英 文 名 | : | Seminar in DNP course |
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科 目 概 要 | : | 博士課程 DNPコース通年、必修科目、講義・演習、2単位 |
担 当 者 | : | (◎は科目責任者) ◎長尾 式子※ |
講 義 室 | : | N号館、対面授業 |
そ の 他 | : | 高度実践看護学コース |
先端治療を行う臨床現場における看護実践上の問題を組織的に検討するために、現状を理解するために必要な知識を学修し、組織の現状を人的、物的、経済的側面から分析したうえで、プロジェクト研究となりうる課題を探求する。そして、先端治療と看護実践の研究から最新の動向を学修し、看護実践が展開される組織の課題と照合し、課題の解決に向けた理論的基盤あるいは先駆的に組織を変革するプロジェクトを構築する。
先端治療と看護実践の多様な課題を整理し、看護実践上の課題と組織の課題について議論する。そして、多様な課題を解決するために必要な理論や先端治療と看護実践の研究について議論し、組織における看護実践の問題の本質と、問題解決のための方策について議論する。
ゼミ形式で資料を用いてプレゼンテーションを行い、ゼミ参加者との討論を通して、テーマを思索する。討論から得た内容を継続的にゼミで発表することで、プロジェクト研究の基盤を構築する。発表内容や討論に対して教員は、ゼミあるいは個別にコメントを返し、フィードバックを行う。
回 | 項目 | 内容 | 担当者 |
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1-5 | 先端治療と看護実践の現状と諸問題 | 日本の先端治療の動向と、先端治療を受ける患者への看護の動向と課題について理解する。 | 長尾 式子 |
6-10 | 先端治療と看護実践の現場の現状と諸問題 | 先端治療が展開されている臨床現場の課題を人的、物的、経済的側面から現状と課題を理解する。 | 長尾 式子 |
11-15 | 関連領域の研究の動向 | 組織的な変革に取り組む際に重要な隣接領域の理論を理解する。 | 長尾 式子 |
16-20 | エビデンスに基づく看護実践の評価 | 臨床現場で展開されている先端治療と看護実践をエビデンスに基づき再評価を行い、看護実践と組織の課題を理解する。 | 長尾 式子 |
21-25 | エビデンスに基づく先端治療と看護実践のギャップの明確化 | 先端治療と看護実践の評価をもとに、組織の課題を踏まえた変革課題を構築し、取り組むべき研究課題について考究する。 | 長尾 式子 |
26-30 | プロジェクト実装研究の構想と試案 | 長尾 式子 |
1.先端治療を受ける患者への看護と、展開されている看護実践についてエビデンスに基づき再考し、説明することができる。
2.先端治療が展開されている臨床現場での看護実践を組織面から再考し、説明することができる。
3.先端治療を受ける患者に対する看護実践と展開されている臨床現場の諸問題を明確にし、説明することができる。
・先端治療を受ける患者への看護と、組織的な介入研究に関する論文をクリティークし、その内容を発表する。(40%):クリティークの枠組みを用いて要点をまとめ、批判的に論文を読むことができ、その内容を明確に説明することができる。
・DNPコースプロジェクト研究の基盤となる理論をもとに自らの組織の課題と課題への取り組みに関するレポートを作成する。(60%):関連領域や他の領域の理論やエビデンスを自発的に探索し、理論やエビデンスについて説明することができる。
1 | 1 【授業時間外に必要な学習】 予習(3時間程度):先端治療と看護実践、組織変革に関する文献等を精読し、プレゼンテーションの準備を行う。 復習(2時間程度):講義内で議論した内容を、先行研究や参考図書等を用いながら復習する。 2 〔学位授与の方針と当該授業科目の関連〕 《博士後期課程(高度実践看護学(DNP)コース)》 ◎(1) 高度な実践家として高い技術と、エビデンスに基づく専門的かつ幅広い知識 ◎(2) 看護実践に研究成果を活用できる能力 ○(3) 組織・コミュニティ・社会に変革を起こすためのプロジェクトを推進するリーダーシップ ○(4) 医療のアウトカムを保証するための共同とチームワークを促進する能力 ◎は特に関連するもの、○は関連するもの |
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 必要に応じて紹介する。 | ||
参考書 | 必要に応じて紹介する。 |