Web Syllabus(講義概要)
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感染看護学実習Ⅱ
英 文 名:Infection Control in Nursing (Practicum II)
科 目 概 要:修士 高度実践看護学コース前期、必修科目、実習、2単位
担 当 者:(◎は科目責任者) ◎小椋 正道※葛城 建史※佐々木 顕子(実習指導者)丸山 俊一郎(実習指導者)
実 習 場 所:北里大学病院、虎の門病院 分院
そ の 他:感染看護学分野

授業の目的

1. 病院内の感染対策組織と構成員の役割機能を理解し、病院内の感染防止活動を担う一員としての感染管理の基礎的能力を修得する。
2.感染症看護専門看護師の活動に参加し役割・機能の開発について考察するとともに、感染防止に関わる感染看護活動を体験し、実施する基礎的能力を修得する。

教育内容

病院の感染制御部門の実際をふまえ、必要な感染防止活動に関して実習を行う。

教育方法

病院において実習を行う。
指導者の指導の下に実際の活動を体験し考察する。
実習の評価を討議する。

フィードバック:実習期間内に実施する討議で行う。レポートについては提出期限までに課題を回収する。定められた期間以降から最も早い授業までに、授業内容に関する質問への回答、課題の中の特徴的な見解や誤解について講義時間内あるいはgoogle classroomを介して提示する。

実習内容

項目内容担当者実習場所
2年次
5月19
~23日
・感染防止活動に関する実習①
【実習期間】1週間
 
目標
1.病院内の感染対策組織と構成員の役割・機能および方針決定の道筋を理解する。
2.院内感染対策チーム(ICT)の活動の実際について理解し、サーベイランス・モニタリング、コンサルテーション、対策マニュアルの作成、アウトブレイク時の対応等について把握する。

内容・方法
1.感染管理室の活動に参加し医療関連感染の防止活動について学ぶ。
1)病院の感染管理システムについて、およびサーベイランス・モニタリン
グ、コンサルテーション、対策マニュアルの作成、アウトブレイク時の
対応等について説明を受け理解する。
2)病院環境の整備、設備について感染管理認定看護師(ICN)とともに
  院内をラウンドしながら説明を受け、理解を深めるとともに感染防止
  上の環境についての課題を探り意見交換を行う。
3)院内感染対策チーム(ICT)のラウンドとそれに続くカンファレンスに
参加して、抗菌薬の適正使用および感染症例の治療に関連した感染防止
  活動の実際について理解する。
4)ICNとともに医療関連感染サーベイランスを実施し、結果を分析、評価
  してフィードバックする内容について考察する。
5)サーベイランス結果の分析と考察について発表し、意見交換により指導者
からフィードバックを受ける。
小椋 正道
佐々木 顕子
北里大学病院
2年次
5月12
~16日
・感染防止活動に関する実習②
【実習期間】1週間
 
目標
3.感染症看護専門看護師(CNS)の活動の実際を理解し、役割開発について
考察する。
4.CNSに必要な能力(実践・教育・相談(コンサルテーション)・調整・
研究・倫理調整)の一部あるいは全てを体験し考察する。

内容・方法
2.感染症看護専門看護師の感染対策活動に参加し以下について学ぶ。
1)実習施設におけるCNSの位置づけ、権限、役割、活動内容について説明
を受け理解する。
2)CNSの毎日の活動に参加し、その日のCNSの役割・機能の実際を把握す
る。
3)CNSとともに職員のニーズに応じた感染対策活動について考察する。
4)感染対策活動に対応した医療関連感染防止のための職員へのコンサル
テーションの実施または教育・啓発活動を実施する。
5)実施したコンサルテーションまたは教育・啓発活動を評価し、指導者
からフィードバックを受ける。
小椋 正道
葛城 建史
丸山 俊一郎
虎の門病院 分院
2年次
5月19
~23日
項目
・感染防止活動に関する実習①
【実習期間】1週間
 
内容
目標
1.病院内の感染対策組織と構成員の役割・機能および方針決定の道筋を理解する。
2.院内感染対策チーム(ICT)の活動の実際について理解し、サーベイランス・モニタリング、コンサルテーション、対策マニュアルの作成、アウトブレイク時の対応等について把握する。

