインと研究方法を選択し、計画的かつ倫理的に実施する能力 (3) 研究結果を考察し、論文を執筆する能力 (4) 専門分野における研究の成果を看護実践の質向上に活用する能力 (5) 看護学を教育するための基本的能力と技能 《修士課程(高度実践看護学コース 専門看護師プログラム)》 (1) 専門分野における卓越した看護実践能力 ◎(2) 専門職者としての倫理的課題の解決能力、多職種と連携するための調整能力、コンサルテーション能力 (3) 専門分野の看護実践の中で、研究的手法を用いて課題解決する能力 (4) 専門分野における看護実践の質を向上させるための教育的役割を果たす能力 ◎は特に関連するもの、○は関連するもの |
3 | 受講者が少人数の場合、日程や内容の調整が可能な場合もある。 |
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 適時、データベース、国内外の参考文献等を提示する。 | ||
参考書 | 必要に応じて紹介する。 |