
| 英 文 名 | : | Educational Theory of Ethics Education, Extra-curricular Activities & Integrated Studies |
|---|---|---|
| 科 目 概 要 | : | 3年通年 [土曜日1・3時限]、選択(自由)、講義、2単位 |
| 担 当 者 | : | (◎は科目責任者) ◎加藤 裕之※(兼担)、 齋藤 孝※ |
| 講 義 室 | : | 対面授業、L1-34、L1-35 |
| そ の 他 | : | 教職課程必修科目:教育の基礎的理解に関する科目等[養教一種免] 科目ナンバリングコード:NN601-TC34 ※は実務経験有 |
| 科目 | 道徳、総合的な学習の時間等の内容及び生徒指導、教育相談等に関する科目 |
|---|---|
| 各科目に含めることが必要な事項 |
|
特別活動は、学校における様々な構成の集団での活動を通して、課題の発見や解決を行い、よりよい集団や学校生活を目指して様々に行われる活動の総体である。学校教育全体における特別活動の意義を理解し、「人間関係形成」、「社会参画」、「自己実現」の三つの視点や「チームとしての学校」の視点を持つとともに、学年の違いによる活動の変化、各教科との往還的な関連等の特別活動の特質を踏まえた指導に必要な知識や素養を身に付ける。
総合的な学習の時間は、探究的な見方・考え方を働かせ、横断的・総合的な学習を行うことを通して、よりよく課題を解決し、自己の生き方を考えていくための資質・能力の育成を目指す。各教科等で育まれる見方・考え方を総合的に活用して、広範な事象を多様な角度から俯瞰して捉え、実社会・実生活の課題を探究する学びを実現するために、指導計画の作成および具体的な指導の仕方、並びに学習活動の評価に関する知識・技能を実際的に身に付ける。
義務教育および中等教育段階の教職従事に関心をもつ者を対象として、以下の目的のもとで授業を展開する。
・自身の道徳教育経験の検討などを通して道徳概念の内実と道徳教育の必要性について考察する。
・学校教育における道徳教育の特質と課題を考察する。
・教育行政における道徳教育政策の歴史的推移を確認する。
・道徳教育が学校教育でどのように考えられて実践されてきたのか理解する。
・道徳教育実施の諸方法論について,模擬授業などを通してその特質と課題を理解する。
特別活動の目標や内容及びその特質を理解し、指導上の課題等について考察する。特に、特別活動の中軸である学級活動・ホームルーム活動の指導については、合意形成や意思決定に向けた話合い活動を体験することで指導の在り方に関して考察し理解を深め、実践的指導力を身に付けるようにする。
総合的な学習の時間や総合的な探究の時間の意義や、各学校において目標及び内容を定める際の考え方を理解する。また、指導計画作成の考え方を理解し、その実現のために必要な基礎的な能力を身に付けるようにする。
現代社会の道徳と道徳教育に関する状況、および道徳教育の歴史的な理解のうえに立って、日本の近現代社会と学校教育の中で道徳教育がどのように位置づけられているかの理解を目指す。
そのうえで、道徳と道徳教育における代表的な理論と実践を授業記録等を通して紹介し、特徴と課題の把握を目指したい。また、中学校学習指導要領「特別の教科 道徳」編の内容を確認し、生徒の成長と発達、自律的な価値判断などの人間形成を視野に入れた、学校における道徳教育の概要把握を目指す。
プレゼンテーション・アプリケーションと配付資料を用いて講義形式で進めるが、課題解決的な演習やグループワーク、発表活動等を適宜取り入れる。可能な限り、学習活動を体験したり、実際的な資料を用いたりして具体的に理解できるようにする。
【フィードバック方法】提出物には可能な限り評価コメントを付けて返却する。演習やグループワーク、発表活動等に関しては講義内で個別にコメントすることで評価する。学生による相互評価等を行い、フィードバックすることもある。
