英 文 名 | : | Evaluation of Nursing Practice |
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科 目 概 要 | : | 修士 看護学研究コース後期、選択必修科目、講義、2単位 修士 高度実践看護学コース後期、選択必修科目、講義、2単位 |
担 当 者 | : | (◎は科目責任者) ◎小玉 淑巨※、 別府 千恵※(兼任)、 松原 康美※、 大田 康江※、 柴田 真紀※、 田辺 幸子※、 飯村 祥子(非常勤) |
講 義 室 | : | 対面授業、N号館 セミナー室3、N号館 セミナー室4 |
そ の 他 | : | 共通科目/共通科目A |
少子高齢社会、医療経済の変化、国際化などによる保健医療福祉を取り巻く環境の急激な変化における 看護・医療の変革のための保健医療福祉制度や政策を学び、看護に関する実践の評価を行うとともに、看護師として政策過程に参画する方法を理解する。さらに、日本国内のみならず海外の保健医療福祉に関する政策立案過程を理解する。
以下の看護政策に関する説明を行い、政策立案を行う。
・国内、海外の保健医療福祉に関する歴史的背景および政策立案過程を説明する。
・看護を取り巻く制度、政策やその決定プロセスを説明する。
・看護実践のエビデンスを政策に活かすプロセスを理解する。
・行政で働く看護技官、保健師の立場から政策の立案と実施について説明を行う。
・実際の看護政策過程(看護管理学、ウイメンズヘスル学、精神看護学、国際看護等に関わる法律)から政策の意義と課題を議論する。
・看護を取り巻く医療制度・政策の課題を整理し、解決策を提案する。
*本科目は、認定看護管理者認定審査受験資格の取得希望する場合の科目要件となる。
1.パワーポインと配布資料を活用し、講義およびディスカッション形式で進める。
2.講義に関連した文献・資料等を精読してプレゼンテーションし、全体討議を行う。
3.講義内容に関する質問への回答、プレゼンテーション・ディスカッションの内容および特徴的な見解についてコメントすることでフィードバックを行う。
回 | 項目 | 内容 | 担当者 | 日時 | 講義室 |
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1 | 看護政策の概論 | ・オリエンテーション ・日本国内の政策の歴史的背景、看護制度の変遷、政策立案プロセスを説明する。諸外国における政策実例や米国国立看護研究所(NIH)の役割を説明する。 | 小玉 淑巨 | 10/29(水)③ | N号館 セミナー室3・N号館 セミナー室4 |
2 | 看護政策:看護管理者と政策① | 看護実践の効果を可視化し、診療報酬改定につながった事例を取り上げ、政策過程のプロセスについて学ぶ。 | 別府 千恵 | 11/12(水)③ | N号館 セミナー室3・N号館 セミナー室4 |
3 | 看護政策:看護管理者と政策② | 病院管理と看護政策について学ぶ。 | 別府 千恵 | 11/12(水)④ | N号館 セミナー室3・N号館 セミナー室4 |
4 | 看護政策の実際の事例から学ぶ -人材確保、人員配置と政策- | 看護師等の人材確保に関する法律について政策プロセスと意義・課題を議論する。 ・看護師等の人材確保に関する法律 ・人材確保の将来構想 | 小玉 淑巨 | 11/19(水)③ | N号館 セミナー室3・N号館 セミナー室4 |
5 | 看護政策 -精神看護と看護政策- | 精神看護・医療に関わる政策の歴史と今日的課題 | 柴田 真紀 | 11/19(水)④ | N号館 セミナー室3・N号館 セミナー室4 |
6 | 看護政策:ウイメンズヘルスと政策 | ウィメンズヘルスに関わる看護政策の歴史と今日的課題 | 大田 康江 | 11/26(水)③ | N号館 セミナー室3・N号館 セミナー室4 |
7 | 看護政策:CNSの看護政策への関わり | CNSとして看護実践の効果を可視化し、診療報酬改定につながった事例を取り上げ、政策過程のプロセスについて学ぶ。また、関係諸団体との連携、協働について理解する。 | 松原 康美 | 11/26(水)④ | N号館 セミナー室3・N号館 セミナー室4 |
8 | 看護政策の実際の事例から学ぶ-看護教育と政策- | 看護教育に関する政策と将来構想について議論する ・看護教育に関する歴史と法律について ・今後の看護教育について | 小玉 淑巨 | 12/3(水)③ | N号館 セミナー室3・N号館 セミナー室4 |
