
| 英 文 名 | : | Gerontological Nursing (Seminar I) |
|---|---|---|
| 科 目 概 要 | : | 修士 看護学研究コース後期、選択科目、演習、2単位 修士 高度実践看護学コース後期、必修科目、演習、2単位 |
| 担 当 者 | : | (◎は科目責任者) ◎杉本 知子※、 綿貫 恵美子※、 シェザード樽塚 まち子※、 大石 智※(兼担)、 川端 心(非常勤)、 桑原 良子(非常勤)、 松本 佐知子(非常勤)、 蛯名 由加里※(兼任)、 久保 沙紀(非常勤)、 井村 幸介、 松原 康美、 髙橋 恵(非常勤) |
| 講 義 室 | : | 老年看護学研究室、対面授業、遠隔授業(ライブ型) |
| そ の 他 | : | 老年看護学分野 |
講義やフィールドワークをとおして、認知機能や認知症の症状に関するアセスメント能力を強化し、認知症高齢者の立場からケアを考え、質の高いケア提供を可能にするための実践力を身につける。さらに、高齢者ケアの質改善に向けた教育的介入に関する企画書を立案し、老人看護専門看護師としての役割を果たすために求められる能力を養う。
以下について学ぶ。
・認知症高齢者の体験世界と認知症ケアの理念
・認知症の診断・治療・予防的介入・症状への対応
・認知症高齢者に対する包括的アセスメントとケアプランの立案
・認知症ケアの質改善に向けた教育・研修の企画案の立案
・授業は講義、プレゼンテーション・討議、フィールドワークにより行う。
・第26回の授業は、学生が立案した教育・研修の企画書について発表・討議する。
・第27回の授業は、フィールドワーク時に作成した記録に基づき学習成果の報告・討議を行う。
・第30回の授業は、複雑な健康問題を抱える高齢者の事例についての臨床判断を行い、その内容を発表する。
・作成したレポート、プレゼンテーションの内容、授業に対する質問・意見については、個別にフィードバックを行う。
| 回 | 項目 | 内容 | 担当者 | 日時 | 講義室 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | パーソン・センタード・ケアと認知症高齢者 | 授業のガイダンス(目的、すすめ方、課題など) パーソン・センタード・ケアの理念とその実践 |
杉本 知子 |
10/1(木)① | 老年看護学研究室 |
| 2~3 |
認知機能のメカニズム | 記憶の種類と構造 | 井村 幸介 |
10/1(木)③④ | 老年看護学研究室 |
| 4 | 薬物療法を受ける認知症高齢者への看護 | 認知症高齢者による薬剤の自己管理の特徴 薬物コンコーダンス 治療の継続に向けた取り組みの実際 |
桑原 良子 |
10/8(木)③ | 老年看護学研究室 |
| 5 |
認知症高齢者とのコミュニケーションのための技法の理解 | バリデーション、ユマニチュード | 杉本 知子 |
10/8(木)④ | 老年看護学研究室 |
| 6~7 | 在宅療養を営む認知症高齢者とその家族への看護 | 訪問看護師による活動の実際(高齢者が住み慣れた地域で暮らし続けるための看護を中心に) 在宅医療をうける認知症高齢者と家族の特徴と看護 |
久保 沙紀 |
10/15(木)①② | 老年看護学研究室 |
| 8~9 | 認知症の診断・治療 | 認知症の検査と診断 認知症の中核症状および行動・心理症状の治療 |
大石 智 |
10/15(木)③④ | 老年看護学研究室 |
| 10 | 医療施設における認知症看護 | 治療環境が高齢者に及ぼす影響 認知症ケアチームにおける老人看護専門看護師の役割 |
蛯名 由加里 |
10/15(木)⑤ | 老年看護学研究室 |
| 11 |
認知症高齢者の症状アセスメントとケア | 認知機能障害のアセスメント 行動・心理症状のアセスメントとケア |
杉本 知子 |
10/22(木)② | 老年看護学研究室 |
| 12 | 認知症高齢者の日常生活のアセスメントとケア①:転倒予防 | 認知症ケアの場で多く見られる事故・トラブルの予防に向けたケア(生活環境の調整と転倒予防を中心に) | 杉本 知子 |
10/29(木)② | 老年看護学研究室 |
