英 文 名 | : | Seminar in DNP course |
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科 目 概 要 | : | 博士課程 DNPコース通年、必修科目、講義・演習、2単位 |
担 当 者 | : | (◎は科目責任者) ◎柴田 真紀※ |
講 義 室 | : | N号館、対面授業 |
そ の 他 | : | 高度実践看護学コース |
精神看護学領域(精神科看護およびリエゾン精神看護)における課題に対して実装研究を遂行する能力を修得するために、以下について学修する。
・精神科看護およびリエゾン精神看護領域における現状を分析するために必要な知識を学修する。
・組織の現状を人的、物的、経済的、文化的側面から分析し、実装研究として取り組む課題を明確にする。
・先行研究の知見や既存のガイドラインから精神看護学に関連するエビデンスレベルの高い知見を得るとともに、実装に必要なスキルを修得する。
・介入対象(組織、コミュニティなど)の課題解決に向けて実装研究を計画立案する。
実装研究の遂行に必要な知識、スキルの獲得のため、以下の内容を教授する。
・エビデンスレベルの高い知見を得るための文献検索および知見の活用方法
・介入対象(組織・コミュニティなど)の状況に応じたアプローチ方法およびアウトカム指標の選択
・実装研究のアウトラインの作成方法
授業はゼミナール形式で、学生のパワーポイントや資料を用いたプレゼンテーションをもとに、参加者によるディスカッションを行う。
資料や討議内容に関するフィードバックは授業内に行う。
回 | 項目 | 内容 | 担当者 |
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1-5 | 精神看護学領域(精神科看護およびリエゾン精神看護)における医療および看護の現状と諸問題 | わが国の精神医療および看護(精神科看護およびリエゾン精神看護)の現状と課題を理解する。 | 柴田 真紀 |
6-10 | 精神科看護およびリエゾン精神看護の実践の場の現状と諸問題 | 精神科看護およびリエゾン精神看護の実践の場における課題を人的、物的、経済的、文化的側面から理解する。 | 柴田 真紀 |
11-15 | 関連領域の研究の動向およびガイドラインの探索 | 組織的な変革に取り組む際に重要な隣接領域の理論を理解する。 研究課題に関連する先行研究やガイドラインを検索し、実装研究に活用できる知見を得る。 | 柴田 真紀 |
16-20 | エビデンスに基づく看護実践の評価 | 精神看護学領域(精神科看護およびリエゾン精神看護)における実践をエビデンスに基づいて再評価し、看護実践と組織の課題を理解する。 | 柴田 真紀 |
21-30 | エビデンスに基づく実装研究の検討 | 取り組むべき課題についてアプローチ方法、期待されるアウトカムなどを検討し、実装研究の計画書を作成する。 | 柴田 真紀 |
1.先行研究およびガイドラインの探索結果から、実装研究として取り組むべき精神看護(精神科看護およびリエゾン精神看護)の課題を明らかにすることができる。
2.取り組む研究課題に対して、介入対象(組織・コミュニティなど)の状況に応じた、有効かつ実行可能な介入を提案することができる。
3.実装研究の計画書を作成することができる。
精神看護に関する論文・組織的な介入研究に関する論文の探索及びクリティークの発表(40%)、実装研究の計画書作成(60%)を総合的に評価する。
文献レビューの評価基準:国内外の文献やガイドラインを幅広く探索し、研究テーマに関連したエビデンスレベルの高い知見を得ていること。
研究計画書の評価基準:介入対象に適した効果的で実現可能な介入研究が立案されていること。
1 | 1 【授業時間外に必要な学習】 予習(90分):指定する課題について学修し、ゼミナールに向けて準備する。 復習(90分):ゼミナールでの討議をふまえ、自身の課題や研究計画書を修正する。 2 〔学位授与の方針と当該授業科目の関連〕 《博士後期課程(高度実践看護学(DNP)コース)》 ◎(1) 高度な実践家として高い技術と、エビデンスに基づく専門的かつ幅広い知識 ◎(2) 看護実践に研究成果を活用できる能力 〇(3) 組織・コミュニティ・社会に変革を起こすためのプロジェクトを推進するリーダーシップ (4) 医療のアウトカムを保証するための共同とチームワークを促進する能力 ◎は特に関連するもの、○は関連するもの |
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 授業内で提示する | ||
参考書 | 授業内で提示する |