Web Syllabus(講義概要)
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精神看護学実習Ⅱ (精神科診断・治療)
英 文 名:Psychiatric Care in Nursing (Practicum II)
科 目 概 要:修士 高度実践看護学コース後期、必修科目、実習、2単位
担 当 者:(◎は科目責任者) ◎柴田 真紀※松尾 真規子※稲田 健※(実習指導者)澤山 透※(実習指導者)
実 習 場 所:北里大学病院、相模ヶ丘病院
そ の 他:精神看護学分野

授業の目的

臨床における医師や臨床心理士の行う精神科面接やスーパービジョン、自律訓練法、集団療法、認知行動療法の実際を学び、精神科治療の多様性について学ぶ。またそれらの知識を基盤として精神疾患や精神科治療が患者・家族の生活に与える影響について考え、看護判断および介入の必要性について考える能力を養う。

教育内容

精神科専門医、精神看護に精通した看護師の指導のもとに、精神疾患の診断・治療過程を理解し、精神症状を査定する能力、ケア(care)とキュア(cure)を融合させた高度な知識と技術を用いて、精神疾患を有する人とその家族が症状をコントロールしながら生活できるように支援する能力を修得できるよう実習を展開する。

教育方法

1.実習指導者と教員は学生の実習に関して、情報交換し、協議のうえ実習環境を調整・整備する。
2.実習中は最低でも週に一回は教員が実習場に赴き、直接学生のスーパーバイズを行う。

実習内容

項目内容担当者実習場所
実習Ⅱ
1年次
(2週間)
北里大学病院・相模ヶ丘病院
精神医療における診断・治療の基礎知識と技法を学ぶ1.実習施設のオリエンテーションを受け、実習病棟の患者の生活とケアの概要を知る。
2.受け持ち患者の精神科面接に参加し、各種検査結果を相互的に判断し、治療の適応と専門性について考える。
3.医師、実習指導者の指導のもと、受け持ち患者の精神症状およびフィジカルアセスメントを行い、精神科診断技術について理解を深める。
4.医師や臨床心理士より直接講義を受け、その情報をアセスメントおよび治療への支援及びケア計画に活用する。
5.各種治療プログラムに参加し、健康レベルに応じた治療の適用について考える。
6.薬物療法の適応性とコントロール困難なケースに対する薬物療法における看護について考える。
7.受け持ち患者の人権擁護と治療に伴う倫理的な問題について考える。
柴田 真紀
稲田 健
松尾 真規子
澤山 透
北里大学病院・相模ヶ丘病院
カンファレンス1.実習指導者と教員の参加のもと、1週間に1度カンファレンスを行う。
2.精神科面接に参加した、受け持ち患者の治療と治療が生活に与える影響について議論する。
柴田 真紀
稲田 健
松尾 真規子
澤山 透
北里大学病院・相模ヶ丘病院
実習報告・まとめ1.受け持ち患者の薬物療法およびその他の治療の概要をもとに望ましい看護援助の方法について考察し報告する。柴田 真紀
稲田 健
松尾 真規子
澤山 透
北里大学病院・相模ヶ丘病院
実習Ⅱ
1年次
(2週間)
北里大学病院・相模ヶ丘病院
項目
精神医療における診断・治療の基礎知識と技法を学ぶ
内容
1.実習施設のオリエンテーションを受け、実習病棟の患者の生活とケアの概要を知る。
2.受け持ち患者の精神科面接に参加し、各種検査結果を相互的に判断し、治療の適応と専門性について考える。
3.医師、実習指導者の指導のもと、受け持ち患者の精神症状およびフィジカルアセスメントを行い、精神科診断技術について理解を深める。
4.医師や臨床心理士より直接講義を受け、その情報をアセスメントおよび治療への支援及びケア計画に活用する。
5.各種治療プログラムに参加し、健康レベルに応じた治療の適用について考える。
6.薬物療法の適応性とコントロール困難なケースに対する薬物療法における看護について考える。
7.受け持ち患者の人権擁護と治療に伴う倫理的な問題について考える。
担当者
柴田 真紀
稲田 健
松尾 真規子
澤山 透
実習場所
北里大学病院・相模ヶ丘病院
項目
カンファレンス
内容
1.実習指導者と教員の参加のもと、1週間に1度カンファレンスを行う。
2.精神科面接に参加した、受け持ち患者の治療と治療が生活に与える影響について議論する。
担当者
柴田 真紀
稲田 健
松尾 真規子
澤山 透
実習場所
北里大学病院・相模ヶ丘病院
項目
実習報告・まとめ
内容
1.受け持ち患者の薬物療法およびその他の治療の概要をもとに望ましい看護援助の方法について考察し報告する。
担当者
柴田 真紀
稲田 健
松尾 真規子
澤山 透
実習場所
北里大学病院・相模ヶ丘病院

到達目標

1.精神科治療の多様性と専門性について説明できる。
2.精神科治療に伴う倫理的問題について説明できる。
3.診断・治療に伴う情報をもとに、看護介入の必要性を判断し高度な看護が提供できる。
4.精神科治療に関わる専門家の役割について理解し、効果的な連携ができる。
5.各種精神療法に参加し、その中から実践可能な技術を身につける。

評価方法

実習内容・記録(50%)、カンファレンスでの発言内容・プレゼンテーション内容(20%)、精神科治療に関する最終レポート(30%)

準備学習(予習・復習)・その他

1・精神看護学Ⅱ~Ⅴで修得した知識と技術を活用できるよう準備する(120分程度、必要に応じて何度も繰り返し実施)。
・担当教員、実習指導者と実習計画について打ち合わせをする(60分程度)。
2実習に関する注意事項は、別途指示する。

〔学位授与の方針と当該授業科目の関連〕
《修士課程(高度実践看護学コース 専門看護師プログラム)》
◎(1) 専門分野における卓越した看護実践能力
◎(2) 専門職者としての倫理的課題の解決能力、多職種と連携するための調整能力、コンサルテーション能力
◎(3) 専門分野の看護実践の中で、研究的手法を用いて課題解決する能力
◎(4) 専門分野における看護実践の質を向上させるための教育的役割を果たす能力

 ◎は特に関連するもの、○は関連するもの

教材

種別書名著者・編者発行所
教科書スーパービジョンの中で紹介する。
参考書
教科書
署名
スーパービジョンの中で紹介する。
著者・編者
発行所
参考書
署名
著者・編者
発行所