(斎藤担当部分)
基本的には講義形式をとる。展開に応じて、グループ討議や模擬授業、ロールプレイ等も取り入れていく。また講義過程においては、道徳教育をめぐる社会の現況にも配慮し、時々の新聞雑誌記事、書籍等に現れた「道徳(教育)をめぐる言説状況」なども資料として提示しながら、受講者に考え議論してもらう材料と機会を提供していきたい。毎回の授業でLMSを用いて課題(リアクションペーパー等)を課し、提出してもらう。提出内容に授業者からのコメント等を付すことで、理解の深化を狙いたいと考えている。
| 回 | 項目 | 内容 | 担当者 | 日時 | 講義室 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | はじめに | 講義計画、講義の進め方、学修のしかた等の解説 教育課程における特別活動の位置付け |
加藤 裕之 |
4/4(土)③ | 対面授業・L1-35 |
| 2 | 特別活動の意義、目標及び内容(1) | 特別活動の目標及び主な内容 ① | 加藤 裕之 |
4/11(土)③ | 対面授業・L1-35 |
| 3 | 特別活動の意義、目標及び内容(2) | 特別活動の目標及び主な内容② 特別活動の学習指導要領の変遷 |
加藤 裕之 |
4/18(土)③ | 対面授業・L1-35 |
| 4 | 特別活動の指導の在り方(1) | 学級活動・ホームルーム活動における合意形成に向けた話合い活動 | 加藤 裕之 |
4/25(土)③ | 対面授業・L1-35 |
| 5 | 特別活動の指導の在り方(2) | トゥールミンモデルの留保条件に着目した合意形成 話合い活動における指導・支援の在り方 |
加藤 裕之 |
5/9(土)③ | 対面授業・L1-35 |
| 6 | 特別活動の評価の特性 総合的な学習(探究)の時間の意義、目標及び内容 |
特別活動における評価の実際 総合的な学習(探究)の時間の目標及び主な内容 |
加藤 裕之 |
5/16(土)③ | 対面授業・L1-35 |
| 7 | 実社会や実生活の問題を探究の過程を経て解決する学習(1) |
CUR!O SCHOOLの大門俊介氏による講義 デザイン思考を活用し問題を解決する学習を体験する。 |
加藤 裕之 |
5/23(土)③ | 対面授業・L1-35 |
| 8 | 実社会や実生活の問題を探究の過程を経て解決する学習(2) |
CUR!O SCHOOLの大門俊介氏による講義 デザイン思考を活用し問題を解決する学習を体験する。 |
加藤 裕之 |
5/30(土)③ | 対面授業・L1-35 |
| 9 | 総合的な学習(探究)の時間の指導計画と評価 | 総合的な学習(探究)の時間の単元指導計画の立て方、評価とその留意点 総合担当者の模擬グループ会議(育成を目指す資質・能力、目標、主な内容等の検討) |
加藤 裕之 |
6/6(土)③ | 対面授業・L1-35 |
| 10 | 総合的な学習の時間の指導計画の作成 | 模擬グループ会議での検討内容を踏まえ、総合的な学習の時間の指導計画を作成する | 加藤 裕之 |
6/13(土)③ | 対面授業・L1-35 |
| 11 | 授業の進め方(オリエンテーション) 「道徳」概念について |
・講義の概要と進め方、および評価についてのガイダンス ・「道徳」概念についての説明(法律や宗教、Moral,Ethics等の言葉を参考に) ・日本の学校教育における「道徳」の捉え方(広義の「全面主義」について) |
齋藤 孝 |
9/5(土)① | 対面授業・L1-34 |
| 12 | 中学校学習指導要領「総則」編における道徳教育 「特別の教科 道徳」実施に至る経緯 |
・「教育活動全体を通じて」の指導について (特別活動や総合的な学習の時間などの事例確認) ・「道徳の時間」と「特別の教科 道徳」成立の経緯 ・道徳教科書の概要と過去資料集等との関連 |
齋藤 孝 |