9 | 看護政策 -国際看護と看護政策- | 外国人看護師、外国人に対する医療関わる政策の歴史と今日的課題 | 田辺 幸子 | 12/3(水)④ | N号館 セミナー室3・N号館 セミナー室4 |
10 | 看護政策過程の実際から学ぶー行政ー | 厚生労働省看護技官の立場から、実際の看護政策プロセスと 施策について説明する。診療報酬、介護報酬の仕組みと実際の運用を理解する。 | 飯村 祥子 | 12/10(水)③ | 対面授業・N号館 セミナー室3・N号館 セミナー室4 |
11 | 要望書の作成ー課題の明確化と解決策の検討ー | 政策として取り組むべき課題について議論する(グループワー ク)。 ・自身の体験や臨床の課題から政策につながる課題 ・政策として取り組む意義、効果について議論する | 小玉 淑巨 | 12/24(水)③ | N号館 セミナー室3・N号館 セミナー室4 |
12 | 要望書の作成ー課題の明確化と解決策の検討ー | 政策として取り組むべき課題について議論する(グループワー ク)。 ・自身の体験や臨床の課題から政策につながる課題 ・政策として取り組む意義、効果について議論する | 小玉 淑巨 | 12/24(水)④ | N号館 セミナー室3・N号館 セミナー室4 |
13 | 要望書の作成ー課題の明確化と解決策の検討ー | 政策として取り組むべき課題について議論する(グループワー ク)。 ・自身の体験や臨床の課題から政策につながる課題 ・政策として取り組む意義、効果について議論する | 小玉 淑巨 | 12/24(水)⑤ | N号館 セミナー室3・N号館 セミナー室4 |
14 | 政策提言 | ・立案した政策を発表し討議する。 ・他者からのフィードバック | 小玉 淑巨 | 1/14(水)③ | N号館 セミナー室3・N号館 セミナー室4 |
15 | 政策提言 | ・立案した政策を発表し討議する。 ・他者からのフィードバック | 小玉 淑巨 | 1/14(水)④ | N号館 セミナー室3・N号館 セミナー室4 |
1.看護実践の効果を可視化し、診療報酬改定につなげる政策過程のプロセスについて説明できる。
2.看護政策に関連する看護の歴史的背景、法改正による看護制度の変遷について説明できる。
3.医療・看護の現状からみた看護の質向上のための政策的課題、看護の専門性における社会的責務について説明できる。
4.我が国の保健医療福祉制度の概要、診療報酬・介護報酬の仕組みと改定までのプロセスについて説明できる。
5.看護系学会・団体による診療報酬・介護報酬の改定に向けた取り組みの実際について説明できる。
6.多職種・関連諸団体との共同による政策的働きかけの実際について説明できる。
7.看護実践の効果を検証した国内外の先行研究を精読し政策的な取り組みとの関連について説明できる。
8.自分の関心領域における政策提言ができる。
授業への参画(ディスカッション、プレゼンテーション等)60%、課題レポートの内容40%により、総合的に評価する。
1 | 【授業時間外に必要な学習】 予習:授業内容に関する教科書・論文・資料等を精読し、疑問点を整理して授業に臨む(2時間程度)。 復習:授業で配布された資料、授業内容、ディスカッションの内容を振り返り、自己の疑問点を明らかにする(2時間程度)。 |
2 | 〔学位授与の方針と当該授業科目の関連〕 《修士課程(看護学研究コース)》 ○(1)看護学研究者として専門分野および周辺領域の知識・技術を持ち、実現可能で専門分野あるいは社会において意義のある研究課題を設定する能力 (2) 研究課題に適した研究デザインと研究方法を選択し、計画的かつ倫理的に実施する能力 (3) 研究結果を考察し、論文を執筆する能力 ◎(4) 専門分野における研究の成果を看護実践の質向上に活用する能力 ○(5) 看護学を教育するための基本的能力と技能 《修士課程(高度実践看護学コース 専門看護師プログラム)》 ○(1) 専門分野における卓越した看護実践能力 (2) 専門職者としての倫理的課題の解決能力、多職種と連携するための調整能力、コンサルテーション能力 (3) 専門分野の看護実践の中で、研究的手法を用いて課題解決する能力 ◎(4) 専門分野における看護実践の質を向上させるための教育的役割を果たす能力 ◎は特に関連するもの、○は関連するもの |
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | ・授業内で紹介する。 | ||
参考書 | ・授業内で紹介する。 |