英 文 名 | : | Nursing management Ⅱ |
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科 目 概 要 | : | 修士 看護学研究コース後期、必修科目、講義、2単位 |
担 当 者 | : | (◎は科目責任者) ◎小玉 淑巨※ |
講 義 室 | : | 対面授業、N号館 |
そ の 他 | : | 看護システム・マネジメント学分野(看護管理) |
看護管理領域で、課題となっている危機管理(新興感染症、災害看護)やデータ活用についての基礎的な知識を身に着け、自身の臨床や研究に活かすことを目的としている。具体的には日本や海外における、危機管理についての知識を学び、自組織の災害管理の課題を明確にする。さらに、看護管理に関するデータサイエンスの基礎を学び、病院や地域における看護や医療に関するデータをケアの改善へつなげるため情報収集・処理について考えることができる。
以下について説明する。
1.看護管理領域での危機管理(災害、新興感染症)とBCPの基礎について
2.地域における災害管理について
3.看護管理に関連吸うrデータサイエンスの基礎について
4.自組織にあるデータをケアの改善に活かす(事例を紹介する)
対面および遠隔(ライブ)にて実施する。
講義内容について、ディスカッションを行う。また、アクティブラーニングを推奨する。
授業への質問・意見については全体にフィードバックする。
プレゼンテーション資料については個別にフィードバックを行う。
回 | 項目 | 内容 | 担当者 | 講義室 |
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1 | 看護管理者に必要な危機管理の概論 | オリエンテーション 危機管理とは(災害の定義と災害の種類) | 小玉 淑巨 | N号館 |
2 | 災害に関する看護管理 | 災害サイクル(急性期・慢性期・静穏気)と管理 ・BCPについて ・スタッフと管理者のメンタルヘルスについて | 小玉 淑巨 | N号館 |
3 | 地域における災害看護と管理 | 訪問看護ステーション、クリニックにおける災害対策と課題 | 小玉 淑巨 | N号館 |
4 | 災害看護における病院と地域連携 | 災害時の地域との連携について考える ・保健所との連携 ・消防との連携 ・訪問看護、クリニックとの連携 ・高齢者施設、障碍者施設との連携 | 小玉 淑巨 | N号館 |
5 | 被災者特性に応じた災害看護と管理 | 被災特性に応じたケアの提供に必要な管理について考える ・妊産婦 ・精神障害者 ・在留外国人など | 小玉 淑巨 | N号館 |
6 | 災害にける他職種連携と管理 | 災害時における専門職との連携について理解する ・医師 ・薬剤師 ・臨床工学技士 ・理学療法士 ・自衛隊など | 小玉 淑巨 | N号館 |
7 | 医療・看護の質とヘルスデータサイエンスの基礎について① | 看護管理に必要なヘルスデータサイエンスの概要について学ぶ | 小玉 淑巨 | N号館 |
8 | 医療・看護の質とヘルスデータサイエンスの基礎について② | 看護管理に関するデータアーキテクチャ、データマネジメントについて学ぶ | 小玉 淑巨 | N号館 |
9 | 看護ケアとビックデータ | 日本国内における看護実践、看護管理とビックデータの利活用の紹介 | 小玉 淑巨 | N号館 |
10 | DXに関する看護論文の紹介 | 国際誌に掲載されている論文の紹介を行う | 小玉 淑巨 | N号館 |
11-13 | 演習:自組織のBCPの課題と改善点について 自組織のケアに関するデータ収集の可能性 | ・自組織の災害時のBCPについて計画を立てることができる。 ・自組織のケアや管理に関するデータについてどのようなデータ収集が必要か考えることができる。 | 小玉 淑巨 | N号館 |
14・15 | 発表: | 自組織のBCPの課題と改善点、自組織の質改善・管理改善に関するデータ収集について発表し、ディスカッションする。 | 小玉 淑巨 | N号館 |
1.危機管理(災害、新興感染症)とBCPの基礎について説明できる。
2.地域における災害管理について説明できる。
3.看護管理に日露なデータサイエンスの基礎について説明できる。
4.自組織のBCPについて課題と改善点を説明できる。
5.自組織にあるデータをケアの質改善や看護管理に活かす計画を立案することができる。
課題のプレゼンテーション(60%)と授業への参加態度(40%)にて評価する。
プレゼンテーションについては、内容の妥当性および具体性を評価する。
1 | 1【授業時間外に必要な学習】毎回60-90分程度 予習:授業に出席するにあたり、事前に課題や資料について自己学習する 復習:授業に出席して見出した課題についてさらに自己学習を行い、理解を深め次の授業に臨む |
2 | 〔学位授与の方針と当該授業科目の関連〕 《修士課程(看護学研究コース)》 ○(1) 看護学研究者として専門分野および周辺領域の知識・技術を持ち、実現可能で専門分野あるいは社会において意義のある研究課題を設定する能力 (2) 研究課題に適した研究デザインと研究方法を選択し、計画的かつ倫理的に実施する能力 (3) 研究結果を考察し、論文を執筆する能力 ◎(4) 専門分野における研究の成果を看護実践の質向上に活用する能力 (5) 看護学を教育するための基本的能力と技能 ◎は特に関連するもの、○は関連するもの |
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 講義内で提示する | ||
参考書 |