| 13~14 | 認知症高齢者の日常生活のアセスメントとケア②:スキンテア | 皮膚のアセスメントとスキンテアの予防・ケア | 松原 康美 |
10/29(木)④⑤ | 遠隔授業(ライブ型) |
| 15 | 認知症高齢者の日常生活のアセスメントとケア③:活動と休息 | 生活リズムのアセスメントと、その調整に向けたケア | 杉本 知子 |
11/5(木)① | 老年看護学研究室 |
| 16 | 認知症高齢者への医療的ケア | 介護保険施設における認知症高齢者への医療的ケアの実際 | 川端 心 |
11/10(火)④ | 老年看護学研究室 |
| 17~19 |
介護施設におけるフィールドワーク①:1日目 | 認知症高齢者の体験世界の理解と認知症高齢者を取り巻く生活環境の調整①(実施予定施設:介護老人保健施設ロータスケアセンター) フィールドワークを行う目的は、以下の3点である。 1.認知症高齢者との関わりをとおして、認知症高齢者の体験世界を理解する。 2.認知症高齢者のもてる力を高める(低下させない)ための介入について理解する。 3.認知症高齢者への対応場面の振り返りを行うことにより、情報の解釈・反応に関する自分の傾向を把握する。 フィールドワーク中に取り組む項目は、以下のとおりである。 1.認知症高齢者1名とかかわり、その認知症高齢者に関する「包括的なアセスメントと個別的なケアプランの立案」を行う。アセスメントとケアプランの立案は、NANDAの13領域の枠組み(指定された様式)を使用して行う(ケアプランの立案は1項目のみでよい)。 2.上記1.の対象とした認知症高齢者との関わりの場面を指定された様式に記載し、「情報の解釈・反応」に関する自分の傾向を捉える。 (詳細は、要項を確認すること) |
川端 心 杉本 知子 |
11/24(火)②③④ | 対面授業 |
| 20~22 | 介護施設におけるフィールドワーク②:2日目 | 認知症高齢者の体験世界の理解と認知症高齢者を取り巻く生活環境の調整②(実施予定施設:介護老人保健施設ロータスケアセンター) | 川端 心 杉本 知子 |
11/25(水)②③④ | 対面授業 |
| 23~24 | 教育・研修に関する企画書の発表 | 高齢者ケアの質改善に向けた教育・研修の企画書を作成・発表する(発表内容の討議も行う)。企画書には、教育の目的、対象者、方法、および評価方法を記載する。(1限は準備、2限は発表) | 杉本 知子 綿貫 恵美子 シェザード樽塚 まち子 |
12/17(木)①② | 老年看護学研究室 |
| 25~26 | 介護施設におけるフィールドワーク③ | フィールドワーク時に記載した所定の様式を資料とし、学習成果を報告する(発表後には討議も行う)。 詳細はフィールドワーク要項を確認すること。(2限は準備、3限は発表) |
杉本 知子 綿貫 恵美子 シェザード樽塚 まち子 川端 心 |
12/23(水)②③ | 老年看護学研究室 |
| 27~28 | 認知症高齢者へのエンドオブライフケア | 認知症高齢者のエンドオブライフケアで起こりやすい課題と質向上のための取り組み | 松本 佐知子 |
1/6(水)③④ | 遠隔授業(ライブ型) |
| 29~30 | 認知症高齢者に対する意思決定支援 | 高齢者や高齢者家族との意思決定支援のコミュニケーション | 髙橋 恵 |
3/11(水)③④ | 老年看護学研究室 |
1.認知症高齢者の体験世界と認知症ケアの理念について理解できる。
2.認知症の診断・治療・予防的介入・症状への対応について説明できる。
3.認知症高齢者に対する包括的アセスメントとケアプランの立案ができる。
4.認知症高齢者とその家族が抱える課題・ニーズを解決するための方略について、最新の知識に基づいて検討し、発表できる。
5.高齢者ケアの質改善に向けた教育・研修の企画案を立案できる。
履修態度(30%):自分の意見を積極的に述べることができている。
フィールドワークの記録(20%):フィールドワークでの取り組みがわかりやすく記述されている。
プレゼンテーション・討議(30%):発表内容と質疑応答が明快である。
課題レポート(20%):認知症高齢者の立場からケアを考えることの意義や重要性について、フィールドワークで得た学びを踏まえ、明快に記述できている。
