英 文 名 | : | Seminar in DNP course |
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科 目 概 要 | : | 博士課程 DNPコース通年、必修科目、講義・演習、2単位 |
担 当 者 | : | (◎は科目責任者) ◎久保 五月※ |
講 義 室 | : | N号館、対面授業 |
そ の 他 | : | 高度実践看護学コース |
がん看護学領域の課題に対して実装研究を遂行する能力を修得するために、以下について学修する。
・先行研究の知見・既存のガイドライン報告と臨床現場の状況から、エビデンス・プラクティスギャップの存在を検討し、実装研究として取り組むべき課題を明らかにする。
・先行研究・既存のガイドラインから、がん医療およびがん看護に関連するエビデンスレベルの高い知見を得る。
・介入対象(組織、コミュニティなど)の状況に応じた実装研究を計画立案する。
実装研究の遂行に必要な基礎的知識として、以下の内容を討議する。
・エビデンスレベルの高い知見を得るための文献検索および知見の活用方法
・介入対象(組織・コミュニティなど)の状況に応じたアプローチ方法およびアウトカム指標の選択
・実装研究のアウトラインの作成方法
・学生が作成した資料を用いて討議する。
・資料や討議内容に関する講評やコメントは授業内でフィードバックする。
回 | 項目 | 内容 | 担当者 |
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1~5 | がん医療・看護領域の現状と問題の検討 | わが国におけるがん医療および看護の現状を理解する。 学生自身の経験を通して、介入対象(組織・コミュニティなど)の問題状況を検討し、取り組むべき研究課題を明らかにする。 | 久保 五月 |
6~15 | 研究知見およびガイドラインの探索 | 選定した研究課題に関連する先行研究やガイドラインを検索し、実装研究に活用できる知見を得る。 | 久保 五月 |
16~25 | 介入内容の検討 | 先行研究およびガイドラインから得た知見をふまえて、介入のアウトラインを作成する。 介入対象(組織・コミュニティなど)に所属するメンバーとの討議を通して、アプローチ方法、アウトカム指標について検討する。 | 久保 五月 |
26~30 | 実装研究の計画書作成 | 取り組むべき課題、アプローチ方法、期待されるアウトカムなどの検討結果をもとに、実装研究の計画書を作成する。 | 久保 五月 |
1.実装研究として取り組むべき、がん看護実践上の課題を明らかにすることができる。
2.取り組む研究課題に対して、介入対象(組織・コミュニティなど)の状況に応じた、有効かつ実行可能な介入を提案することができる。
3.実装研究の計画書を作成することができる。
主体的に学修に取り組む態度(20%)、文献レビューおよびガイドラインの探索(40%)、プロジェクト研究の計画書作成(40%)を総合して評価する。
〔文献レビューに関する評価基準〕
・国内外の文献やガイドラインを幅広く探索し、研究テーマに関連したエビデンスレベルの高い知見を得ていること。
〔計画書に関する評価基準〕
・介入対象にあう、効果的で実現可能な介入計画が立案されていること。
1 | 〔授業時間外に必要な学習〕 予習:事前に指示されたテーマについて、文献などを精読し、資料作成あるいは討議の準備を行う(3時間程度)。 復習:授業内で討議した内容を、先行研究や参考図書を用いながら復習する(2時間程度)。 |
2 | 〔学位授与の方針と当該授業科目の関連〕 《博士後期課程(高度実践看護学(DNP)コース)》 (1) 高度な実践家として高い技術と、エビデンスに基づく専門的かつ幅広い知識 ◎ (2) 看護実践に研究成果を活用できる能力 ◎ (3) 組織・コミュニティ・社会に変革を起こすためのプロジェクトを推進するリーダーシップ ◎ (4) 医療のアウトカムを保証するための共同とチームワークを促進する能力 ◎は特に関連するもの、○は関連するもの |
3 | オフィスアワー:希望者は事前にメールで連絡する。 |
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 必要に応じて、資料の配布を行う。 | ||
参考書 | 必要に応じて、資料の配布・文献の紹介を行う。 |