9/12(土)① | 対面授業・L1-34 |
| 13 | 道徳教育と学校制度の歴史に学ぶ | ・国民意識涵養と道徳教育 ・「教育二関スル勅語」の歴史的位置づけ ・価値/徳目を「教える」ことは可能か? (村井実『道徳は教えられるか』を参照して) |
齋藤 孝 |
9/19(土)① | 対面授業・L1-34 |
| 14 | 現行学習指導要領における「道徳」の位置づけ | ・道徳教育と法令(日本国憲法、教育基本法、学校教育法等の確認) ・学習指導要領「総則」編の内容について ・学習指導要領「特別の教科 道徳」編について |
齋藤 孝 |
9/26(土)① | 対面授業・L1-34 |
| 15 | 道徳教育の実際(1) | ・「基本型/心情追究型」について ・授業事例の検討 ・情報モラルや「いじめ」への対応にかかわる道徳授業 (文部科学省「道徳教育アーカイブ」を参照して) |
齋藤 孝 |
10/3(土)① | 対面授業・L1-34 |
| 16 | 道徳授業の実際(2) | ・葛藤資料とL.コールバーグによる道徳性発達段階論 ・「ハインツのジレンマ」と道徳性の「普遍的発達段階」 ・コールバーグ理論への批判 ・授業事例の検討 (「生命の尊さ」と「社会的公正」に関わる授業) |
齋藤 孝 |
10/10(土)① | 対面授業・L1-34 |
| 17 | 道徳授業の実際(3) | ・カウンセリング/臨床心理学的知見の学校教育への導入について ・「アサーション」による実践例の紹介 ・「構成的グループエンカウンター」による実践例の紹介 |
齋藤 孝 |
10/17(土)① | 対面授業・L1-34 |
| 18 | 道徳教育の評価について 講義のまとめ |
・個人内評価について ・学習指導要録の概要と記述参考例 ・講義全体の振り返りとまとめ |
齋藤 孝 |
10/24(土)① | 対面授業・L1-34 |
1)学習指導要領における特別活動、総合的な学習の時間、道徳の目標及び内容を理解している。
2)教育課程における特別活動や総合的な学習の時間の位置付けと各教科等との関連、育成すべき資質・能力を
理解している。
3)学級活動・ホームルーム活動や生徒会活動、学校行事の特質を理解している。
4)特別活動や総合的な学習の時間における取組を評価し指導を改善することの重要性を理解している。
5)合意形成に向けた話合い活動、意思決定につながる指導及び集団活動の意義や指導の在り方を理解してい
る。
6)各学校において総合的な学習の時間の目標及び内容を定める際の考え方や留意点を理解し、単元指導計画の
具体案を作成できる。
(斎藤担当部分)
・現代日本の学校における道徳教育の意義と必要性について、生徒が理解できる言葉を用いて説明することができる。
・近代日本学校教育における道徳教育の歴史的な展開について説明することができる。
・道徳授業の方法について、その特徴と課題をまとめることができる。
評価は毎回の提出物(30%)及び、探究的な学習の記録や総合的な学習の時間の単元指導計画等、講義で課題と
して提示された作成物(50%)や討論・発表活動等で表現された考え(20%)により判定する。各評価規準は講義
で示す。なお、学修に主体的に取り組む態度(行動観察にて判定)に応じて加点する。
(齋藤担当部分)
原則毎回実施の提出課題の提出状況とその内容(50%)、道徳教育の指導案、小論文(50%)などをもとに総合的に評価する(100%)。
| 1 | 【授業時間外に必要な学習時間:72時間】 予習(120分)講義で提示する課題の解決策について、討論したり自らの考えを記載したりできるように、次時の内容に関して考えをまとめておく。教材研究をし単元指導計画等を作成したり、発表活動等の準備をしたりする。 復習(120分)前時までの授業内容を振り返り、理解した上で次の授業に臨む。 |
| 2 | 教育に携わる者としての自覚をもち、主体的に学修に取り組むこと。 |