| 1 | 授業は講義のみでなく、フィールドワーク、プレゼンテーション・討議により行うため、事前に提示した課題・資料について自己学習をして授業に臨む(90分/回)。なお、フィールドワークの内容や方法については、別途資料を提示する。 |
| 2 | 授業終了後は授業資料を読み直すと共に、授業テーマに関連する文献を各自で読み、理解を深めるようにする(90分/回)。 |
| 3 | 〔学位授与の方針と当該授業科目の関連〕 《修士課程(看護学研究コース)》 ◎(1)看護学研究者として専門分野および周辺領域の知識・技術を持ち、実現可能で専門分野あるいは社会において意義のある研究課題を設定する能力 (2) 研究課題に適した研究デザインと研究方法を選択し、計画的かつ倫理的に実施する能力 (3) 研究結果を考察し、論文を執筆する能力 ◎(4) 専門分野における研究の成果を看護実践の質向上に活用する能力 〇(5) 看護学を教育するための基本的能力と技能 《修士課程(高度実践看護学コース 専門看護師プログラム)》 ◎(1) 専門分野における卓越した看護実践能力 ◎(2) 専門職者としての倫理的課題の解決能力、多職種と連携するための調整能力、コンサルテーション能力 (3) 専門分野の看護実践の中で、研究的手法を用いて課題解決する能力 〇(4) 専門分野における看護実践の質を向上させるための教育的役割を果たす能力 ◎は特に関連するもの、○は関連するもの |
| 種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
|---|---|---|---|
| 教科書 | Evidence-based geriatric nursing protocols for best practice sixth edition | M.Boltz, E.A.Capezuti, D.Zwicker, et al. | Springer |
| 教科書 | 初回の授業および授業内容に応じて、資料の配布・文献の紹介を行う。 | ||
| 参考書 | 認知症ハンドブック | 中島健二他 編 | 医学書院 |
| 参考書 | 認知症ケアガイドブック | 日本看護協会編集 | 照林社 |
| 参考書 | 認知症puls 意思表明支援:日常生活の心地よさを引き出す対話事例 | 長江弘子監修 | 日本看護協会出版会 |
| 参考書 | 認知症puls 院内対応と研修:ケアのポイントを短時間で効果的に学ぶプログラム | 小川朝生 | 日本看護協会出版会 |
| 参考書 | 認知症のパーソンセンタードケア | トム・キットウッド著 /高橋誠一訳 | 筒井書房 |
| 参考書 | 認知症の介護のために知っておきたい大切なこと : パーソンセンタードケア入門 | トム・キットウッド他著/寺田真理子訳 | 筒井書房 |
| 参考書 | 実践パーソン・センタード・ケア | 水野裕 | ワールドプランニング |
| 参考書 | バリデーション―認知症の人との超コミュニケーション法 | ナオミ・フェイル著/藤沢嘉勝他訳 | 筒井書房 |
| 参考書 | ユマニチュード入門 | ロゼットマレスコッテイ他著/本田美和子訳 | 医学書院 |
| 参考書 | Evidence Based で考える認知症リハビリテーション | 田中隆行他著 | 医学書院 |
| 参考書 | 認知症ケアの倫理 | 箕岡真子 | ワールドプランニング |
| 参考書 | 認知症ハンドブック[第2版] | 中島健二他編集 | 医学書院 |
| 参考書 | 認知症ステージアプローチ入門:早期診断、BPSDの対応から緩和ケアまで | 平原佐斗司 | 中央法規 |
| 参考書 | PEAPにもとづく認知症ケアのための施設環境づくり実践マニュアル | 児玉桂子他編集 | 中央法規 |
| 参考書 | 「よくする介護」を実践するためのICFの理解と活用: 目標指向的介護に立って | 大川弥生 | 中央法規 |
| 参考書 | 介護保険サービスとリハビリテーション ICFに立った自立支援の理念と技法 | 大川弥生 | 中央法規 |
| 参考書 | カンフォータブル・ケアで変わる認知症看護 | 南敦司 | 精神看護出版 |