Web Syllabus(講義概要)
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先端実践看護学特別演習 (レビュー・研究計画書作成)
英 文 名:Seminar in Advanced Practice Nursing
科 目 概 要:博士課程 研究者コース通年、必修科目、講義・演習、2単位
担 当 者:(◎は科目責任者) ◎杉本 知子※
講 義 室:N号館、対面授業
そ の 他:先端実践看護学分野

授業の目的

本科目は、先端実践看護学分野(主に老年看護学)に関する研究課題を自ら設定し、研究活動を自立して行う能力を身につけることを目的として行う。

教育内容

教員は、以下に関する知識の伝達や理解の促進のための講義を行う。さらに、学生のプレゼンテーションに対する助言・指導を行う。
1.概念分析
2.研究課題に関する文献レビュー
3.研究課題に適した研究デザインと研究方法
4.研究を遂行する上で求められる倫理的配慮

教育方法

・毎回の授業は指導教員と学生による個別の討議形式ですすめるが、文献レビューの結果、および作成した研究計画書については、老年看護学分野内の学生・教員間で討議を行う。
・作成した資料等に対するフィードバックは、授業の都度、個別に行う。

授業内容

項目内容
1~9研究課題の明確化・概念分析①・研究課題を明確化するために、履修者が関心を寄せる「看護現象」を記述するための概念について検討する。
・概念分析を実施し、代表的な手法について実践的に理解する。
10研究課題の明確化・概念分析②・概念分析の結果に関する学生プレゼンテーション・討議を行う。
11サブストラクション①・サブストラクションの概説により、その手法を理解する。
12~17サブストラクション②・研究課題に関連する文献を使用し、サブストラクションを実施する。
・研究デザインやエビデンスレベルについて理解する。
18~22フィールドワーク・履修者の研究課題に関連するフィールドに身を置き、研究課題に関する理解を深める。
23~24研究計画書の作成①・概念分析、サブストラクション、フィールドワークの成果等を統合し、研究計画書を作成する。
25~26研究計画書の作成②・研究計画書に関するプレゼンテーションを行い、研究の意義、選択した研究デザインや研究方法の適切さ等について討議する。
27~28倫理審査受審査準備①・倫理審査受審のための計画書等の作成を通して、研究倫理についての理解を深める。
29~30倫理審査受審査準備②・作成した計画書等に関するプレゼンテーションを行い、研究倫理の側面から討議する。
1~9
項目
研究課題の明確化・概念分析①
内容
・研究課題を明確化するために、履修者が関心を寄せる「看護現象」を記述するための概念について検討する。
・概念分析を実施し、代表的な手法について実践的に理解する。
10
項目
研究課題の明確化・概念分析②
内容
・概念分析の結果に関する学生プレゼンテーション・討議を行う。
11
項目
サブストラクション①
内容
・サブストラクションの概説により、その手法を理解する。
12~17
項目
サブストラクション②
内容
・研究課題に関連する文献を使用し、サブストラクションを実施する。
・研究デザインやエビデンスレベルについて理解する。
18~22
項目
フィールドワーク
内容
・履修者の研究課題に関連するフィールドに身を置き、研究課題に関する理解を深める。
23~24
項目
研究計画書の作成①
内容
・概念分析、サブストラクション、フィールドワークの成果等を統合し、研究計画書を作成する。
25~26
項目
研究計画書の作成②
内容
・研究計画書に関するプレゼンテーションを行い、研究の意義、選択した研究デザインや研究方法の適切さ等について討議する。
27~28
項目
倫理審査受審査準備①
内容
・倫理審査受審のための計画書等の作成を通して、研究倫理についての理解を深める。
29~30
項目
倫理審査受審査準備②
内容
・作成した計画書等に関するプレゼンテーションを行い、研究倫理の側面から討議する。

到達目標

1.学生が関心を寄せる「看護現象」を記述するための概念について、明確に述べるできる。
2.サブストラクションの実施を通して、研究デザインやエビデンスレベルについて理解することができる。
3.研究課題に関する研究の動向等について整理し、研究の意義を明確に述べることができる。
4.倫理的配慮を踏まえたうえで、研究計画書を作成できる。

評価方法

研究活動への取り組み(40%)、研究計画書の内容(40%)、プレゼンテーションおよび質疑への応答(20%)により、総合的に評価する。
評価の視点は、以下の通りとする。
1.網羅的な文献のレビューを行ったうえで、研究課題を導き出している。
2.研究計画書の中で取り上げている主要な概念について、明確な定義がされている。
3.研究課題に適した研究デザインを採用し、研究計画書を作成している。
4.研究計画を遂行する際に必要となる倫理的配慮を踏まえた上で研究計画書を作成している。
5.研究計画書内には目的や方法が明確に記されている。

準備学習(予習・復習)・その他

1 1 【授業時間外に必要な学習】
予習: 各回の授業内容を確認し、文献等から得られた知見や自らの考えを記述した資料を作成したうえで授業に臨む(120分/回)。
復習:授業内容の振り返りを行うと共に、授業テーマに関連する文献等を各自で読み、理解を深めるようにする(90分/回)。

2 〔学位授与の方針と当該授業科目の関連〕
《博士後期課程(研究者コース)》
◎(1)看護に関する現象を多様な視点から省察し、新規性、実現可能性、倫理性を兼ね備えた意義のある研究課題を設定する能力
◎(2) 看護学研究を遂行するための高度な専門的知識・技能
〇(3) 看護学の知の体系化に寄与するための論文を作成する能力、研究成果を社会へ発信する能力
〇(4) 看護学を教育するための専門的能力と技能

◎は特に関連するもの、○は関連するもの

教材

種別書名著者・編者発行所
教科書特に指定しない
参考書授業時に文献や書籍を適宜紹介する
教科書
署名
特に指定しない
著者・編者
発行所
参考書
署名
授業時に文献や書籍を適宜紹介する
著者・編者
発行所