内容・方法
1.感染管理室の活動に参加し医療関連感染の防止活動について学ぶ。
1)病院の感染管理システムについて、およびサーベイランス・モニタリン
グ、コンサルテーション、対策マニュアルの作成、アウトブレイク時の
対応等について説明を受け理解する。
2)病院環境の整備、設備について感染管理認定看護師(ICN)とともに
  院内をラウンドしながら説明を受け、理解を深めるとともに感染防止
  上の環境についての課題を探り意見交換を行う。
3)院内感染対策チーム(ICT)のラウンドとそれに続くカンファレンスに
参加して、抗菌薬の適正使用および感染症例の治療に関連した感染防止
  活動の実際について理解する。
4)ICNとともに医療関連感染サーベイランスを実施し、結果を分析、評価
  してフィードバックする内容について考察する。
5)サーベイランス結果の分析と考察について発表し、意見交換により指導者
からフィードバックを受ける。
担当者
小椋 正道
佐々木 顕子
実習場所
北里大学病院
2年次
5月12
~16日
項目
・感染防止活動に関する実習②
【実習期間】1週間
 
内容
目標
3.感染症看護専門看護師(CNS)の活動の実際を理解し、役割開発について
考察する。
4.CNSに必要な能力(実践・教育・相談(コンサルテーション)・調整・
研究・倫理調整)の一部あるいは全てを体験し考察する。

内容・方法
2.感染症看護専門看護師の感染対策活動に参加し以下について学ぶ。
1)実習施設におけるCNSの位置づけ、権限、役割、活動内容について説明
を受け理解する。
2)CNSの毎日の活動に参加し、その日のCNSの役割・機能の実際を把握す
る。
3)CNSとともに職員のニーズに応じた感染対策活動について考察する。
4)感染対策活動に対応した医療関連感染防止のための職員へのコンサル
テーションの実施または教育・啓発活動を実施する。
5)実施したコンサルテーションまたは教育・啓発活動を評価し、指導者
からフィードバックを受ける。
担当者
小椋 正道
葛城 建史
丸山 俊一郎
実習場所
虎の門病院 分院

到達目標

1.医療関連感染防止における組織とチーム活動、環境の管理システムを述べることができる。
2.ICTの活動と役割・機能について述べることができる。
3.医療関連感染発生時の対応について説明できる。
4.サーベイランス実施の基礎的能力を身につけることができる。
5.CNSの役割・機能と役割の獲得戦略について自身の考えを述べることができる。
6.CNSに必要なコンサルテーション・教育活動の基礎的能力を身につけることができる。

評価方法

実習目標の達成度を、感染防止活動の実践(50%)、レポート(30%)、実習態度(20%)で評価する。
実習①は、サーベイランス活動の実践が適切になされていること、および医療関連感染防止活動に参加し学んだことのレポートから活動を具体的に正しく理解しているかを評価する。
実習②は、コンサルテーション・教育活動の実践がニーズに即した内容で実施されていること、およびCNSの役割開発について学んだことのレポートが適切に考察されているかを評価する。

準備学習(予習・復習)・その他

11) 予習(60分)
 各施設の概要を把握する。院内感染対策チーム(ICT)の活動と感染症看護専門看護師の活動について予備知識を得る。
実習病院の現実に身を置いて実習させていただくことを忘れず、謙虚に且つ建設的な実習をする心がけをする。
2) 復習(60分)
 関連する資料を参考に、院内感染対策チーム(ICT)の活動と感染症看護専門看護師の活動の実習施設での特徴を考察する。
 関連する資料を参考に、看護実践を考察し記録する。プレゼンテーション資料とレポートを作成する。
2〔学位授与の方針と当該授業科目の関連〕
《修士課程(高度実践看護学コース 専門看護師プログラム)》
◎(1) 専門分野における卓越した看護実践能力
◎(2) 専門職者としての倫理的課題の解決能力、多職種と連携するための調整能力、コンサルテーション能力
(3) 専門分野の看護実践の中で、研究的手法を用いて課題解決する能力
◎(4) 専門分野における看護実践の質を向上させるための教育的役割を果たす能力

 ◎は特に関連するもの、○は関連するもの

教材

種別書名著者・編者発行所
教科書必要時、紹介する。
参考書必要時、紹介する。
教科書
署名
必要時、紹介する。
著者・編者
発行所
参考書
署名
必要時、紹介する。
著者・編者
発行所