英 文 名 | : | Practical and Educational Fundamental NursingⅡ |
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科 目 概 要 | : | 修士 看護学研究コース前期、選択必修科目、講義、2単位 |
担 当 者 | : | (◎は科目責任者) ◎中山 栄純※、 小山 友里江※、 松谷 伸二 |
講 義 室 | : | N号館、対面授業、遠隔授業(ライブ型)、N号館 セミナー室1、N号館 セミナー室2 |
そ の 他 | : | 実践・教育基盤看護学分野 |
エビデンス(科学的根拠)に基づいた看護実践を行うためには、そのエビデンスがどのようなプロセスで構築されるのかを理解することが重要である。この授業では、看護技術に関するエビデンスを構築するための評価指標や方法などについて学び、新たな看護技術を評価・開発していくための視点を養う。
エビデンスとは何か、エビデンスの構築に用いられる評価指標について概説する。授業の後半では各項目に関する書籍や学術論文のクリティークを通じ、各項目に対するエビデンスの構築状況や今後の展望について討論する。
1.講義
2.文献抄読、プレゼンテーション
3.討論
各項目ごとに、授業の中で要点や留意点、課題に対するフィードバックを随時行う。
回 | 項目 | 内容 | 担当者 | 日時 | 講義室 |
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1 | 看護技術とは | 看護技術とは何かについて、理解する。 | 中山 栄純 | 4/15(火)② | N号館・N号館 セミナー室1 |
2 | EBNとは | Evidenced Based Nursingについて理解する。 | 中山 栄純 | 4/22(火)① | N号館・N号館 セミナー室1 |
3 | 評価方法①(生物学的実験技法) | 抗体や核酸プローブを用いて物質を検出する方法(ELISA、免疫組織化学、hybridizationなど)について理解する。 | 松谷 伸二 | 5/13(火)① | N号館・N号館 セミナー室1 |
4 | 評価方法②(画像解析) | 画像データの特徴、処理や加工について理解する。 | 松谷 伸二 | 5/13(火)② | N号館・N号館 セミナー室1 |
5 | 評価方法③(心拍変動解析) | 心拍変動解析の応用について理解する。 | 松谷 伸二 | 5/20(火)② | N号館・N号館 セミナー室1 |
6 | 評価方法④(質問紙) | 質問紙法による心理測定の方法を理解する。 | 小山 友里江 | 5/27(火)① | 遠隔授業(ライブ型) |
7 | 評価方法⑤(質問紙) | 心理測定を臨床研究に応用する方法について理解する。 | 小山 友里江 | 5/27(火)② | 遠隔授業(ライブ型) |
8 | 安全・安楽のエビデンス | 安全・安楽についてのエビデンスの現況について理解する。 | 中山 栄純 | 6/3(火)② | N号館・N号館 セミナー室1 |
9 | 効率性のエビデンス | 効率性についてのエビデンスの現況について理解する。 | 中山 栄純 | 6/10(火)② | N号館・N号館 セミナー室1 |
10 | 観察・臨床判断のエビデンス | 観察・臨床判断についてのエビデンスの現況について理解する。 | 中山 栄純 | 6/17(火)② | N号館・N号館 セミナー室1 |
12 | 診療の補助技術のエビデンス | 診療の補助についてのエビデンスの現況について理解する。 | 中山 栄純 | 6/24(火)① | N号館・N号館 セミナー室1 |
11 | 日常生活援助のエビデンス | 日常生活援についてのエビデンスの現況について理解する。 | 中山 栄純 | 7/1(火)② | N号館・N号館 セミナー室1 |
13 | 患者教育のエビデンス | 患者教育についてのエビデンスの現況について理解する。 | 中山 栄純 | 7/8(火)② | N号館・N号館 セミナー室1 |
14 | 看護師の熟練と看護技術 | 看護師の熟練度と看護技術の関連ついて理解する。 | 中山 栄純 | 7/15(火)② | N号館・N号館 セミナー室1 |
15 | 技術革新と看護技術 | 看護技術における技術革新の活用性について理解する。 | 中山 栄純 | 7/22(火)① | N号館・N号館 セミナー室1 |
1. 看護技術におけるエビデンスの重要性について説明できる。
2. エビデンス構築のための指標について説明できる。
3. エビデンス構築のためのプロセスについて説明できる。
4. 看護技術のエビデンスの構築について、今後の課題や展望について自分の考えを説明できる。
プレゼンテーション内容と質疑応答(70%)
各項目の討論内容(30%)
1 | 【授業時間外に必要な学習】 (予習)配付資料等に目を通し、演習内容に必要な知識を整理しておく。 7時間 課題の提示がある場合は、内容を良く把握し、プレゼンテーション等の準備を行う。 4時間 (復習)授業で学んだ内容についての要点をまとめる。 4時間 |
2 | 〔学位授与の方針と当該授業科目の関連〕 《修士課程(看護学研究コース)》 ◎(1)看護学研究者として専門分野および周辺領域の知識・技術を持ち、実現可能で専門分野あるい は社会において意義のある研究課題を設定する能力 (2)研究課題に適した研究デザインと研究方法を選択し、計画的かつ倫理的に実施する能力 (3)研究結果を考察し、論文を執筆する能力 ○(4)専門分野における研究の成果を看護実践の質向上に活用する能力 (5)看護学を教育するための基本的能力と技能 ◎は特に関連するもの、○は関連するもの |
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 別途提示 | ||
参考書 | 別途提示 |