英 文 名 | : | Health Statistics |
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科 目 概 要 | : | 修士 看護学研究コース後期、必修科目、講義、1単位 |
担 当 者 | : | (◎は科目責任者) ◎伊藤 慎也※ |
講 義 室 | : | 対面授業、N号館 セミナー室3、N号館 セミナー室4 |
そ の 他 | : | 共通科目 |
研究を実施していく上で必要な統計学の基本的概念、研究目的、研究デザインに応じた統計手法の選択、解析結果の解釈の方法を習得する。さらに、研究論文を統計学的視点からクリティークする方法を学修する。
・統計学については、記述統計と推測統計の概要を説明したあと、多変量解析の説明を行う。
・量的または統計学的視点から、最後の講義で英語の学術論文のクリティークを実施する。
・パワーポイントと配付資料を用いた講義形式を基本とするが、データやグラフの解釈の仕方などについては、学生と教員の双方向型の講義とする。
・統計学については、パワーポイントと配付資料で説明を行った後に、エクセルや統計ソフト等を用いて解析の練習を行う。
・英語の学術論文のクリティークおよびレポート作成を実施する。
・レポートの終了後に、レポートの評価をメール等文面でフィードバックする。
回 | 項目 | 内容 | 担当者 | 日時 | 講義室 |
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1 | 誤差・バイアス・交絡、サンプルサイズ | 誤差・バイアス・交絡の理解と制御、サンプルサイズの算出方法 | 伊藤 慎也 | 10/1(水)③ | N号館 セミナー室3・N号館 セミナー室4 |
2 | データマネジメントと信頼性と妥当性 | データマネージメントと信頼性(内的一貫性、時間的一貫性)や妥当性(内容的妥当性、基準関連妥当性、構成概念的妥当性) | 伊藤 慎也 | 10/1(水)④ | N号館 セミナー室3・N号館 セミナー室4 |
3 | 統計学の基礎 | 代表値、散らばり、仮説検定、母集団と標本、適切な検定方法の選び方(対応の有無、変数の種類、正規分布など) | 伊藤 慎也 | 10/8(水)③ | N号館 セミナー室3・N号館 セミナー室4 |
4 | 推測統計 | χ2検定、t検定、分散分先、マンホイットニーのU検定、クラスカル・ウォリス検定、などの説明と解析練習 | 伊藤 慎也 | 10/8(水)④ | N号館 セミナー室3・N号館 セミナー室4 |
5 | 回帰分析 | 単回帰分析、重回帰分析、ロジスティック回帰分析の説明と解析練習 | 伊藤 慎也 | 10/15(水)③ | N号館 セミナー室3・N号館 セミナー室4 |
6 | 探索的因子分析と確証的因子分析 | 因子分析の説明と解析練習(解析練習は探索的因子分析のみ) | 伊藤 慎也 | 10/15(水)④ | N号館 セミナー室3・N号館 セミナー室4 |
7 | 統計解析の適用の実際 | 統計ソフトを用いて学修をした統計手法の操作方法を学修 | 伊藤 慎也 | 10/22(水)③ | N号館 セミナー室3・N号館 セミナー室4 |
8 | 量的研究のクリティーク | 統計学的手法を用いて執筆された英語論文のクリティーク練習、ガイドラインの紹介 | 伊藤 慎也 | 10/22(水)④ | N号館 セミナー室3・N号館 セミナー室4 |
1.看護研究を実施する上で必要とされる基本的統計手法を知り、説明できるようになる。
2.研究目的や研究デザインに応じた解析方法を知り、適切な解析方法を選択して、統計解析ソフトを用いた基本解析ができるようになる。
3.統計学的視点から研究論文をクリティークすることができるようになるために、量的研究のクリティーク方法を説明できる。
演習での倫理・研究デザイン・統計学に関する理解の到達度(20%)、レポート(80%)により評価する。
レポートの終了後に、レポートの評価をメールなどの文面でフィードバックする。
1 | 【授業時間外に必要な学修】 事前に指示する文献を学修して講義に臨む。(各1回15分) 統計解析については、統計ソフトを紹介するので講義後の自己学修で理解を深める。(各1回15分) |
2 | 〔学位授与の方針と当該授業科目の関連〕 《修士課程(看護学研究コース)》 ○(1)看護学研究者として専門分野および周辺領域の知識・技術を持ち、実現可能で専門分野あるいは社会において意義のある研究課題を設定する能力 ◎(2) 研究課題に適した研究デザインと研究方法を選択し、計画的かつ倫理的に実施する能力 ○(3) 研究結果を考察し、論文を執筆する能力 (4) 専門分野における研究の成果を看護実践の質向上に活用する能力 (5) 看護学を教育するための基本的能力と技能 ◎は特に関連するもの、○は関連するもの |
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 講義の開始時に資料を配付 | ||
参考書 | 医学的測定尺度の理論と応用 -妥当性、信頼性からG理論、項目反応理論まで(尺度、信頼性、妥当性の本) | 木原雅子、加治正行、木原正博 (翻訳) | メディカルサイエンスインターナショナル |
参考書 | 質問紙デザインの技法[第2版](質問紙について) | 鈴木淳子 | ナカニシヤ出版 |