| 3 | 〔実務経験の授業への活用方法〕 加藤裕之:公立小学校の管理職並びに公立中学校の理科教員として教育課程の編成や授業を実践した経験、教育委員会の職員として中学校の総合的な学習の時間の在り方について研究した経験に基づき、指導計画の作成や指導と評価の考え方等について実際的に講義する。 齋藤 孝:この授業は、授業者の教育行政や中学校の勤務経験に基づき、道徳教育の意義や道徳教育の現状などについて概説する。 |
| 4 | 〔卒業・学位授与の方針と当該授業科目の関連〕 〇(1) 人間の尊厳・権利への深い理解と高い倫理観に基づく行動力 〇(2) 豊かな人間性と幅広い教養を基盤として、自己理解と対象との相互理解に基づく援助的人間関係を築く力 (3) 看護学とその関連分野の知識を基盤として、多様な対象に科学的根拠に基づく看護を提供できる実践力 (4) 多様な保健医療福祉の場において、多職種との連携の中で看護専門職としての機能を発揮できる能力 〇(5) 必要な情報や研究成果を看護実践に活用し、課題解決に導くための基礎的能力 〇(6) 変化する社会や医療の動向を踏まえ、生涯にわたって研鑽し続けられる姿勢 ◎は特に関連するもの、○は関連するもの |
| 種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
|---|---|---|---|
| 教科書 | |||
| 参考書 | 中学校学習指導要領 (平成29年告示)解説・特別活動編 (平成29年7月) |
文部科学省 | 文部科学省のWebサイトに PDFファイルが公開されている。 |
| 参考書 | 高等学校学習指導要領 (平成30年告示)解説・特別活動編 (平成30年7月) |
文部科学省 | 文部科学省のWebサイトに PDFファイルが公開されている。 |
| 参考書 | 中学校学習指導要領 (平成29年告示)解説・総合的な学習の時間編(平成29年7月) |
文部科学省 | 文部科学省のWebサイトに PDFファイルが公開されている。 |
| 参考書 | 高等学校学習指導要領 (平成30年告示)解説・総合的な探究の時間編(平成30年7月) |
文部科学省 | 文部科学省のWebサイトに PDFファイルが公開されている。 |
| 参考書 | 「指導と評価の一体化」のための学習評価に関する参考資料・中学校編特別活動(令和2年3月) | 国立教育政策研究所 | 国立教育政策研究所のWebサイトにPDFファイルが公開されている。 |
| 参考書 | 「指導と評価の一体化」のための学習評価に関する参考資料・高等学校編特別活動(令和3年8月) | 国立教育政策研究所 | 国立教育政策研究所のWebサイトにPDFファイルが公開されている。 |
| 参考書 | 「指導と評価の一体化」のための学習評価に関する参考資料・中学校編総合的な学習の時間(令和2年7月) | 国立教育政策研究所 | 国立教育政策研究所のWebサイトにPDFファイルが公開されている。 |
| 参考書 | 「指導と評価の一体化」のための学習評価に関する参考資料・高等学校編総合的な探究の時間(令和3年8月) | 国立教育政策研究所 | 国立教育政策研究所のWebサイトにPDFファイルが公開されている。 |
| 参考書 | 『中学校学習指導要領(平成29年告示)解説 特別の教科 道徳編』(2018年) | 文部科学省 | 東洋館出版社 なおデータとして文部科学省HPで全文公開されている。 https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/new-cs/1387016.htm |
| 参考書 | 『中学校学習指導要領(平成29年告示)総則編』(2018年) | 文部科学省 | 東山書房 なおデータとして文部科学省HPで全文公開されている。 https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/new-cs/1387016.htm |